オリンピック・カタルシス

昨夜、ピョンチャン・オリンピックの女子パシュートで、日本チームが金メダル。

もちろんこのブログで伝えるようなことでもない、周知の情報だけれど、やっぱり記事にしておきたい。

カナダとの準決勝では、レース終盤でスピードを落として決勝にそなえる余裕。

そしてオランダとの決勝。
オランダは、全メンバーがメダリスト。
体格にすぐれ、個々の力が高いチームだと思う。

スタートこそ日本リードだったが、中盤でリードを許す展開に。
中継画面上に表示されるラップタイムでは、最大0.47秒の差をつけられた。

しかし、そこからの終盤のねばりは凄い、
そして観戦者の眼には、オランダ選手の顔に疲労と苦痛の色が見えるのに対し、日本チームにはぐいぐいと進む表情だけがうかがえた。

終わってみれば、1.38秒の差をつけて、完勝。

大会前から、今シーズンの日本チームは、世界記録を3度更新し、絶対的な強さ。オリンピックでも金メダルに最も近いという前評判だった。

選手個々の力では、オランダの方があるのかもしれない。
しかし、ワンラインの滑り、リーダー交替の方法で、チームとしての力では優ったということだそうだ。
精神的なものとか、単純な足し算とかではない。
メンバーの掛け算、チームとしての技術。

500mの小平奈緒選手も順当勝ちというところだったが、終わるまではハラハラドキドキ。
パシュートでも同じ思いをさせられた。

そして見ている方も、1足ごとに力が入るところも同じ。それも6本の足である。

中盤でリードを許し、悲壮感を与えたうえでの逆転勝ち。
できすぎのストーリー。
オリンピックのカタルシス。
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順当勝ち、でも終わるまではハラハラドキドキ

連日の日本選手の金メダルのニュース。
昨日、ピョンチャン・オリンピックのスピードスケート 女子500mで、小平奈緒選手が1位になった。

記事にするのも恥ずかしい周知のニュースだけれど、記録のために記事にしておくことにした。

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このオリンピックで、全競技種目中、最も金メダルの可能性が高いという前評判の中、見事なレースでレコード勝ち(オリンピック・レコード)。
タイトルは「順当勝ち、でも終わるまでは」としたけれど、むしろ、「だからこそ終わるまでは」というほうが正しいかもしれない。

前日の羽生選手の金メダルで、同じ日本選手として、少しは重圧が軽減されたかもしれない。


500mは、昔、イン・スタート、アウト・スタートでの有利不利があるということで、イン、アウトそれぞれの2回の合計タイムで競っていたが、今回は、昔に戻って、一発勝負。
テレビ解説では、技術の向上で、むしろアウト有利という話があったので、イン・スタートの小平選手はどうだろうと思ったけれど、結果はご覧のとおり。

アウト有利だというのなら、やっぱり2回滑ってもよさそうに思う。もっと言えば、4回ぐらい滑っても良いんじゃないか。あまりにも緊張が強い種目だから。
けど、小平選手が勝ったから、1回で十分。(負けてたら、もう1回やらせてくれ、だけど。)


それにしても、スピードスケートのレースを見ると、とにかく力が入る。
足を後ろではなく、横に蹴って、グイッ、グイッと進む姿がなんとも言えない。
見ているほうも、それに合せて体を右、左に。

はじける気持ちは、当人はもちろん、観戦者もである。

来た、見せた、勝った

ピョンチャン・オリンピック、フィギュア男子で羽生選手がソチに続いて連覇。

足の怪我で出場が危ぶまれたが、ピョンチャンに来た
今できることをやりきって、見(魅)せた
そして、勝った

いつも通りの、素早く腕を引き付け、全身を錐にした、美しいジャンプを見せてくれた。
怪我の影響か、ジャンプの回数や難度を落としたようだが、ショートプログラムの貯金がきいて、トータルで1位。

FabPlayer_[20180217-181232-202] 応援者が心配したのは、怪我の後、全く姿を見せず、何の情報もなかったこと。順調に回復している旨の報道もあったけれど、それを裏付けるような映像などはなく、本当に回復しているのか、多くの人が不安を持っていただろう。
個人戦に先立つ団体戦でも、羽生選手は出場を回避し、やはり関係者には不安があるのだろうかと、これも多くの人が感じたのではないだろうか。

ようやく、それなりの演技ができるかもしれないと思ったのは、現地での練習で4回転も跳んだという映像・ニュースを目にしてからだろう。それでも、なかなか本調子というわけではないだろうとも。

フィギュアの得点は、技術点(要素点)と、構成点(program components score)からなり、構成点には、スケート技術、要素のつなぎ、動作/身のこなし、振り付け/構成、曲の解釈という評価項目があるそうだ。よくはわからないが、羽生選手の演技には、ぎごちなさは感じられず、楽曲にぴったり合った気持よさがある。

昔、オリンピックのメダリストで、バレエとフィギュアスケートの二刀流の人がいたが、この人の演技と比べると、当時の日本人は、音楽に乘って演じるというより、音楽に合わせるのに必死という感じがしていた。それが、このところ海外の選手よりも、日本選手、といっても羽生や宇野といったトップだけれど、楽曲のつかみかた、それへの演技の合わせ方(というより乗り方)のほうが優れていると思うぐらいになった。

FabPlayer_[20180217-181344-394]-crop テレビ中継では、技術点はほぼリアルタイムで表示され、その時点でトップの選手の技術点と比較できるわけだが、羽生選手の場合、技術点が同じなら、大きなミスで演技の流れがよほど乱れない限り、構成点との合計では負けることはないと思う。だから、後半、ジャンプに乱れはあったものの、演技終了時点で、1位になるだろうと思った。

ところで、ソチで金メダルをとったとき、羽生選手は、次のオリンピックで競技からは引退するというようなことを言っていたと思う。
しかし、今回、シーズン当初に用意していたプログラムはきちんとできたわけではない。
全種類の4回転をとりいれた、最高の演技に挑戦してもらいたい。オリンピックだけが舞台ではない。
それまでは引退はしないでほしい。

さて、次は異次元・異世界の二人、
エフゲニア・アルマノヴナ・メドベージェワと
アリーナ・イルナゾヴナ・ザギトワの女子に注目。


■YouTubeで配信されている主なビデオ

採点競技はただ楽しめば良いかも

ピョンチャン・オリンピック、ようやく日本選手のメダル獲得が伝えられているが、今日はそれらではなくて、メダルにとどかなかったフィギュア団体戦のこと。
この競技、日本は決勝には進んだけれど、順位は決勝進出5チーム中の5位でおわった。

そのなかで、宮原知子のショートプログラムの得点が低いということが話題になっている。
私も、見終わったときにはかなりの高得点を期待した、それほど印象的な演技だと思った。
しかし、結果は、女子ショートプログラムのなかでは4番目の得点で終わった。

テレビ解説では、最初のコンビネーション・ジャンプが、2つのジャンプとも回転不足と判定されて、基礎点が低くなったと言っていた。

フィギュアスケートのルールには詳しくないから、なんとも言えないのだけれど、スロービデオを見ると、たしかに問題のジャンプは、回りきっていない状態でつま先から着氷し、そこからつま先を中心にして完全な回転角になるまでフォローしているように見える。完全に回転した状態で着氷しなければならないということのようだ。

他の選手のジャンプがどうなのかはチェックしていないから、宮原選手にだけ厳しかったのかどうかはわからない。
しかし、そもそも採点競技というのは、どうしても不満が出やすい。
ボクシングでもホームタウン・デシジョンという言葉があるぐらいで、村田諒太選手の最初のタイトルマッチでの疑惑の判定も記憶に新しい。

ただ、フィギュアスケートとボクシングでは楽しみ方は違うとも思う。
フィギュアスケートでは、得点云々ではなくて、演技自体をそのまま楽しめれば儲けものだ。

そう思わないとフラストレーションがたまってしまう。

そして、そういうものだと思えば、宮原選手の演技は随分と立派で、素晴らしいものに見える。

それにしても、ロシアの2人の演技は、別世界のものということに多くの人は異存がないと思う。
メドベージェワの演技は、フィギュアスケートの最高のものだと思うし、ザギトワのそれは、喩えでもなんでもなく、氷上のバレエと言える性質のものだと思う。

そう思うと、NHKがザギトワの演技中に、定時放送のために、フル解像度からサブチャンネルへ切り替え、画面が途切れ、そして粗い画面で見さされたことは腹立たしい。
せめて定時放送の方をサブチャンネルにするようにするわけにはゆかないのだろうか。

NHKは自身のホームページでも、YouTubeでもビデオを流しているから、ちょっとは救いがあるけれど。

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■YouTubeで流れているビデオ


誰に合わせたスケジュール?

pyeongchang_normal-hill.png ピョンチャン・オリンピック、昨夜、スキージャンプのノーマルヒル決勝が行われた。
結果は、ドイツのベリンガーという選手の優勝、日本勢は小林陵侑の7位(入賞)が最高。

日本勢のメダルも期待されていたようだが、テレビで見ている限り、ドイツ、ノルウェー、ポーランドなど、強い選手はいくらでもいるようで、メダル期待は、ちょっと身びいきの観がある。

それにしても、この競技、天候が結果に大きく影響する。
日本選手団でもっとも前評判の高かった小林潤志郎選手は、2回目に進めなかった(1回目31位。30位までが2回目へ進める)わけだが、小林選手と、その直前に飛んだ選手の2人は、まるで斜面に吸い付けられるように失速した。技術以上に運・不運がものをいうのかもしれない。

風の方向・強さで、Wind pointという制度があったり、スタート点を途中で変えたら、compensationが付いたりと、競技としての不公平を避ける工夫はされているけれど、やや技巧的に思う。笠谷が札幌で優勝したとき、そして90m級で失速したとき、そんなルールはなかったと思う。

以前、ジャンプ場全体を覆って、屋内ジャンプ場を作るという話を聞いたことがあるけれど、技術的、経済的な難しさだけでなく、それを選手、観客が受け入れられるかも問題だろう。


それにしても、頻繁に風の影響でスタートを止められる状況だったとはいえ、競技が終わったのは日付が変わってから。
競技の時間設定には、某大国のメディアの影響が大きいという話を聞いたことがあるが、こんな深夜に競技を行うのは、どうなんだろう。選手も観客も、この後、どこで休むのだろう。
韓国大統領も「アスリート・ファースト」って言ってたような気がするけれど。

ピョンチャン・オリンピック開幕

pyongchang0180208fl04_p.jpg ピョンチャン・オリンピックが開幕する。

開会式は、今日の夜20:00から行われるから、どの報道でも「本日開幕」扱いだけれど、競技は既に昨日から始まっているらしい。

昨日は午前中から、カーリングのミックスダブルスという種目が行われていた。夜にはスキージャンプの男子ノーマルヒル予選が行われた。


46年前、札幌のときは、私はちょうど大学入試のときで、テレビを見るどころではなかったはずなのだけれど、なぜか日の丸飛行隊表彰台独占も、当時はまだ氷に図形を描くコンパルソリーがあったフィギュアスケートも、やたらオランダが強かったスピードスケートもしっかり憶えている。

日本では長野でもオリンピックが開かれた。このおかげで、雪質が評価されて、世界的なスキー観光地になったというが、ピョンチャンはどうだろう。

PK2018020702100186_size0.jpg ピョンチャンはとても寒いという。
オリンピック選手村の入村式では、日本選手団は、選手は一人も出ず、役員だけが参加したそうだ。なんでも、選手の体調管理を優先したからだという。なんだか、考え過ぎというか、過保護のような気がする。
世話をしてくれる村の人たちは、選手が来なくて寂しい思いをしたかもしれない。

自由参加だと言ったら、それなりの人数の選手が参加しただろうから、選手団として欠席することを決めたのかもしれない。


開会式はさすがに選手なしでの入場行進はできないだろう。
もちろん事の軽重ということがあるから、入村式と開会式を同列に扱うことはできないと思うけれど、時間的には入村式のほうが短かそうだし、なによりすぐそこに宿舎もあるわけだから、そんなに負担になるものだろうか。
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5年前、やはり2月に韓国に行ったことがある。
ソウルとその近辺しか行っていないけれど、たしかに寒かったと思う。人通りのないところは一面雪が深々と積もっていた。ところが、現地の人は、久しぶりに暖かいという。-10℃が普通のところ、せいぜい-5℃程度で、異例に暖かいのだと。
ソウルの寒さは旅行に行く前にさんざん脅かされていたので、防寒には万全を期していた。耳を覆える帽子も必需品だと聞いたので、その旅のために買った覚えがある。

オリンピック選手団なんかは特別の装備があるはずだから、-10℃なんてどうってことはないようにも思う。冬のオリンピックといえば、北京はもっと寒いかもしれないし。

それより2020年の東京の夏の暑さのほうが心配だ。


葛西紀明【写真:Getty Images】
以前、カルガリーのオリンピックでは、内陸部で日較差が大きい上に、日によって天候が大きく変わっていて、スキーのジャンプ台に雪がなくなったり、見物客が半袖Tシャツ1枚だったり、不思議なシーンがあったことも記憶する。

この記事は、スキージャンプ男子ノーマルヒルの予選を見ながら書いている。
日本からは4選手が出場、4人とも決勝へ進んだ。
長い会期のはじまりだ。


定例の病院付き添い

昨日は、3ヶ月毎の家人の経過観察の日。

数年間はこのペースで診察を受ける予定。
今までの経過観察中に、再発(即処置)が一回あった。当初は、2年に1回ぐらいは再発するのかもしれない。これがだんだん間遠くなって、経過観察も半年後、1年後とかになればありがたい。

この日の検査は、午前中と午後に分かれている。
午前の検査は、エコーと、検体の提出。

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11:40受付で、順調に12:10に終了。

午後の検査は13:30開始ということなので、しばらく時間がある。
それに被検者は、午前の検査終了まで絶食だったので、この間に食事をとることにした。

病院内には、簡単な食事のできるカフェと、コンビニがあるけれど、ずっと病院内に居るのも気鬱なので、外で食べることにした。

病院の向かいにある喫茶室。
店内の様子と、食べたもの(ホットサンドセット)の写真を掲載。

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午後は、いつもと同様の検査。
13:30の予約だけれど、はじまったのは14:40。
前に受診した人の様子をうかがっていると、手術の打ち合わせをしている人、さらなる検査の相談をしている人など、重篤そうな患者が多いようだった。そのせいだろうか、それぞれ診察時間が長かったのかもしれない。

普通は、2年経てば、経過観察は3ヵ月ごとから、半年ごとに間隔があくのだけれど、前々回の検査のときに再発が認められたので、これでリセットがかかり、引き続き3ヵ月ごとの経過観察である。

さて、検査の結果は、特別な所見はなし。
一病息災ということで納得しておこう。
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久しぶりに風邪

rokujiro-mask.png 久しぶりに風邪をひいた。
症状はたいしたものではなく、熱はなく、鼻水が出るのと、少し咳がある程度。気にすれば頭も少しぼーっとしているような(いつもやんけ)。

症状が出始めたのは、金曜日。出勤時から、少し鼻水が出るなぁと気付いたのが最初。
土、日はほぼ前述のとおりの状態が続き、月曜日は回復したので通常どおり出勤。一応、周囲への気遣いでマスク着用。

今年のインフルエンザは熱の出ないものも多いらしい。もしそうだったら、今日ぐらいまでは休むべきだったかもしれない。


風邪薬は服用しなかったけれど、鼻水や鼻のむずがゆさが不快だったので、花粉症用の薬(抗ヒスタミン剤=フェキソフェナジン)を飲んで誤魔化した。
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どこでうつったかというと、実は、思い当たることがある。
ちょうど一週間前、地元の住民健診に行ったときだろう。というのは、一緒に行った家人も、私と同じ時期に、同様の症状が出たから。
寒い季節であることから、検診受診前から、生活習慣病の検査にいって、急性疾患に罹るのでは、などと冗談めかして言っていたのだけれど、どうやら本当にそうなったみたいだ。

以前、あるラジオ番組と縁があって、そのパーソナリティを務める落語家さんと話をしたことがある。
そのとき、その方が風邪をひいていて、
「今日は、ちょっといつもの声が出ませんねん。私らみたいな芸人は、風邪ひいたら商売できまへんさかい、こんなんあかんのですわ。」と仰っていた。

返して、「大変ですなぁ。私ら勤め人は、風邪は土日にひくことにしてますねん。」

住民健康診査

今日は、仕事を一日休んで、居住市が実施する住民健康診査を受診。
生活習慣病の早期発見を目的とする3つの検査。
胃のレントゲン検査、大腸の潜血検査。肺の喀痰細胞診は3日分になるのでパス。



職場の健康診断は、労働安全衛生法で義務付けられているもので、検査項目に生活習慣病は含まれていない。
前の職場では、生活習慣病の検査も実施されていて、これを受けないと受診勧奨が来たりもしたのだが、今の職場では、希望で受けれらるようになってはいるようだが、周囲の人に聞いてもはっきりとした情報がなく、受診勧奨などもされていないらしい。
そうした経緯があったので、前職退職後は、地域の住民健診を受けてきた。

今の職場では、正規職員には、手厚い受診補助があるため、人間ドックを受ける人が多いようだ。


去年は、その前年の検査で要精検になったので、集団検診はパスして、近所の内科を受診し、そしてピロリの除菌も受けた。
だから、胃の検査は、レントゲンじゃなくて、内視鏡のほうが良いのだろう。

近所の内科医も、ピロリ除菌後の胃の荒れ具合を、直接観察したほうが良いと言っていた。

しかし、家人が勝手にというか、一言ことわってはいるものの強制的に、受診申込を市役所に提出してしまったので、言われるがまま、なされるがままなのである。

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胃のレントゲンがメイン・イベントで、他は検体を出すだけだから、そんなに面倒というわけではないけれど、便秘気味の私は、便潜血検査の検体2本を用意するのが気ふさぎである。

オカルト血の検査は、提出3日前以内の新鮮な検体が2ついる。前の職場で受けていた検査では、1日分だけでもかまいませんとなっていたのだが、地元の検査では1日分では受け付けないということになっている。

というわけで、月曜日の夜、あぶら汗をたらして頑張ってなんとか1本。そして昨日、もう1本となんとか検体を用意して、今日に臨んでいる。これで安心して、ようやくゆっくりと排便できそうだ。それに、今日はバリウムを飲むから下剤も処方される。

検診事業者は、どこでもそうだろうが、市役所が入札で選定していると思われ、そのため、年によって事業者が変わる。
しかし、個人の健康というのは、経年変化を診ることが大事で、そうなら、理想的には同じ医師が見る、それは無理としても前回までの検査結果も見ながら判定する、それが良いと思うのだけれど、そもそも集団健診というのは、個人を見るのではない、そうした健康管理は、かかりつけ医にやってもらいなさいということなのかもしれない。

前にも書いた覚えがあるが、私は検診業者が変わると、潰瘍の瘢痕があるから、必ずといっていいほど精密検査にひっかかる。以前、継続的に受けていた検診施設では、変わりありませんで済んでたのだけれど。
さて、今回はどうだろう。


それにしても、外の検診バスまで歩かなければならないのに、寒さ厳しいこの時期にスケジュールを組まなくても良さそうなものだ。役所は、年度末になると、あちこち工事をしたり、修繕したりすると、昔から言われているわけだけど。

橋本マナミのフル・ディープ・ヌード

FabPlayer_[20171105-225105-778]-crop NHKがやってくれました。
橋本マナミのフル・ヌードを独占放送。

NHKも大したものだが、何より、それに応じた橋本マナミさんの決断に拍手。
そして、情け容赦のないカメラに全身を曝し、見事な画像を見せてくれた。

なんといっても橋本マナミといえば、珍之助さまも認めるセックス・シンボルである。
放送内容が事前にもっと丁寧かつ頻回にPRされていたなら、視聴率は格段に上がったに違いない(たぶん)。

私も橋本マナミさんのヌードが放送されるとは全く知らなかった。


その衝撃の画像をアップするが、ショックを受けてはいけないので、見たい人だけボタンをクリックしてください。




日本シリーズ、決着

2017-11-05_001002.jpg 昨日、プロ野球日本シリーズの優勝チームが決まった。

ソフトバンク3勝のあとDeNAが2連勝、昨夜の第6戦で、ソフトバンクがサヨナラ勝ちという結果。
DeNAはセリーグ3位からCSを勝ち上がっての日本シリーズ出場、そして3連敗のスタートだったから、もし4連勝逆転優勝したら、これはもう当分の間破られない「下剋上」になるところだった。

私はどちらのチームのファンでもない(というか、近鉄がなくなってからどこのファンでもない)けれど、日本シリーズではパリーグのチームに肩入れすることにしている(応援とまでは言いにくい)。
前にも書いた覚えがあるが、パリーグは観客動員が少なく、ずっと冷や飯食いのような状態だったから、ちゃんと応援しないとと思っていた。
そして、今やパリーグは各球団が努力を重ねて、観客も増えた。以前は、年間予約席の分を入れても観客1000人未満ということもあるほどだったのが、随分と盛況になっている。

ということでソフトバンク、優勝おめでとう。

それにしても、サヨナラのホームイン、明らかにタイミングはアウト。バックホームがそれていなければ、3アウトチェンジのところだった。
いや、その前に、松田の内野ゴロで三塁封殺のあとの一塁への送球が高くなければダブルプレーで3アウトチェンジだったに違いない。
そもそも、9回裏、内川の同点ホームランがなければ・・・・・・

思い立って深夜にこの記事を書いているが、試合終了から1時間もたたないうちに、優勝シーンのビデオがネットに大量にアップされていた。上の写真はそれのスクリーンショット。
みんなようやるなぁ。著作権はどうなってんだろう。

Ploom TECH真正バッテリー

P_20171103_105450_vHDR_Auto.jpg ようやくPloom TECHの真正バッテリーが手に入った。
オンライン販売しかなかったが、それも品薄で中止されていて、ようやく今年6月から抽選販売となった。
ひたすら抽選に応募し、落選を続け、残念賞的な優先販売が始まったが、これも後回しとなっていた。

そして、ようやく11月1日から購入受付が開始され、直ちに購入手続きをとった。

11月から、他の多くの通販サイトもそうだが、送料が改定された。その新料金適用である。


正直なところ、別に真正品を買わなくても、パチモンで間に合っていた。
最初に買ったパチモンは安かった(1000円)が、しばらく使って充電に不安を感じたのでもう一本、2000円のものを買った。最初のものには吸引回数カウント機能は付いておらず、次に買ったのは真正品と同様、その機能が付いている。

Ploom TECHのカートリッジ(アトマイザー)は1本でたばこカプセル5個の吸引ができるリキッド(加熱してガスになる)が保持されていて、これがセットで販売されている。
しかし、喫い方によるとカートリッジのリキッドを使い尽くしたときにカプセルが余るということが起こる。ネットにはその趣旨の記事が散見され、中には、他の電子たばこ用に販売されているリキッドをPloom TECHのカートリッジへ充填する方法などの記事もある。
今のところ、Ploom TECHをそんなに喫うこともないので、そこまで面倒なことはしていない。

カプセルの交換時期は、慣れれば味の変化でわかるようになる(わからないなら一体何を吸っているのだろうということだ)。ではあるけれど、カウント機能が付いていると、思い切りよくカプセルを交換できる。

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Ploom tech
PCで充電中
USB端子の付き方って上下が逆になってるものもあるように思うけれど、うちのPCの場合はOKだった。
さて、真正バッテリーの使用感、味について。
もちろん味が違うわけはない。バッテリーは単にカートリッジを加熱して、リキッドを気化させるだけのもので、味はカートリッジ、カプセルで決まる。これはJT純正しかない。

使用感の方だが、パチモンは真正品をマネているから、これもそう違うものではない。
真正品の方が少し短くて軽い。バッテリーのもちはパチモンも真正品も違いはないらしいから、使われている二次電池の性能が真正品の方が良いのではないだろうか。

真正品には、ケースと充電器(ACアダプタ)がついてくるが、これなどは無くても困るものではない。
Ploom TECHはペンのようなものだから、カバンのペンホルダーにすっと収まっている。

最大の違いは、敢えていえば、信頼感である。
バッテリーの劣化もパチモンよりはましだろうとか、カートリッジ加熱の電圧も適正だろうとか、そういった部分である。
あとは、本物を持つという自負。
たばこは趣味嗜好の品である。パチモンではみっともない。

この頃は、iQOSはあまり出番がない。
低いとはいえ独特の臭いがあるので、喫う場所を選ぶこと。そして充電が面倒なことや、Ploom TECHに比べて携帯しにくいことから、敬遠している。

iQOSのたばこはコンビニでも売られるようになったけれど、Ploom TECHのカプセルはまだ。
早く、コンビニでの取り扱いをはじめてもらいたい。

定例の家人の付き合い

IMG_20171102_132655.jpg 昨日は、定例の家人の経過観察のお付き合い。
前回、山の日からの三連休の前日だったが、今回も、文化の日からの三連休の前日である。

元気なので、独りで病院にも行けそうなのだけれど、前回のように、再発疑い・処置が入ると、それはそれで負担がないわけではないだろうから、大事をとって付き合うことにしている。

今回は、特別な所見もなく、簡単に終了。
「まぁ、じっくり見ていきましょう』ということで、
次回は2月。


カラダはすごい! モーツァルトとレクター博士の医学講座

久坂部羊「カラダはすごい! モーツァルトとレクター博士の医学講座」について。
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副題の「モーツァルト」が目に入ったので興味を惹かれた。
別にモーツァルトが医学を講義するわけではない。
本書でとりあげられているエピソードは、死の直前に瀉血を何度も施されていて、それが死につながった(早めた)ということと、モーツァルトの左耳が普通とは違っていたという2つである。
 モーツァルトも、左耳に先天的な異常がありました。写真がないので正確なことはわかりませんが、外側の渦巻きと耳たぶが欠けていたとか、大きさは正常だけれど外側のヒダが耳たぶの位置まで伸びていたとか、ヒダがまったくなく、皿のように平板だったなどの諸説があります。

その他、モーツァルトがらみでは、医学とは関係ないが、有名な「ベースレ書簡」の話や、「俺の尻をなめろ」カノン(KV231)とかウンコ愛の話もしつこく語られる。
ウンコについては、こういう記述もある。
大便の成分は水分を除けば、腸の粘膜から剥がれた細胞と、大腸菌など腸内細菌の死骸がほとんどで、食物のカスは5%ほどしかありません。だから、中心静脈栄養で、完全に絶食でも大便が出るのです。

9-2100_hannibalbrain_09121.jpg また、レクター博士(「羊たちの沈黙」でアンソニー・ホプキンスが演じた)のエピソードは、生きたまま人間の脳味噌を食べること(これって中国料理の猿脳がヒントだろうか?)とか、レバーの話。

著者が言うには、
動物の肝臓は食用になりますが、人間の肝臓も味は変わらないとおもいます。食べたことはありませんが、電気メスで焼いた時のにおいは、焼き肉店で嗅ぐのと同じですから。

第一講実は医学はおもしろい
――ウソがいっぱいの医学の不思議
血を抜き取られたモーツァルト/健診を毎年受けると短命に?/女性に身体の内側はない?  他
第二講呼吸器系
――息をしすぎて苦しくなる肺の不思議
肺は3LDKのマンションより広い/キリンは息苦しい?/メタボ健診をすり抜ける裏ワザ/結核は過去の病気ではない 他
第三講消化器系
――何でもクソミソにする胃腸の不思議
絶妙な咀嚼のタイミング/早期の胃がんはほんとうに「早期」か/ないほうがいい? 胆嚢/大便のかぐわしき香り 他
第四講循環器系
――誰かが動かす心臓の不思議
赤ん坊の心臓を一生使う/白血球にも赤血球が/心臓が止まる理由/高血圧の治療はあてずっぽう?  他
第五講神経系
――魂は宿っていない脳の不思議
なぜ言語障害は右半身麻痺に多いか/脳腫瘍は茶碗蒸しのぎんなん?/動く脳死患者 他
第六講泌尿器系・生殖器系
――医学が下ネタになる不思議
1日150ℓの原尿/尿管結石の激痛/悩ましき前立腺/健気な精子たち 他
第七講感覚器系
――他人と比べられない間隔の不思議
左目が眩しいデビッド・ボウイ/モーツァルトの耳は「できそこない」だった/ネズミの背中に人間の耳が/鼻の滑稽さ、不気味さ 他
第八講内分泌系・リンパ系
――ごく微量で効くホルモンの不思議
唯一、身体に四つある臓器 副甲状腺/二種類の糖尿病/万能薬か毒薬か ステロイド/薄毛の特効薬 男性ホルモン阻害剤 他
第九講皮膚・骨・筋系
――骨が入れ替わる不思議
『ブラック・ジャック』に登場した全身の刺青/牛乳は骨粗鬆症の予防にならない/人肉食について 他
こういうトリビア的な話も入っているけれど、大真面目な人体に関する知識が詰まった本である。
体のしくみをベースにして、こうなっているから医療は、薬は、というように理詰めで納得しやすい説明になっている。そして返す刀で、トンデモ本とか、根拠あやふやな健康法を批判している。ヒアルロン酸とかコラーゲンをありがたがって経口摂取させようというCMには嫌悪感を催すとも書いている。

そういうものについては私もかねてからそうだと思っていたけれど、牛乳を飲んでも骨は強くならないと言うのは驚いた。
 アメリカで行われた大規模調査では、高齢者の場合、牛乳を多く飲む人のほうが、男女とも股関節の骨折が多いという結果が出ています。そのためアメリカでは、1998年から、牛乳で骨粗鬆症の予防をというコマーシャルが行われなくなりました。日本でも、2003年から、牛乳の宣伝から骨粗鬆症の予防が消えたようですが、そのことはあまり知られていません。牛乳にはもちろんよい面もありますが、誤った効用がそのままに放置されているのは問題でしょう。
 では、なぜ牛乳を多くとると骨折しやすくなるのでしょう。その理由は、牛乳を飲んで血液のカルシウム濃度が急激に上がると、逆に排泄が進みすぎ、それを補うために、骨のカルシウムが溶けて、血液に流れ込むからです。カルシウムは心臓や肺、筋肉の活動に重要な働きをするため、身体が常に一定の濃度に保とうとして、過剰反応が起きてしまうのです。

泌尿器系・生殖器系の話になると俄然、筆致が詳細になり、グロテスクなものが紹介される(上述の通りモーツァルトも引き合いに出される)。
また、レクター博士にご執心のようだけど、著者も手術中にレバーを食べたくなったのではないだろうか。
yakiniku-liver.jpg
そういえば、癌は食べられるんだろうか?
思えば、鴨の脂肪肝を美味い美味いとありがたがってるんだから、悪性腫瘍も食べて食べられないことはないのでは。
それに癌だったら、人間由来のものでも、食べて倫理的な抵抗は低いんじゃないだろうか。
ゲテモノであることにかわりはないが。

いえいえ、そういう本では決してありません。きちんと理を説いてわかりやすく書かれている本。
インチキ健康法にだまされないためにも、良い本。
お薦めである。

医者の稼ぎ方

Isha_no_kasegikata_Tsutsui.jpg 筒井冨美「フリーランス女医は見た 医者の稼ぎ方」について。

この本は2017年に出版されている。
同じ著者による“フリーランス女医が教える「名医」と「迷医」の見分け方”は2016年の出版、同じ出版社からで書名を見てわかるように姉妹編とでもいう感じ。

どちらの本で描かれる「医者の生態」は良く似たもので、同じエピソードも出てくる。
本書では、そこから医者の報酬に特にスポットを当てたということだけれど、前著でも医者の報酬についてはちょくちょく触れられていた。

さて、本書では、華々しい医者の収入が紹介される。
年俸5000万円とか3000万円とか、日直一日10万円とか、しがないサラリーマン経験しかない私には縁のない額である。

Y2K(懐かしい響き)のとき、大晦日から元日にかけて待機していた人には、数千円の当直手当が出ていたと思う。
知り合いの医者も待機がかかったのだけれど、それより1桁以上高い手当が出たそうだ。

また別の知り合いの新婚の医者は、未だ大学病院の非常勤の身分でアルバイトが主たる収入なのに、家賃月15万円とかの結構広いところに住んでいる。その奥さんが言うには、家にいる時間が短いのにこんな高い家賃は不合理、家を借りる前に、相談してほしかったと言っているらしい。

収入も多いが支出も多い、出入りが激しい生活をしているという印象である。

著者が言うように「有能は優遇、低能は冷遇、無能は淘汰」は悪くはないと思うし、何よりレベルの低い医者に当たったために、治る病気も治らない、あるいは、ほっておいたら治るのに変に手を出して酷いことになるというのは困る。著者は、フリーランスという働きかたが、この図式を実現する一法だと考えているようだ。

ただし、著者は「ドクターX」のような外科医ではフリーランスは無理だと言っている。外科医は手術だけするわけではないし、チームとしての問題もあるだろう。

ところで、医者になる費用、主に医学部の授業料等は、私学であれば数千万円かかる。
これも驚くべき高さではあるけれど、医師の年俸から考えれば、有利な投資と考えることもできるという。
そして、授業料と偏差値の反相関も指摘される。

これはどうしたことだろう。入試時の偏差値がすべてではないにしろ、高額の授業料を払えば低能・無能でも医師になれるということだったら、「無能も優遇」でないと困るんではないだろうか。


そして忘れてはならないのが、こうした派手なお金の流れの源泉といえば、そのかなりの部分が健康保険であることだ。

税金については、無駄な使い方がされてないかとか、役人の給料が高すぎるとか、常に批判の的になっているわけだけれど、同じく公的負担である健康保険の基金の使い方についての監視やクレームは、あまり聞かない。
もちろん医療費が高い(国トータルで)ことは問題視されているけれど、政府が言う医療費を下げるというのは、個人負担を上げて保険からの支出を下げる議論ばかりである。

随分前から薬漬けが問題になっている。多種類・多量の薬を飲むことで、実は健康にも良くないし、医療費もかかる。なのに、保険が使えるなら薬をどんどん出すという風潮があらたまったという話はあまり聞かない。
まるで医療費を使わずに健康になられては困るというような雰囲気である。

理想の病気」という言葉があるそうだ。
その病気では死なないが、完全に治ることはなく、毎日薬を服用する必要がある病気のことである。


健康診断

P_20170901_111852_vHDR.jpg 昨日は職場の健康診断。

どこの会社でもやる労働安全衛生法で定められた健診だから特に変わったことはない。
変わるのは業者。毎年というわけではないが、どうやら委託先は入札で決めているらしく、今年は去年とは別の業者。

健康診断って別に楽しくもないわけだけれど、妙齢の看護師さんとかがいると血圧が上がるけれど、今年はそういう心配もなく、簡単に終了。

去年との違いは、午前中に健診を受ける人は朝食抜きということだったけど、こちらとしてはお構いなく朝食も食べて臨んだ(一応、食後4時間30分経過していた)。おそらく血糖値に影響するのだと思うけれど、低いときに測ろうということかしら。

そういえば、以前、血糖値でひっかかって、再検査になったことがあった。再検査では食事抜きで来てくださいということで、そのとおりしたのだけど、それ以上の検査などはなかった。


視力を失わない生き方

深作秀春「視力を失わない生き方 日本の眼科医療は間違いだらけ」について。

siryoku_wo_ushinawanai_ikikata.jpg 自分で「超上級者」言ってはばからない、眼科のブラック・ジャック先生。
日本の眼科医がこの本を読めば、激怒するに違いない。

Amazonの書評で、★(最低)をつけてるレビューがあるが、どうやら眼科医もしくはその関係者らしい。ただし、全否定というより、今は日本の眼科も良くなっているという(それなら幸いである)。本書でとりあげられた症例がいつのものか示してくれてたら、著者が言うように、きちんとした情報収集の役にたつと思うけれど。


本書に反発する眼科医が多いというのはとても良いことかもしれない。
著者は、日本には腕の良い眼科外科医は、10人ぐらいしかいないという(ちょっと調べると深作眼科には7人の医師がいるようだから、他には3人しかいないことになる。本当だったら実に困ったことだ、反発する眼科医のみなさんは、腕の良い眼科医であろう)。

眼の健康とかに関する本には、役に立たないどころか、実行すると眼を悪くするようなことが平気で書かれているというから、そういう本の著者も敵にまわしているかもしれない。
眼の運動だといって眼球を上下左右に激しく動かすのはダメ、水道水で眼を洗ってはいけない(そういう器具もあったように思う)、プールでゴーグルは必須、陽射しの強いところではサングラス、などなど。


それはともかく、あんまり眼病のことを知らなかった私にとっては、大変、興味深いものだった。

実は、ここ数年、本が読みにくくなっている。
目がかすむというか、乱視がきつくなっているのだ。リーディング・グラスを使用しないと、集中して読めないということも多い。 それに、先ごろ、光視症のような症状が出ることもあった。 年齢からして、そろそろ白内障の心配もしなければならない。

はじめに
プロローグ 当院に駆け込んできた、いくつかのケースから
エピソード1 子どもの例
エピソード2 高齢者が必ずかかる白内障
エピソード3 スポーツ選手(ボクサー)の例
第1部 私が見てきた、日本の眼科医療
第2部 間違いだらけの眼科選び
      ――「日本の眼科の大間違い」を斬る!
  (1)大病院・眼科・医者に関する大間違い
  (2)眼・視力・老眼をめぐる大間違い
  (3)メガネ・コンタクトをめぐる大間違い
  (4)白内障をめぐる大間違い
  (5)緑内障をめぐる大間違い
  (6)網膜剝離をめぐる大間違い
  (7)加齢黄斑変性をめぐる大間違い
  (8)糖尿病性網膜症をめぐる大間違い
  (9)生活習慣に関する大間違い
第3部 死ぬまで「よく見る」生活術
  (1)日常生活でどんなことに気をつけたらよいのか?
  (2)医者選びを間違えない
第4部 眼科医にこそできること
      ――糖尿病性網膜症の治療から
おわりに
手術の料金表(深作眼科の例)
というわけで、興味深く読み始めたのだけれど、いきなり読むのがつらくなって、しばらく先に進めなくなった。
止まってしまったのは、本書のプロローグ、いくつかの症例が紹介されている。
これが、とても読むに耐えないもので、野球の打球を至近距離で眼に受けて網膜剥離を起こした、先の尖ったペンチで眼を突いて眼球破裂、など。
こういう症例は、人いきれの強い満員電車の中で体調の悪い状態で読むと吐きそうになる。

多くの人はそうじゃないだろうか。
本書では、著者の病院で、手術中の脳波をとって、やはり多くの人が、強がりを言う人であっても、恐怖心を示す波形が出ることが観測されたとある。この手の話で気持ち悪くなるのは私だけではないようだ。なお、著者は患者の苦痛・恐怖心をとりのぞくことについても熱心なようだ。


結局、体調万全で快適な場所で読み直したわけだが、具体的な内容を書き写しても書評とはいえないから、印象的なフレーズだけを抜き出しておく。

もっとも印象的なのは、人の寿命が90年でも、眼の寿命は65~70年というもの。
そろそろ私の眼も寿命というわけで、今まで行ったことのない眼科に行くべきかと思う。(しかし著者がいうようにヤブ医者ばっかりだったらかえって悪くなるらしいので、これも恐ろしい)

また、私は今のところ関係ないが、糖尿病では血糖値を下げる薬を使うことに警告がなされている。著者は、薬で血糖値が乱高下することが、眼にはとても悪く、糖尿病性網膜症の増悪原因になるのだそうだ(内科的には良好だが、眼科的には最悪の結果)。前に糖質制限について記事を書いたことがあるが、本書の著者も糖質制限を推奨している。

また、冒頭に「ブラックジャック先生」としたけれど、本書で、上級医でも研修医でも、同じ術式なら同じ料金、日本人はなんと恵まれていることかと皮肉たっぷり。しかもヘタくそがやると、失敗して手術を繰り返し、治療期間も長くなるから、さらに高額な医療になるという(このあたりはシステム・エンジニアもまったく同じ)。
それはそうとして、米国では研修医が手術をする場合は料金は格安になるのだそうだ。もちろん指導医がしっかりついて、一応のレベルは確保されるのだろうけれど。上級医の料金が高くなるのは困りものだが、研修医の執刀なら安くなるのは合理的だと思う。

普通の患者としては、どうしても権威に弱い。
その権威といわれるような大病院や医師が、この本でいうような酷いものだとは思いたくない。
医療の世界では、どうして、子供の喧嘩みたいなことが多いんだろう。

60kgオーバー

近頃、なんだかお腹周りが大きくなっている。
ベルトは、以前の穴の位置では若干苦しく、1つ緩めることが多いし、手でお腹をさわっても、膨れた感じがする。

P_20170623_205000_vHDRs.jpg 昨年9月の職場の健康診断以来、久しぶりに自宅の体重計に乗ってみる。

61.6kg!

昨年の健康診断では58.6kgだったと思うから、3kgぐらい重くなっている。
BMI(Body Mass Index)を計算すると、21.0となる。以前より1ポイント高くなっている。

肥満学会ではBMIは22が標準だというけれど、40歳代では、太り気味《 BMIが[25,30) 》のほうが平均余命が長いという結果もあるらしい。数字にこだわりすぎるのもいかがなものかと思う。

しかも、体重計が置いてあるところの床はやや弾力があるから、実際より軽く計量されているかもしれない。

私は、人生でこれまで、60kgを超えたことがなかった。
いつ頃60kgオーバーになったのかはっきりしないが、大台に乗ったということで、若干驚いている。
肥満ということではない。BMIの1ポイント上昇が問題なのではなくて、1年で3kg増えたというこの傾向が今後どうなるのかということである。まさか、来年は65kg、再来年は68kgとなるも思えないけれど。

増えた部分が、しっかり活動していれば、代謝量も大きくなっているだろうから、フィードバックが効いて適当なところで安定すると思うけれど、単純に不活動の脂肪層になっただけなら、そういう効果は低くて、安定に至るまでまだまだ太ることになるかもしれない。

どうして体重が増えたのか。
生活習慣に大きな変化はない。
普段運動をしないことも、毎晩飲酒することも、毎日10本弱のたばこを吸うことも、まったく変わっていない。
食生活も、最近は、加齢のせいか食べる量はむしろ減少気味。脂っこいものや肉類は少なくなってるし、ご飯は茶碗一杯だったのが、7~8分目になったぐらい。

思い当たるのは、下痢をしなくなったこと。
前に書いたように、ピロリの除菌をしてから、下痢をすることがほとんどなくなった。
今まで、食べたものが、吸収されずに捨てられていた、それがきちんと吸収されるようになった、そういうことではないだろうか。

私の標準体重(BMI=22)は64.3kg、あと2.7kgである。
これを目安にしたら良いんだろうか。

「たばこはそんなに悪いのか」

Tobacco_how_harmful_is_it.jpg 喫煙文化研究会「たばこはそんなに悪いのか」について。

著者の名前もない、あやしげな出自、文化の名の下に、感情的にたばこバッシングを批判する、そういう本かと思ったけれど、そういうものではない。
「喫煙文化研究会」というのは、会長すぎやまこういち、以下、養老孟司、筒井康隆、さいとうたかを、中西輝政、西部邁など、政治的イデオロギーは全く異なるだろうという人たちが集まっている組織らしい。

しかも、名前のあがる人たちは、名前だけ使われることは嫌がるような人たちではないだろうか。


プロローグには、『世にあふれる“理系人間”による「喫煙と健康」にかかる研究や仮説に対する“文系人間”からの批判・反論(逆襲!?)』と書いてあるけれど、どうしてどうして、かなりツボを押さえたところがあって、ちゃんと疫学の知識を持っていて、さまざまな反たばこ論文を読んだ上でのことのように見える。

反たばこ研究(たばこが有害であるとする研究)への批判は、おしなべて根拠が薄弱で信頼性に欠けるというわけだが、それは疫学調査そのものの難しさがあるから、研究者を責めるわけではない。

もっとも、取り上げられる反たばこ研究結果を見ていると、検定は通らないけれど、傾向として読むなら、たばこの害を示してはいる。やっぱりたばこは体に悪そうだという気持ちも湧くんではないか。


   
プロローグ 百害あるものは百利あり
第一部 たばこバッシングの歴史的構造
I  ジャパニーズ・パラドックス
II  バッシングはいかにして起きたか
III  疫学調査の欺瞞
IV  「生物医学」というパラダイム
V  たばこ企業vs反喫煙主義者
第二部 たばこはそんなに体に悪いのか
I  喫煙と疾病
II  バッシングを加速させた〈受動喫煙〉
III  〈ニコチン依存症〉の〝発明〟
IV  もう一つのバッシング「社会的コスト」論
V  「医療化」ということ
VI  何が人の寿命を決めるのか
第三部 たばこのチカラ
I  急速に広まった喫煙の風習
II  人は、なぜたばこを吸うか
III  シガレットの「光と影」
IV  「適正な喫煙」とは
V  永遠の課題──あとがきにかえて

一方、たばこにも良いところがあるという説も紹介されるけれど、これも根拠といえるほどのデータをもっているわけではない。また、たばこは健康に害はないと証明できるのかと言われたら、それはできない。反たばこ研究の信頼性にいくら疑問を持ったとしても、それで因果関係が否定できるわけではない。

そういう意味では五十歩百歩のようにも見えるわけだが、本書では、確証バイアス―ある事実を証明しようとして、確たる証拠が得られなかたり、反する結果になった場合は、その研究はなかったことにされる―は、一方的に反たばこ側に作用しているということが付言され、複数の研究結果がたばこの有害性を示しているというようなメタアナリシスは無効だとする。

おそらく、たばこの有益性の証明を目的とする研究には、科研費は出ないだろう。もっとも、以前は、煙草産業からは大量に研究費が出ていて、反たばこ側は不利であると主張されていたけれど。


不思議なことに、疫学の専門家は、相関関係は因果関係ではないこと、因果関係を認めても良いとする場合の評価基準は熟知しているはずなのだが、ことたばこの害については、これらの基準はなぜか無視される。これでは研究結果の信憑性が疑われ、本書のような反論を招く結果となる。
ヘイトスピーチのようなマネはやめて、冷静な反たばこ論を起すべきだと思う。

とりわけ、前にも書いたように、一本のたばこも許さない、というような、疫学上の基本クライテリアの一つとされる量-反応(dose-response)関係に一顧だにしないような主張は、あまりにエキセントリックで、ついていけない。
たばこが健康に悪いとしても、一日何本までなら許容範囲といっても良いのではないか。そう言ってくれたら、「罪業妄想」を持たずに済むし、たばこを文化として評価するという精神衛生上のメリットがあると思うんだけれど。
お酒は1日○合までと言う一方、どうしてたばこだとそれが言えないんだろう。

近年、勇気ある医師のなかに、「1日10本くらいが目安」と許容意見を表明する人もいる。ただし、反たばこ論者なら、その根拠を示せと迫るに違いない。それを目的とした調査研究にはお金が出ないことを見越して。

放射線や大気汚染物質について閾値を設けるのは、それらが人間の生活上不可欠なもので、ゼロとすることができないという理由がある。ゼロにできない以上、許容できる範囲を決めておこうという発想である。

2017-06-15_161742.jpg しかし、嫌煙家には、たばこの文化的価値を一切認めないという信念があるようだ。
したがって、嫌煙家には、「たばこの害」と「吸わない害」(全く吸わない場合のデメリット)の合計の最適化、なんて発想はないだろう。

そんな都合のよい計算はできないというなら、せめて、他の体に悪そうな行動と比較してもらえないだろうか。

たとえば、たばこ1本は、○分間大日交差点に立っているのと同程度の健康被害を与えますとか、豊洲市場で○分間働くのと同程度ですとか。


それにしても、嫌煙家からすれば、このような本が出版されること自体が許せないに違いない。
Amazonのレビューは3件、1件は★★★★★(最高評価)、2件は★(最低評価)。
これが現実。
嫌煙家と愛煙家が理解しあえるような世は永遠に来ないようだ。

FLEVOの評価

P_20170516_195834_vHDR.jpg Ploom TECH(ただしパチモン)も手に入れたので、FLEVOについてはもうどうでも良くなったような気もするが、先日、予告したので、FLEVOの評価。

本記事が遅くなったのは、各種のフレーバーの比較も書くつもりが、Ploom tech(パチモン)を手に入れたことで、そちらが優先して、FLEVOはほとんど喫わなくなったので、フレーバー比較が未だできないから。昨日、Ploom TECH(パチモン)の記事をアップしたので、このままでは書く機会を失いそうなので、取り急ぎ器具の感想を中心にアップ。


まず、FLEVOという商品の説明を少し。
先日も書いたとおり、FLEVOは、カートリッジに入っているフレーバー(液体らしい)を加熱して、発生するフレーバー(蒸気)を吸引するものである。

カートリッジ1本で、240回の吸引、普通の煙草1箱分に相当する吸引ができるという。
本体フル充電で、200回吸引できるというから、カートリッジ1本には少し足りない。充電切れで先端の青いLEDが点滅するらしいが、この状態になったらもう吸えないようだが、12回ぐらい吸えるようにしておけば良いと思う。

カートリッジは3種類、タバコフレーバー、メンソールフレーバー、ビタミンベリーフレーバーとある。
スターターキットには、タバコフレーバー1本、メンソールフレーバー1本が付いてくる。

交換カートリッジはどの種類でも、5本入りが1598円(税込)、1本あたり320円だから、普通のたばこよりも安い計算。スターターキット1058円(税込)にはカートリッジが2本付いてくるから、カートリッジがかなり割安で購入できているということになると思う。もちろんこれはメーカーの戦略であるに違いない。

さて、使った感想。
意外なことに、ニコチンが含まれていないはずなのに、なんとなく煙草を吸ったような気にはなる(個人の感想であり効能を保証するものではありません)。

ノンアルコールビールを飲んで、ビールを飲んだような気になる、これも個人の感想だけれど、それと同様である。(昔のノンアルコールビールはまずかったけれど、最近は随分改良されている。)


深く吸引すれば、盛大に湯気(蒸気)が出る。煙草っぽいといえばそうだが、これが実は周囲には邪魔になりそう。

フレーバーの種類別にいうと、タバコフレーバーは、カラメルのような匂いがする。
やや甘ったるい。あんまり上品な感じはしない。
メンソールフレーバーは、未だ試してない。また、ビタミンベリーも別途購入しなければならないから試していない。

変に甘そうな名前なので、別途購入する気はないけれど、1度くらい試しても良いと思うので、320円分くらい高くなっても、スターターキットに3種類そろえたほうが良いのではないだろうか。(プルームは、お試しで6種類入っていた。もっともFLEVOとは違って、1個がタバコ1本相当だけれど。)


さて、FLEVOを使ってみようと思ったのは、煙草が嫌いな人と同室でも大丈夫かということ。
二言目には、副流煙が悪いと言われるので、害のない蒸気ならばそういう攻撃は受けないものと淡い期待を抱いたが、やはり、甘かった。
「この下品な臭いは許せない」である。iQOSにも文句を言うが、iQOS以上に評判が悪い。
たしかに私も少々ねばつく臭いだと思うけれど、そこまで下品だろうか、やはり、坊主憎けりゃ袈裟までの類なのかもしれない。
FLEVOホームページのQ&Aでは、

タバコではないので禁煙場所で吸っても問題ありませんが、
煙の様に見える水蒸気が発生しますので、使用する際は周囲の方のご迷惑とならないように気をつけてご利用ください。
公共施設や店舗では、その場所の管理者にご確認の上ご利用ください。

とあるのだけれど、実態的には難しいだろうと思う。
違法でなくても、周囲の人の受け止め方次第、ダメといわれたら引き下がらざるを得ない。

タバコじゃないんだから、煙(蒸気)と香りが控え目とか、タバコからかけ離れていたら良いんじゃないか。
煙草にこだわらず、自由にフレーバーを開発したらどうだろう。たとえば、女を(男を)狂わせるような香りのフレーバーとか、あるいは、すき焼き味とか、うなぎ蒲焼味とか(周囲の人も食欲が湧くのでは)。
蒸気も、もっと薄いものとか、目立たないものとか、逆に、狼煙みたいなものとか。

それにしてもこの器具は良くできていると感心した。
Ploom TECHと同じく、FLEVOもスイッチ類はどこにもない。
フレーバーを吸えば、自動で通電され、蒸気が発生する。吸引をやめればすみやかに消える。
iQOSのように充電を待つ必要もない。

というか、FLEVOの使い勝手に感心したから、Ploom TECHも試してみようと考えたわけだけれど。
Ploom TECHの発表のほうがだいぶ早いから、FLEVOはこれを模倣したのかもしれない。


メーカーのページでは、「FLEVOのフレーバーリキッドは日本食品衛生法で認可された成分のみを使用し、日本国内の工場で開発・製造されています。」とあるのだが、僅かな電気加熱で速やかに蒸気になるというのは、溶媒として一体何を使っているんだろう。

使用上の注意としては、発生する蒸気が発生源ではかなり高温らしく、連続吸引したり、吸い込み方によってはかなり熱いこと。
あんまりせっつくように吸わないほうが良い。

数日、煙草を完全に絶って、FLEVOだけで過ごしてみたらどうだろう、もしそれで問題がなければ、ランニングコストはずっと安上がりだし、灰も出なけりゃ、ライターも要らない。
(とはいうものの実行する勇気は、今のところない)

将来、もしこの種の商品が一般化して、煙草が絶滅していたら、こんな会話が交わされるのでは。
子:お父さん、何喫ってるの、おいしいの?
父:フレーバーというものだよ。おいしいというより、落ち着くんだよ
子:僕も喫いたい
父:ダメだよ、これは20歳以上しか喫っちゃいけないきまりなんだ
子:どうして、子供には悪いの?
父:そうじゃないけど……、昔の名残さ
子:昔の名残って?
父:昔は、こんな形のもので、やっぱり喫って楽しむ煙草というものがあったんだよ
子:それで?
父:その煙草というものには、ニコチンとか、タールっていう体に悪いものが入ってたんだ
子:へぇ
父:大人にも有害だけれど、子供にはもっと大きな害があったから、子供は絶対に喫っちゃダメだったんだ
子:それで煙草というのがなくなったんだね
父:そうだよ、でも煙草もこのフレーバーと同じように、気持ちを落ち着かせたりする効果もあってね
子:じゃあ、煙草の代用品っていうこと?
父:そうだね。だから、害がなくても、昔の名残で子供は禁止になっているのさ
子:フレーバーってどうやって作ってるの
父:よく知らないけど、いろんな植物とかから抽出した成分を揮発性の何かに溶かしてるんだと思う
子:煙草はどうだったの?
父:煙草は自然に生えている煙草という植物があって、それを乾燥させていた
子:じゃあ、煙草は自然食品みたいなものだったんだね
父:そうだね

だけど、やっぱりニコチン入りのPloom TECHの方が良いなぁ。

Ploom TECH、ただしパチモン

P_20170601_195047_vHDR_Auto-crops.jpg 電子タバコの一種、Ploom TECHという商品があるということは、前から知っていたけれど、タバコとしての充足感はiQOSには及ばないという評価、また、品薄で簡単には手に入らないということもあって、しばらく忘れていた。

ところが、先日、ニコチンのない単なるフレーバーで、タバコのような商品FLEVOを衝動買いしたところ、Ploom TECHを思い出して、少し調べてみた。

やはり、Ploom TECHの器具(スターターキット)は品薄で、今は抽選販売になっているのだが(私も応募している)、FLEVOの商品説明に「Ploom TECHとの互換性はありません」とあり、そのことでかえって気づいて調べてみると、Ploom TECHの互換品、ようするにパチモンが沢山売られている。

それではと、私もパチモンを買うことにした。(抽選販売の当落は6月28日に発表。それまで待ちきれない)
パチモンについてのネット通販の書き込みでは、問題ありません、という評価に混じって、動作しなかった、とか、すぐダメになったとかいうのもあってちょっと不安だった。ダメでもいいやと、一番安い1000円のものを購入した。もちろん併せて、JTのオンライン・ショッピングで、Ploom TECH用のたばこカプセルも購入した。

待つこと3日で、両方とも届いた。
まず、バッテリーへの充電だが、もともとある程度充電されていたのか、30分でランプの色が赤から青に変わった。充電完了ということだろう。

P_20170601_200637_BF-crop.jpg 早速試してみた。
Ploom TECHは、臭いが極めて少ないことが売りである。
煙(蒸気)が見えるとすぐにバレるだろうから、陰で一服したところ、煙草に敏感な家人も気がつかない。

別に隠れて吸おうという魂胆ではないけれど。

喫ったときに、煙草の箱を開けたときに感じるような臭いがするが、たしかに微かな臭いという範囲だろう。

意外に煙草らしさもある。
普通のシガレットと比べると、たしかに物足りなさも感じるけれど、もし煙草をPloom TECHから経験していたとしたら、これはこれで満足できるかもしれない。

FLEVOもそうだが、この種の器具は、スイッチなどは無く、吸えばその空気圧でだろう、スイッチが入るようになっている。これはとても便利である。
ライターは要らないし、灰も出ない。2,3服して中断して、置いても問題なし。
これ一本持っていれば、どこでも煙草を楽しめる。

問題はココである。
昔、JTというか専売公社のコピーに、「タバコは人生の句読点」というのがあった。
仕事その他の活動をしているときに、ふと、気を紛らわせるようにタバコに火を点け、2~3分、静かにたのしむ。

これが、Ploom TECHだと、1本という単位にならない。
1つのたばこカプセルで50パフ(吸引)、これはシガレットの4本分ぐらいに相当するという。(たばこカプセルは5つ460円、つまりシガレット1箱分相当)

とくに、近年は、タバコを吸う時空が限られ、結果、だいたい同じ時刻に喫うようになっていて、そのときに1本のタバコに気持ちを込めて喫うようになっているのだけれど、Ploom TECHのように、どこでやめても良いようなものだと、だらだら喫うことになって、このタイミングがとりづらいように思う。
シガレットと同じように喫えば、つまり、ゆっくり、深く、10パフぐらいして自らを満足させる、そういう喫い方をすればよいのかもしれない。

50パフでたばこカプセルを交換することになるらしい。ただし、1パフは2秒間の吸引ということで、ゆっくり喫う私などは3秒は喫うから、30パフぐらいで交換することになる。正規品は50パフで警告ランプが点くらしいが、このパチモンではそういう機能はない。微妙な味の変化を感じて交換すれば良いのだが、慣れるまではパフ数を数えなければならない。
また、加熱蒸気の発生源であるカートリッジ(アトマイザー)は250パフで尽きる。たばこカプセルの前にカートリッジが空になってたばこカプセルが余るという事象が多いらしい。


JTのオンライン・ショッピングでは、3種類のたばこカプセルがあるようだが、今回は、レギュラーだけを購入した。もともとメンソールタイプはあまり好きじゃないからだけれど、レギュラーにもう少しバリエーションがあっても良いのではないだろうか。やはりピース風とか。

最後の喫煙者

今日は5月31日、WHOが定める「世界禁煙デー」である。
ということで、喫煙者がどのような悲惨な末路を迎えることになるのか、生々しい筆致が読者にこたえる小説を紹介しよう。

the_last_smoker_Tsutsui.jpg 「最後の喫煙者」、筒井康隆の短編

筒井康隆といえば、「士農工商SF作家」という語呂合わせをしてバッシングされた経歴もあるように、自らをSF作家と言っているわけだが、SF(Science Fiction)=空想科学小説というよりは、「妄想破格小説」というほうがピッタリする。
もちろん私は大好きだ。

就職してから40数年、あまり小説は読んでいない。「事実は小説より奇なり」と思っているから、より面白いものは事実のほう、とりわけSFという分野では、科学的事実のほうが人智を遥かに超えて奇妙で、人間が思いつく程度の異常さなどたかが知れている。

しかし、この筒井の妄想の毒というか、この毒が生成されるメカニズムは、鳥のさえずりの如く、いつ終わるともしれず自己組織的にフィードフォワードされる。妄想破格小説である。

この小説は、何か煙草についてネットで調べものをしていたときに、たまたま存在を知ったものだけれど、驚いたのは、1987年に発表されたものだという。嫌煙家がボルシェビキになり、牙を剥くようになるのは、もう少し後のことである。

また、この年は、実は私が仕事で禁煙運動に関わるようになった年なのである。
仕事の上司・同僚、そのほぼすべてが禁煙運動家という世界である。
その中で、私は分煙が厳格に行われていた職場の喫煙コーナーでせっせと煙草を吸いながら、煙草の害をシミュレーションするアイデアを考えていたのだった。

さて、この小説では、健康ファシズムの「暴力」が描写されているのだけれど、私の上司である禁煙運動家の先生は、煙草は健康に悪いという主張はもちろん譲られないけれど、反社会的行為とまで糾弾されるようなことはなかった。

しかし、嫌煙家は、吸って死ぬのは本人の勝手、ではすませてくれない。受動喫煙(強制喫煙)と言って、同じ大気中に存在することを許してくれない(有害であることは私も認めるけれど)。
そして煙草の臭いが許せないという。これなど「坊主憎けりゃ袈裟まで」の類じゃないかと思う。

臭いを嗅いだぐらいの摂取で副流煙が身体に悪影響を及ぼすとも思えない。臭いは危険物のシグナルかもしれないが、検出即健康被害というわけではないだろう。煙草を吸わないけれど煙草の香りは好き(ヤニは臭いけど)という人もいる。先入観を捨てて香りを愉しむ余裕があっても良いのでは。
それに香りの好みは年齢・性別によっても違うといわれる。子供の頃は車の排気ガスの臭いが好きだったが、今は大嫌いということはままある。


アメリカ以外の地域では、何万年も煙草のない生活をしてきたのだから、煙草がなくなっても何の問題もない。それはそうなんだけど。
やはり今日も既に2本吸っている。

ニコチンなし、タールなしの煙草の代用品

2017-05-17_113841.jpg 煙草のような形状をしている、フレーバー吸引装置を購入した。
商品名は"FLEVO"、カートリッジに封入されているフレーバーを加熱蒸発させて、その蒸気を吸引するというもの。

ネットを見ていると、どんな情報に興味があるかサイト側に推測され、いわゆるターゲティング広告が表示される。
その広告で目に入ったもので、安かったので衝動買い。

スターターキットというものが980円(税別)。
加熱器本体、本体を充電するUSBアダプタ、それにお試し用という位置づけで、カートリッジが2種類×1(計2本)。

ネットはもちろん、通常の報道でも用語がかなり混乱していて、これを電子たばこと呼んでいる人がいるが、これは電子たばこと呼ぶべきではない
欧米で多く出回っている、いわゆる電子たばこは、香料を加えたニコチン液を加熱して、発生するニコチン蒸気を吸引するものである。日本では薬事法の規制を受けるはずで、現時点で国内販売はないと思う(並行輸入などはあるらしい)。
また、このブログでも何度もとりあげたiQOSやプルームは、電気加熱式タバコと呼ぶべきもので、煙草を燃焼させず加熱して発生するニコチンを含む蒸気を吸引する。これはタバコであり、たばこ税がかかる。

加熱式というのは新しいように思われるけれど、阿片やマリファナでは昔から使われている吸引方法である。
阿片は直接火を点けるものではなく、シャーロック・ホームズも、阿片吸引器であぶって吸っていたと思う。
マリファナも、昔NHK教育テレビで見たのは、金属製の小皿に載せたマリファナをランプで温めて、出てきた蒸気をストローで吸いこんでいたと記憶する。なお、私はどちらもやったことはありません。


対して、FLEVOのフレーバーにはニコチンもタールも含まれない。禁煙パイポと大差ない。
従ってタバコ税はかからない。薬事法ではなくて、せいぜい食品衛生関係の安全性確認ぐらいのものだろう。

つまり、ビールとノンアルコール・ビールのような関係である。
ノンアルコール・ビールには酒税はかからない。


煙草はやめられない人が多いといわれ、依存性、あるいは習慣性があるとされる。
ニコチン依存という薬理作用であるが、生活習慣の問題もあると言われている。
つまり、考えがまとまらないときに鉛筆をいじったりするのと同じように、タバコを咥えるというもので、癖と言って良いようなものである。

この2つの習慣性の両方を同時に排除するのは難しいだろうから、まずどちらかを我慢し、その後にもう一方を排除するという禁煙指導が行われたりする。
ニコチンガムやニコチンパッチなどは、ニコチンを補給しつつ、生活習慣を変容させようという方法である。
(禁煙プログラムでは、最初に自分の喫煙習慣を確認しようという指導があるのが多いのでは。)

本商品、FLEVOなどは、生活習慣はそのままにして、ニコチンの依存性を絶つというアプローチである。

ネオシーダーという煙草と同じ形状・使用法の薬がある。私も試したことがある。火を点けて吸うわけだが、これもニコチンを絶つものだと思っていたら、どうやら微量のニコチンが含まれ、タールは煙草以上らしい。
(紙を燃やしてもタールは出ると思う。以前、魚の焦げががんの原因と騒がれたことがあって、焦げたところを取り去って食べるという話があったけど、サンマを真っ黒に焦がしたやつを毎日10本ぐらい10年以上食べ続けたらガンになるかもしれないとかいう話だったように思う。)
なので、そういう使い方はできない。禁煙補助具にもならないということらしい。


ただ、私が思うには、喫煙が悪いという立場ではなく、喫煙で摂取される化学物質が悪いという立場であれば、ニコチンやタールを絶てば良いという理屈だから、FLEVOのような商品は、煙草代用品として、継続使用することに問題はないと考えるのが合理的ではないだろうか。(もちろんFLEVOには健康影響がないという前提で)

しかし、化学物質がどうこうとかではなく、煙草はとにかく悪であるという絶対禁煙家にとっては、許しがたいことだろう。

今でもあるのかどうか知らないが、紙巻タバコに似せたチョコレートがあった。
これは大人になりたい子供向けに工夫された商品で、煙草の代用品にはならない。そして子供が煙草に憧れるおそれがあるという理由で、子供のころから煙草を否定するよう教育しなければならないとする絶対禁煙家には許しがたい商品だろう。

さて、FLEVOのようなフレーバー器具が困るのは、それがまさにフレーバーを放出することだろう。
フリスクやミンティアだと、味・香りは、食べている人だけの問題だけれど(傍によって口臭を嗅ぐなどしなければ)、フレーバー器具は周囲にフレーバーを発散するので、臭い被害というものが起きる可能性がある。

風呂に入っていない人間の臭いは耐えられない。
きつい香水の匂いもイヤだ(悩殺されるような香水も困りもの)。
ここまでは許せるが、煙草の臭いは、それらをはるかに超えて不快な臭いで許せない。


また、タバコには、煙が立ち上るという視覚的な楽しみ方もあると思う。それをフリスクで代用というわけにはゆかない。
しかし絶対嫌煙家にしてみれば、坊主憎けりゃ袈裟までの譬どおり、煙⇒悪である。
(煙草を嫌う人たちは、将来、煙草がなくなったら、文字通り煙を嫌う人になるかもしれない)

実際、FLEVOも航空機や列車内での使用は禁止されているようだ。
タバコと紛らわしいということと、やはり臭いや煙(蒸気)に不快感を持つ人がいるということが理由らしい。
ちなみに、全く煙を出さない嗅ぎ煙草の一種"ZERO Style"ですら、JALとANAでは対応が異なりANAは不可、JRはOKだが一部私鉄は不可という。(吸う人がニコチンを摂取できるということは、その人が吐く息にもニコチンが含まれているはずという理屈)

私は煙草が健康に悪いことは認めるし、いつでもどこでも煙草を吸わせろという気もさらさらない。
昔から喫煙マナーというのがある。
  • 食事中は吸ってはいけない(食べ物の味がわからなくなる、周囲の人も)、食後のコーヒーが出てからなら喫っても良いが、紅茶なら喫うべきでない(紅茶は香りを愉しむものだから)
  • 仕事中にパイプ煙草はだめ(リラックスしすぎ)とか、個室以外では葉巻は吸うな(臭いが強すぎる)
  • シガレットは、静かに、ゆっくり喫い、灰は不用意に落ちない範囲で先端に留め、消火は確実にすばやく(くすぶらせない)
などである。禁煙の場所で喫うなとか、灰皿がないところで喫うななどはマナー以前の問題だ。

その一方、あまりに煙草に対する不寛容な姿勢はどうかと思う。
煙草が悪いという論説には、あんまり科学的だと思えないものもあるし、量反応(dose-response)関係について何も情報を与えないで、ほんのわずかでも煙草を吸えば(副流煙でも)直ちに健康に甚大な害があるかのようにいうのも、不寛容のあらわれではないかと感じる。(逆に、煙草にも良いところがあると少しでも言おうものなら、医学界や禁煙運動家から袋叩きにあう)

ほんのわずかも認めないのでは、およそこの世にあるどんなものも食べられないし(毒性のある成分は必ず入っている)、太陽にあたってもだめ(紫外線はがんの原因)、そもそも地球に住んでいてもだめ(地球内部からの放射線)、と言っているようなものではないだろうか。

「安心して喫える」と言ったら絶対禁煙家には怒られるにちがいないが、有毒物質といえども閾値というものがあるはずで、私のように煙草も文化と考えていて、それを全否定する(=文化を消去する)のはあまりに虚しいと思う者にとっては、閾値が示されることは心の平安なのである。

疫学データには、量反応関係を示すものも存在する。しかし、それを禁煙運動などで示すと、少なければ良いというリアクションを引き起こすおそれがあり、まして、絶対禁煙家にしてみれば許しがたい暴挙に映るのだろう。これも非科学的態度だと私は思うのだけれど。


FLEVOの感想は、ちゃんと試してからあらためて。

フリーランス女医が教える「名医」と「迷医」の見分け方

611Q1LEcafL.jpg 筒井冨美"フリーランス女医が教える「名医」と「迷医」の見分け方"について。

ネットでこの著者の話(日給12万円!私が「ドクターX」になったワケ/YOMIURI ONLINE)を読んで、著作も読んでみようと思った。

医療関係の話については、それなりに興味深い。なんといっても現役医師であるから、話にはそれぞれ事実の裏付けがあるのだろう。
ただ、いくらフリーランスであちこちの病院を見ているとはいえ、個人で経験できる範囲は限られているだろうし、麻酔科専門だから、外科系が中心になっているだろうから、これがすべての病院・医師の実態とは言えない、その程度の心づもりは必要だと思う。

ただ、第4章あたりになると、医師の結婚の話とかばかりで、これはこれで医療の世界では切実な問題なんだろうけれど、タイトルの「名医」と「迷医」の見分け方とはあんまり関係ない。

ただし、女たらしの医師(♂)には名医が多いそうだ。
女性とのコミュニケーション力とか気遣いができる、危機管理能力に長けているという点で、患者に接する能力や実際的な対応力に秀でているということらしい。
「英雄、色を好む」と同じだろうか。
一方、脇が甘くてバレバレの不倫医師が多いとも。こういうのはダメらしい。


第1章 知られざる「麻酔科医」のお仕事
第2章 私がフリーランスになった理由
第3章 よい病院、ヤバい医者の見分け方
第4章 医療ドラマに見る病院のウソ・ホント
第5章 研究者の立場から見た「STAP騒動」
第6章 タテマエばかりの「女性活用」に物申す
第7章 日本人の「働き方」への新提言
その第4章以下では、医師ということに限らず、女性の労働について、歯に衣着せない主張が続く。
誤読と糾弾されることを怖れずその主張をまとめると、
  • 女性の役員とか管理職の割合の数値目標は、お飾りの女性を置いて、周りの優秀な男性スタッフが支えることになるだけである
  • 女性のためになるとする育児休業法その他、女性のための施策の多くは、本当に有用な女性労働者にとっては有効でない、というか弊害が多い
  • 労働の流動性を高めることが、女性に限らず、社会の生産性を高めることになる
というようなことだろう。

有能は優遇、低能は冷遇、無能は淘汰というのが著者が考える社会である。
ただ有能、低能、無能とは個人属性ではないとも考えているフシがある。
閑職のようなところでぐうたらしていた(軽蔑していた)爺医が、退職して別の病院に行ったら、キビキビ働いている、個人の能力だけではない、置かれた場所による、という納得できる話を併せて紹介し、それが、
「女性が働きやすい会社ではなく、「女性が働きやすい社会という言葉になる。

それでもやっぱり思う。
まともな話が単なるリストラ理論にすり替えられて、冷遇が貧困に、淘汰が野垂れ死になったらどうしてくれる。
(あ、医療の世界はそうなったほうが良さそうですが)

ピロリ除菌の結果

nyosokokishiken.jpg 前にヘリコバクター・ピロリの除菌処置をしたことを書いた。
先日、その結果判定が出た。

私が受けた除菌処置(薬)の成功率は80%ぐらいあると聞いていたけれど、失敗すると別の処方で再度挑戦、そのときは禁酒が求められるということなので、1回で成功してくれないとつまらぬことになってしまう。

判定は呼気で行う(尿素呼気試験法)。
尿素を含んだ試験薬を飲んで、ピロリ菌がいたら尿素が分解されて発生する二酸化炭素を検出するもの。
もちろん飲んだ要素由来の二酸化炭素であることを判定するため、試験薬の尿素は炭素13で構成されている。

P_20170428_185350_vHDR_Auto.jpg で、判定結果は無事、除菌成功であった。

検査を受ける前から、除菌に成功しただろうという感覚があった。
もともと私は下痢しやすくて、お酒を過ごしたときなどは翌日は軟便になることが多かった。

それがピロリ除菌後は、体質が変わったというのか、下痢にならなくなった。1度だけ軟便があったけれど、これは脂っこく筋のある安物のビーフステーキと安物の赤ワインの夕食の翌日である(この組み合わせは以前から下痢を起こす。ヒレのやわらかいところ で、上等のワインだったら大丈夫だったかもしれない)。
便の様子(とりわけ硬さ)も、だいぶ良質になり、糞切りも良くなった。

ピロリの除菌では、薬の副作用で下痢になることがあるとされているが、私は服用中も下痢にも軟便にもならなかったし、除菌後は、上述のとおり、もともとの下痢性もなくなった。
IMG_20170425_091936.jpg
ネットで「ピロリ除菌 下痢」で検索すると、同じようなことを書き込んでいるものが見つかる一方、逆に下痢が続いているという書き込みもある。人それぞれらしい。

こうしたことから、ピロリ菌と下痢の直接の関係は否定的なようだ。
思うに、もともと胃炎が下痢のトリガーだったとするなら、

(ピロリ菌による)胃炎→ピロリ除菌→胃炎の治癒      
             →下痢性の改善      

ということなのかもしれない。

これなら、もっと早く除菌しておけば良かった。

十数年前、知り合いの医師からピロリの除菌する気はないかと聞かれたのだけれど、当時は未だ、そんなに普及した処置ではなくて、病院側もテストしたかったようだ。


メドベデワのセーラームーン

2017-04-24_205240.png
月にかわっておしおきよ!
フィギュア・スケート国別対抗戦は、なんと日本が優勝。
男子はスゴイが、女子も随分頑張った。

それはともかくとして、先日行われたこの大会のエキシビションで、やってくれました
メドベデワのセーラームーン」。
いやぁ、期待以上です。

前に「見たかったでゲス」と書いていたけれど、今回、ちゃんとビデオに撮って、じっくりと見せてもらった。

残念ながら、ブログでお見せできるのはビデオではなくて、スティルのみ。
ご勘弁ねがいます(著作権者のかたも)

YouTubeなどには動画が流れてるので、そちらをご覧ください。


オランダの母子手帳

IMG_20170419_200441-crop.jpg 先日出席した会議でのプレゼンテーションの中から、興味深かったものをピックアップ。

母子健康手帳というのは、日本発祥のもので、それが海外でも次第に多くの国でも受け入れられつつある。
その中で、オランダの例が紹介されていた。
紹介した講師の先生もそうだが、私も、これは徹底しているなぁと思った。

オランダの母子手帳は、時期別の7分冊になっているのだそうだ。
「妊娠」、「0-4歳」、の2分冊はまぁ当然として、その後も、子供の年齢を追って編まれていて、「思春期」、「計画的に親になる」までとなっている。
「計画的に親になる」に続くのは「妊娠」ということで、一回りすることになる。
IMG_20170419_201701skew.jpg

"Planning for parenthood" を「計画的に親になる」と訳してみたけど、これで良いのかな。

まさに生殖サイクルが、親から子へと、連続して繰り返されているというわけである。

また、母子手帳に関わるエピソードとして、不遇な親子関係で育った人が、母子手帳に書き込まれていた「今日、母乳良好」という母の字を見て、人生観が変わったという話が紹介されていた。

母子手帳というのは、医師のカルテというようなものではなくて、これを通じて親子のコミュニケーションを強くするツールという性格がある。オランダのものは、それが徹底されて、次代へ積極的につなぐというものに思える。

この日の講演では、他に「切れ目ない子育て支援」という演題のものがあった。
こちらでは、のぞまない妊娠、そういう女性たちは、母子手帳の交付すら受けない、せっかくの親子の健康を守るツールなのに、それにすらアクセスされない現状についても触れられていた。

「にんしんSOS」という大阪府の電話、メール相談の取り組みも紹介されていた。年間2000件近い相談があるという。うち60%が府外からのものだそうだが、困りはてた女性がネットを頼って、情報を求めてたどり着く場所らしい。
昨年、DeNAの"WELQ"という酷過ぎるネット・ディスサービスが問題になった。やはり銭儲けでないサービスが必要なところなのだろう。


IMG_20170419_190952.jpg 以下は、"「戦後80年」はあるのか"という本の中で、上野千鶴子氏が書いていたことの引き写し。

日本は婚外子の割合は欧米に比べて極端に低く、全出生に占める婚外子の割合は、2008年のデータで、スウェーデン 54.7%、フランス 52.7%などをトップに、低いイタリアでも17.7%であるのに、日本はわずか2.1%。
出生数が少ないことが問題視されて、「産めよ増やせよ」と言われているようだが、少子の原因には、婚外子が産めない(産みにくい)という社会であるということもあるのではないか。
また、「夫はいらないが子供はほしい」という女性もいる。子供はいらないという人もいる。
「女性が一人で子供を育てられる社会」になることが求められている。


上野千鶴子氏は概略、上のようにおっしゃっているが、データにも裏付けられた説得力のある論理のように思う。
子供を産むのは女の仕事(義務)、そのための結婚・家族という人には受け入れられないかもしれないが。

歯医者

IMG_20170225_111739.jpg 月曜日、夕食を食べていると、硬いものが舌に触った。
吐き出してみると、金属の欠片。
虫歯治療で詰めていたものが、欠け落ちたのである。

歯科の定期健診には通っているのだけれど、詰め物が落ちるかどうかまではわからないようだ。

橋などのインフラも定期検査をしているけれど、大丈夫かな。


別に痛みとか、沁みるというようなことはないのだけれど、ほっておくと、掘れているところに食べかすが詰まって、虫歯になりやすいだろうし、欠けたところは尖った状態になっていて、口腔を傷つけるかもしれない。

というわけで、仕方がないから、歯医者に行くことにした。
予約をとるとなると、随分、先になるようだったけれど、事情を説明したら、土曜日の11時に来てくださいと言ってくれた。

で、昨日、11時に歯医者へ行った。
いわゆる予約ではないから、どんだけ待たされるんだろうと思っていたのだけれど、言ってみると、待合には1人しかいない。
結局、10分程度待っただけで診てもらえた。

IMG_20170225_112522.jpg 「欠けたものは持ってきてますか?」
「いや捨てました。二十年以上前のものだと思います。」
「どのあたりですか?」
「右上の一番奥のところだと思います。」
「痛みとか、沁みるとかはないですか?」
「ありません。」

で、洗浄が始まって、場所を特定。

「ほかにどこか気になるところとかありますか?」
「左下のかぶせてあるところが、少し浮いているように思います。」
「すこしガサガサしてますね。レントゲンを撮りましょう。」

で、左下もレントゲン撮影。

「虫歯にはなっていないようですが、隙間ができてますから、かぶせたものを除去して、やり直しましょう。」

IMG_20170225_112021.jpg というわけで、左下のことを言わなければ、簡単に済んだかもしれないが、ちょっと長引くかもしれない。

この日はいつもの先生ではなくて、女性の先生。
丁寧で、はっきりした言葉使い。
いつもの男の先生だと、親しらずを抜きませんかというと思うが、今回はそういう話はなし。

治療終了後に言われるのかも。


歯医者に行くといつも思うのだけれど、歯科衛生士は若い女性が多い。
こちらとしては、こんなにしていただいて、ありがたい限りなのだが、向こうはどう思っているのだろう。

年寄りの汚ならしい口の中をいじりまわすなんてのは、イヤに違いない。
もちろん仕事だからやっているわけだが、どのぐらい心理的抵抗があって、どうやって克服してきたのだろうか。

「高齢者」は数の問題かな

昨日とりあげた提言は「65~74歳には元気な人が多いから高齢者というのは時代にあわない」とのことだけれど、それだけなら提言の必要はないだろう。
本当の問題の所在は、65歳以上が多くなったから、従来の高齢者施策が成り立たなくなることだろう。

元気な高齢者は、ずっと頑張ってもらえば良い。
昨日も書いたが、天海僧正107歳、北斎90歳とか、元気な年寄りは昔からいる。
奈良時代だと、天平11(739)年、出雲国には、90歳が2人、80歳が5人という記録が残っているそうだし、律令では「70歳から致仕を聴す」とあるものの、元気な人はいつまでも働いたらしい。藤原頼通は76歳まで関白を務めている(83歳で没)。


survival_curve_comp.jpg 昔は平均寿命が短かったといわれるけれど、それは、みんなが若死にしたという意味ではない。
平均寿命が短かく計算されるのは、
  • 乳幼児の死亡率が高かった
  • 出産時(産前産後を含む)の女性の死亡率が高かった
という状況を反映している。

乳幼児の死亡率が高かったことが平均寿命を下げているということは良く知られている。

モーツァルトは6人の子供をもうけたが、成年に達したのは2人にすぎない(もったいない!)。

もう一つの出産時の女性の死亡率が高かったことは、中宮定子や葵の上など、歴史や物語的に印象づけられているわけだが、実際、第1回完全生命表(1891~1898年)を見ると、30歳超あたりで、女性の生存率が男性より低い年齢が見られる。出産にかかる死亡が影響しているものと推測される。

hitowakoushitefuetekita.jpg 大塚柳太郎「ひとはこうして増えてきた」という本に、旧石器時代の生存曲線が掲載されていたので、近現代のものと比べてみようと思った。

利用する元データは統計局のページにある完全生命表

生命表は男女別になっているので、旧石器時代の生存曲線と比較するために、出生性比を105.1として全人口に対する生存曲線を計算している。


こうして、各時代の生存曲線を並べて見ると、2010年になると本当に生存率が上がっていることがわかる。図には示していないけれど、ここ十数年は同じような曲線になっている。明治時代は、まだまだ乳幼児の死亡率が高かったことが良くわかる。

ところで、大塚氏の本は、人類史を俯瞰できて、なかなか良い本だと思った。
同書では、人類史を4つのフェーズに分け、さらに各地域に分けて分析されている。

人類誕生のフェーズ(20万年前=5000人?)、出アフリカして世界に「移住」するフェーズ(7万年前=50万人?)、定住生活をはじめ、農耕・牧畜を発明するフェーズ(1万2000年前=500万人、5500年前=1000万人)、産業革命と人口転換(多産多死から少産少死へ転換する)フェーズ(265年前=7億2000万人)。そして現代(2015年=72億人)である。

ふと思う、本当に地球はどれだけの人口を養えるんだろうか。
このことにも触れられている。根拠は曖昧なようだが、120億人。これが国連人口部の最大予測値だそうである。


曲江   杜甫
 朝囘日日典春衣
 毎日江頭盡醉歸
 酒債尋常行處有
 人生七十古來稀
 穿花蛺蝶深深見
 點水蜻蜓款款飛
 傳語風光共流轉
 暫時相賞莫相違
 勤め終えれば質屋に通い
 飲み屋に毎日入り浸る
 酒屋のつけも一杯あるが
 どうせはかない人生だもの
 花に群がる蝶々を眺め
 水面を滑るとんぼと遊ぶ
 光あふれる都の野辺に
 しばしの春を楽しまん
http://www.rinku.zaq.ne.jp/bkcwx505/Kanshipage/KanshiNo7/kanshi89.html

奈良時代に70歳以上は、それこそ古来稀なりだから、致仕年齢を、高齢者の数で決めたはずはない。

「古希」というのは、杜甫の「曲江」という漢詩から出たそうだが、その趣意は、70まで生きられるはずもないから、今日を楽しもう(酒屋のつけも払わない?)、ということらしい。


年齢だけで高齢者施策を考えるのではなく、年齢プラス所得や資産、健康状態などを考えあわせた施策が必要だということなら、それはそれでわかる。

それにしても、年金は75歳からというのは、つまり長生きできたら年金がもらえるというのは、次の世代以降にしてもらいたいものだ。

そして75歳以上だったら、遊ぶ金もたいしていらないだろうと減額したり、医療費の補填に使うという話が出てくるんだろうな。


高齢者になるのは、もう少し先かな

昨年、選挙権が18歳以上まで引き下げられたが、年末のニュースを見ていると、いわゆる成年も18歳以上に引き下げることが検討されている。

もし実現したら、その年の成人式は、通常の3倍、3年分の成人を対象にするのかな。

そして、その一方、高齢者の年齢を引き上げることが提言されたという報道もあった。
提言したのは、「日本老年学会」と「日本老年医学会」というところ。

私は、従来の定義での高齢者までもう少しというところなのだけれど、
もしこの提言が採用されたら、一気に10年も高齢者の仲間入りが遠のくことになる。

koureisha_wariai_mainichi8.jpg 高齢者になることが嬉しいかと聞かれたら、もちろん、それを心待ちにしているということはない。
というか、65歳から高齢者と言われようと、75歳から高齢者と言われようと、そんなことは所詮、言葉の定義の問題であって、加齢によって、体力、知力、精神力がどの程度落ちているのかによって、高齢者と自認するかどうかが決まるだけのこと。

私が年老いたことを意識したのは、体力的には40歳頃で、鏡で見る肉の落ちた自分の姿に気がついたとき。知力のほうは、60歳ぐらいまでは知識は増えているように感じ(あくまで「感じ」であって、実際に増えているかというとアヤシイが、自覚ということなら「感じ」の問題で良いだろう)ていたが、最近は、精神力(集中力)の衰えに添うように、知力の増加も停止したと自覚するようになった。


AS20170105004044_comm.jpg というわけで、高齢者かどうかは自分が決めると思っているわけだが、社会から高齢者として遇されるかどうかは別の問題である。

報道によると、65歳以上を高齢者としたのは、そのための法的根拠があるわけではなく、統計上の高齢者は国際的に65歳以上とする例が多く、これに合せているという。高齢者を対象とする法令は、それぞれ個別の法においてその年齢が定められているらしい。


今回の提言は、65~74歳は「心身とも元気な人が多く、高齢者とするのは時代に合わない」ということが根拠だそうだ。
しかし、身体状況で高齢者を定義するというのは、社会性という面からはいかがなものだろう。この提言の発想からすれば、社会政策まで広く考えているとは考えにくい。

定年後再雇用が義務付けられるなど、高齢者の雇用環境は改善されていると思うけれど、それも65歳までで、75歳まで雇う?

奈良時代の役人の「定年」は70歳だったとか。(⇒Wikipedia "致仕"


元気な「高齢者」が多いといっても、65歳に達する前でも元気じゃない人だっている。
敬老祝金のようなものは別として、福祉施策は、それを必要とする人がいるなら、75歳に達していないからといって打ち切って良いものだろうか。
報道では、この提言を契機として、各種の高齢者施策が後退するのではと、心配するものが見られた。

それにしても「65~74歳を高齢者とするのは時代に合わない」というけど、時代の問題だろうか。
「真田丸」でおなじみの真田信之は93歳まで生きた。
天海僧正は107歳、北斎は90歳で、どちらもギリギリまで働いたらしい。

たしかに、時代が進むにつれて、元気な(脳卒中などの治療を受けていない)高齢者の割合は下がっているわけだけれど、そうではない(つまり多くの人が避けたい)元気でない高齢者もいる。
そうした元気でない高齢者の割合は下がってきたかもしれないが、絶対数は時代とともに増加しているのではないだろうか。こちらが高齢者の範疇からはずれてしまうということに、問題はないのだろうか。

はっきり言って、65歳を超えていれば、よほど特別な人以外、高齢者として遇されることはメリットが多いはずである。高齢を理由に就職を断られるといっても、そもそも65歳超だったら差別を受けたと思うだろうか。

自分では高齢者の自覚はないけれど、高齢者を優遇する制度はちゃっかり使う。
それが元気な高齢者の姿である。
私もそうなりたい。
今更、もう10年待ちなさいなんて。


と、こんなことを言うから、高齢者を75歳以上にしようと主張する為政者が出てくる。

元気なんだから、それだけで恵まれてるよ。何をしてもらいたいと言うんだ?
(そして病気になったら、「これだから高齢者は困るんだ、お荷物だな」と言うんだろう)
すみません、おめおめ長生きした私が悪うございました。


だけど、元気に生きてるご褒美という考え方があっても良いのでは。そしてそのご褒美が、高齢者の健康増進につながるものだとしたら。そしてその健康増進効果が65歳で最も高まるのだとしたら。たとえば、弱り切ってからスポーツをはじめるよりは、体力が下り坂になったときにそれを維持しようという方が簡単そうじゃないか。

ごちゃごちゃ書き散らしたけれど、提言では65~74歳は「准高齢者」とするとある。「高齢者・後期高齢者」という現在の呼び方を「准高齢者・高齢者」と、言葉上デフレ(デノミ?)するに過ぎないのかもしれないけれど。
要は、何が問題で、何をすれば良いのか、言葉遊びに惑わされなければ良いわけだ。

それにしてもなんで75歳なんだろう、70歳でもよさそうに思う。
70歳は、「古希」という言い方もあるし、「従心」という言い方もある。官人の定年のことを書いたが、「致仕」は70歳を指す言葉としても使われるそうだ。
75歳って、何か特別な呼び方ってあったっけ?

健康増進法が改正されるかも

飲食店内や駅構内は原則禁煙に…受動喫煙対策
20170116-00050045-yom-000-4-view.jpg
 非喫煙者もたばこの煙を吸い込む「受動喫煙」への対策を盛り込んだ健康増進法改正案の概要が16日、明らかになった。
 飲食店内は原則禁煙とするが、喫煙室の設置を認め、悪質な違反者には過料を科すことなどが柱になっている。政府は20日召集の通常国会に改正案を提出する方針だ。
 改正案では、医療機関や小中学校などは敷地内を全面禁煙とした。大学や官公庁は屋内を全面禁煙としたが、屋外での喫煙は容認した。飲食店や駅構内なども屋内原則禁煙としたが、喫煙室の設置を認めた。
 不特定多数の人が利用する官公庁や公共交通機関などの施設管理者に、〈1〉喫煙禁止場所であることを掲示する〈2〉喫煙が禁止されている場所に灰皿などを置かない〈3〉禁止場所で喫煙した人に中止を求めるよう努める――などの責務を課すことも明記する。違反した喫煙者や施設管理者には、都道府県知事などが勧告や命令などを出し、改善しない場合は過料を科す。
読売新聞 1/16(月) 15:13配信
昨日、豊洲のベンゼンとタバコのベンゼンについて書いたけれど、そういえば、かねてから噂の公的施設(不特定多数が集まる施設)の禁煙の強化(罰則つき)を盛り込んだ、健康増進法の改正案の概要が報道されていた。

いわゆる受動喫煙(passive smoking)、一部の禁煙運動家は強制喫煙(forced smoking)と言う、の防止が目指されている。

同様の法制化については、自治体の条例でも試みられている。記憶に新しいのは、神奈川県の受動喫煙防止条例で、問題になったのは、商売に影響しそうな、パチンコ屋などの遊戯施設や小規模の飲食店で義務付けるかどうかだった。
結局、神奈川県の条例では、これらの施設では努力義務とされたようだ。

今回の法改正でも、問題になるのはこうした施設の扱い。テレビの報道では、小さな喫茶店で分煙のための設備(オープン型)も設置したのに、それではだめで、喫煙をみとめるなら、別室にすることが求められているというような話だった。

法改正でも、修正案が出て、神奈川県条例のようになるのかもしれない。

それはそうとして、こういう法改正が行われると、嫌煙家はますます力を得る。
私など、家でタバコを吸おうものなら、DVと言われるのではないかと心配である。
物理的暴力、言葉の暴力につづいて、化学的暴力というわけだ。

私はタバコの害については、それなりに知っているし、もう数年ぐらいは勤務時間中や喫煙禁止場所では吸わない生活が続いているから、やめようと思えばやめられるかもしれないが、やめようという気持ちにならない。

禁煙運動家には「タバコを憎む人」と「タバコの害を憎む人」(害がなければ問題ないと考える人)がいるとかで、前者はヒステリックな感じというか、喫煙者を人格破綻者のように言うので、ええかげんにせえよという気持ちになって、かえって反発してしまう。

たとえば、昨日の記事でタバコに含まれる有害成分のデータを使ったけれど、そうしたキーワードで検索すると、何百・何千と化学物質が含まれていて、どれもこれも有害物質であるといった、情緒的な主張ばかりヒットして、量的データを見つけるのに苦労した。

WHOの事務局長は、「タバコは何本まで許されるか」という質問に対し、ゼロと回答したそうだ。
どういうやりとりの中で出た言葉かわからないけれど、1日1本でも害があるにしても、それがどの程度のものか知りたいという質問者が満足する答えではないと思う。
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有害物質でも量的な閾値というのがあるはずで、ゼロ=あってはならないというのは、気持ちとしてはわかるけれど、dose-response関係が立証されていないとしたら、少なくとも私が読んだ疫学の本では、因果関係を認めることは困難と書いてあったと記憶する。もちろんタバコと諸疾患の間には、dose-responseはあるとされているけれど。


吸わないことがベストだとしても、1本の快楽と1本の害毒を天秤にかけて考えるような余地はないのだろうか。

タバコの値段を上げれば良いという意見があるけれど、じゃあ、いくらにすれば良いのか。
タバコ1本吸う事と同等の満足を得られるのは、
コーピー1杯でしょうか、ビール1杯でしょうか、それともディナーコースでしょうか。

ピロリ除菌

P_20170111_132413s.jpg 先日12日から、ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌を開始した。

昨年12月に内視鏡検査を受けて、随分胃が荒れているということ、前に人間ドックでピロリ陽性の結果が出ていることから、医師がピロリ菌の確定診断のために組織を採っていたのだけれど、推測どおり、ピロリの存在が確認された。

12日に開始して、7日間、朝夕に除菌用の抗生物質などを連続服用する。
副作用として、下痢・軟便、発疹などが出ることがあるというが、今のところ、顕著な副作用はない。

強酸性の胃の中に、細菌が住んでいるということは、比較的新しい発見で、それが胃がんとも関連があると言われ出したのは、さらに新しい。その頃、多分10年ぐらいも前だろうか、知り合いの医師に、ピロリの除菌やりますかと言われたことがあったのだけれど、雑談の中での話で、あまり気にせず、そのままになっていた。

IMG_20170111_114757-crop.jpg 私は、20年ぐらい前に胃潰瘍をやったことがあるのと、その後も、ときどき胃が痛む感じがあるので、この際、ピロリとの関連もあるかもしれないと思って、ピロリ除菌をやることにした。

除菌が成功したかどうかは、2ヶ月後に検査をすることになっている。
前に精密検査を受けたときに、内視鏡またやりましょうと言われていたけれど、それは胃の荒れ方が少し酷いので、年一回の内視鏡検査をやるべきという趣旨で、2ヶ月後に内視鏡ということではないようだ(ちょっとほっとしている)。

医師から特に注意されたわけではないが、ネット情報などを見ると、深酒は除菌失敗につながるおそれがあるという。
一週間、おとなしくしていよう。

除菌に失敗すると、二次除菌ということで、別の薬を飲むことになるらしいが、そのときはアルコール禁止だそうだ。そんなことになってはたまらない。


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