16ヵ月ぶりの歯医者

P_20180717_175913_vHDR_On.jpg 昨日は、16ヵ月ぶりの歯医者。
とくに痛みとか、そういう症状はなかったのだけれど、あまりにご無沙汰なので、健診を受けようというわけ。

予約は夕方5時なので、職場を2時間早退すれば十分なのだが、学研都市線が3日続けて、線路温度上昇のために運休・遅延を起していたので、まさかとは思うけれど、この際、半休をとった。

こういうことをすると、なぜかダイヤの乱れはなかったようだ。


ということで、予定時刻より10分ほど早く歯医者へ。
歯石除去、クリーニング、それから少し尖った感じのある歯を削ってもらうなど、衛生士さんのお世話になったのが35分ぐらい。

P_20180717_173945_vHDR_On.jpg その後、数分で歯科医の診察。
奥歯の一部が少し気になると衛生士に伝えていたのだが、その場所を歯科医が一気に処置。

ちょっと説明してからにしてほしい。

虫歯跡でかぶせてある金属と歯の間の充填物が脱落しかけているということで、これを一旦取り去って、新しいものをつめる。

人工物は、新陳代謝とか自己修復とかするわけではないから、生体との間ではどうしてもこういうことが起こるのかもしれない。
もし昨日、健診を受けてなかったら、隙間に食べかすが入ったり、充填物が脱落したりして、面倒なことになっただろう。

ということで、やはり定期的なメインテナンスは必要だと思った次第。

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終わった・・・W杯

d4ab2e59.jpg 本日未明、ワールドカップ決勝トーナメントの日本の最初の試合、対ベルギー戦。
結果は下馬評どおり、日本の負け。

私はベルギーの一方的な試合になると思っていたのだが、スコアは2-3、大変な善戦といってよい。

実は、どうせ勝てないと思って、さっさと寝てしまった。午前3時頃に、やはりどこかで気になっていたのか、眼が覚めたけれど、まあいいか、と再び眠りにつく。

photo_823_1.jpg そして、午前4時頃、後半がはじまる時間にも目が覚めたけれど、やはり、このまま寝てしまおうと思ってうつらうつらしていたところ、熱心に見ていた家人が「2-0で勝ってる」と起しに来た。
それならばと起きてテレビを見始めたのだけれど……。

結局、私はリアルタイムでは、ベルギーの3ゴールだけを見たことになる。

後半、ベルギーの攻めが目立ってきたとき、相手のシュートが枠をはずすことがたびたびあり、日本の決定力不足が相手にも伝染したかと思ってニヤニヤしていた。

しかし、ベルギーの初得点。これはなさけない、とられなくても良い点のように見えた。
あそこはキャッチだろう! と。

201807020000557-w500_17.jpg ベルギーはこの得点で切り替わったのか、本来の力が出始めたように思う。
そしてアディショナル・タイムの失点。
本田のCKが簡単に相手GKにキャッチされ、そこから一気のカウンター。

ここで終わった。


なんといっても、相手は世界ランキング3位の強豪。
どういう計算なのかよくわからないが、なんでも、ベルギーの選手合計の市場価値は900億円以上とかで、日本の10倍だそうだ。(ネイマールやメッシは、一人でそれぞれ200億円以上という)

選手の市場価値とか年俸とかで強さを評価したら、広島カープなんか最下位になるのではと思うけど。


このワールドカップ、試合の時間帯が遅いので、あまりゲームを見ていないのだが、決勝トーナメントの最初の試合、フランス対アルゼンチンのゲームは見ていた。
そのスピード、ボディの強さ、パスやトラップの正確さ、シュートの強烈なこと、そしてポジショニングや展開を読んだ隊形が瞬時にとれること、どれをとっても凄まじいレベルを感じた。

dba54e0358bc4fe17fe63177339e3090_content.jpg わけても、フランスのエムパベ選手(19歳)は、そうしたワールドクラスの選手の中にあって、相手を振り切るスピードとテクニック、GKが手に触れても止められない強烈なシュート。
彼を止めるのは反則しかない。
そして、その結果は、PKを与え(フランスの先制点)、3選手がイエローカードを出されるというとてつもないもの。

日本代表も、久保建英(17歳)を代表に入れたらよかったのにと思う。


いやぁ、世界は広く、そして遠い。

それにしても、勝ててた試合だったのではないか。
2点リード後、GL最終戦のように、徹底的にひいていたら、相手はもっと焦ったのではないだろうか。
いや、それでは自陣でプレイすることになり、一瞬のスキを、それも何回もつかれて、もっと失点したかもしれないが。

決勝トーナメントへ

Japan_vs_Poland_over.jpg ワールドカップ・サッカー、昨夜のポーランド戦、0-1で、日本の敗北。

コロンビアがセネガルに勝って、勝ち点6でグループ1位、ポーランドは勝ち点3でグループ4位。
そして日本とセネガルは、どちらも勝ち点4、得失点差0、総得点4とまったく並んだが、フェアプレイポイントという警告の数で、日本が4、セネガルが6のため、フェアプレイポイント差で日本がルール上2位となる。

前半は日本がやや優勢で終えたが、後半早々、相手FKからの失点。そしてこの時間ぐらいから、日本選手は集中を欠いたのか、スピードがおちたのか、パスは通らないし、ディフェンスのつきかたも緩くなってしまったように見えた。

そして、なんと、コロンビアが1-0でセネガルをリードしているということで、このまま終われば前述のような結果となり、日本が2位になり、決勝トーナメントへ進むことになる。
無理に攻めてカウンターをくらって失点したくない、無理に厳しいプレイをして警告をもらいたくない、その結果、最後10分ぐらいは、ただパスを回して時間が経つのを待つ状態。
そして、ポーランドもそれにお付き合い。
場内はブーイングの嵐のようだった。

他のグループでもフランス対デンマーク戦で、フランスはGL突破が決まっており、デンマークは引き分ければGL突破という状況で、フランスは主要メンバーを休ませ、デンマークは引き分けねらいの、弛緩したゲームを行い、ブーイングの嵐が起こった。

サッカーでは試合の進行を遅らせると、遅延行為として警告を受けるわけだが、このチーム全体での遅延行為とも見えるものには警告は出ないんだろうか。
ボクシングだったら、審判が「ファイト!」というところだ。
柔道だったら、「指導」が出るところだ。

、 引き分けなら文句なしで決勝トーナメントへ進むところ、試合前には、引き分けは考えていない、勝ちにいくと威勢の良いことを言っていたのだけれど。(なるほど引き分けにならなかった)

セネガルが追い付いたら日本のGL突破はなかったわけで、1-0のままコロンビアが勝つことに賭けたわけだが、これはこれで苦しい賭けだった。攻めに出ても得点が期待できる状態ではなかったのかもしれない。

こんな試合をしてしまったのだから、決勝トーナメントでは、最後まで戦う姿勢を見せてもらいたい。

トーナメントだから、他の試合待ちなんてことはないから、そうするしかないわけだが。


また、ごめんなさい、本田さん

2018-06-25_093730.jpg 本日未明、ワールドカップ・サッカー 日本の第2戦 日本対セネガル戦。

私の予想は、セネガルの勝利。
そして、結果は、2-2の引き分け。
上々ではないだろうか。

最初の失点こそガックリした。

川島のクリア(パンチ)が、目の前の相手選手の膝にクリーンヒット。
これだけ見れば実に不運。ただ、GKのトータルの動き、ボール捌きはどうだったか、次戦への薬にしてもらいたい。


2018-06-25_084358.jpg そして、乾の、このコースしかないという見事なシュートで、前半を1-1で終了。

前半終了間際のオフサイド・トラップはびっくりした。
自陣ゴールすぐの場所、一人でも残ったらゴール必至の状態で、よくこんなことができたなぁ。


後半も、先に点をとったのはセネガル。
日本はズルズルと下がることはなく、攻めの姿勢。

2018-06-25_084449.jpg そして、本田の投入、数分後、きれいなシュート。
いやぁ、本田さん、やるときはやるんだなぁ、またもごめんなさい。

実は、本田が交代出場して、日本の流れが悪くならないか心配していた。前にも書いたように、本田選手にボールが入ると、チームの流れが、そこで一瞬滞るのではないかと思ったから。

しかし、今回はそういうこともなく、日本の攻撃は続く。
そして、同点ゴール。
本田のポジショニングの見事さに脱帽。
点取り屋の嗅覚というものだろうか。

次は調子が悪く、既にグループリーグ敗退が決まったポーランド戦。
有終の美を飾ろうと力が入るのか、士気が上がらず本来のパーフォーマンスが出なくなるのか。

ポーランド戦、引分以上で決勝トーナメント出場が決まる。

セネガルがコロンビアに勝てば、日本は負けても決勝トーナメントへ進める。

またまた、ごめんなさい、本田さん」の記事を書きたいな。

ごめんなさい、本田さん

Zw34D7F.jpg 昨夜(日本時間)、サッカー・ワールドカップ2018の日本代表の初戦。
対コロンビアで、2-1で勝利。

周知のことだから、記事にする値打ちもないのだけれど、以前の記事で、「本田選手がスタメン(同点かリードされて途中)出場する場合は、日本の負け」なんて書いたものだから、ここで一言、謝っておかなければならない。

「本田選手がスタメン出場する場合は日本の負け」にとどめておけばよかった。「同点で途中出場も負け」が余計だった。


DgDa6tUUcAE7Jgu.jpg たしかに、スタメンの大迫・香川が、いきなり機能して

 香川のパス→
 大迫のシュート→
 GKがはじいたこぼれ球を香川がシュート→
 相手DFのハンドでPK:
 そして、香川のがPKを決める

このスタートは本田を出さない日本チームのコンビネーションの得点ではないかと思うので、私の予想も、意味的にはあたっていたとも思う。

AS20180619005308_comm.jpg とはいうものの、後半同点からの本田選手の途中出場、そして本田のCKから大迫がヘディングであわせて見事なゴールで勝ち越し。
本田選手も立派に仕事をした。

私は、前の記事でも書いたけれど、本田選手のFKやCKは値打ちがあると思っている。問題は流れの中で彼が活きるか、活かされるかにある。昨夜の試合については、相手が一人少ない状態でずっと戦ってきて、すでに疲れがたまっていたから、自由に動けたという解釈もできるのではないだろうか。

20180619-00000165-jijp-000-4-view.jpg とにかく勝ち点3を得た。
おめでとう、西野ジャパン。

しかし、試合開始3分で、相手が1人レッドカード退場、そしてPKゴールと、2つの大きなハンディをもらっての勝利である。
PKは奪い取ったものだが、レッドカードのほうは、レフェリーの判断。
コロンビア選手がずいぶん審判に食い下がっていたが、判定はかわらなかった。

ドイツが負けたり、番狂わせが続くワールドカップ、混乱の中で勝ちあがれるか日本。

サッカー・ワールドカップ2018

World_cup_2018_Puchin.jpg 去る6月14日から、ロシアでサッカー・ワールドカップ2018が開幕した。
開会式も行われたようだが、オリンピックのような派手なものではなく、プーチン大統領の演説などがあったらしい。

放送もあったらしいが、テレビでも大々的な番組宣伝などをしていなかったから、気付かなかった。
もっとも、気付いていても視聴したかどうか。


オリンピック以上の大興奮、とは日韓共催で行われた2002年大会のときに、誘致活動をしていた自治体職員の言葉だけれど、Jリーグも含め、あまりサッカーを見ない者としては、ピンとこない。

それでも、1998年のフランス大会は、日本が本大会に初出場した大会で、日本の試合はしっかりテレビ観戦した。
このときはなんといっても、中田英寿選手が印象的だった。
素人眼だから、とんでもない間違いをしているかもしれないが、他の日本選手とは全く違っていた。動きにムダが感じられず、それでいてスッとスペースへ出てきて、強いボールを出す。

残念ながら、その動きと強いボールに対応できない他の日本選手。中田選手がパスを出せば、そのスペースに走り込む選手がいない、なぜ来ないんだとイライラしている姿が思い出される。パスを待っていてどうするんだ!


今回は、大会直前でのもやもやした監督交代があって、もう一つ、代表への応援が盛り上がっていなかったようだが、先日のパラグアイ戦の勝利で、これなら応援しがいがあるという感じでになってきたのではないだろうか。
パラグアイ戦では、絶対的エースとされていた本田圭佑選手を使わず、新しい体制で戦い、これが良かったという専らの評価である。

素人眼だから、何にもわかっていないと言われるかもしれないが、本田を出さなかったのが勝因ではないかと思う。
本田選手といえば、フリーキックで無回転シュートが決まるシーンが印象的で、日本の大砲という感じであるのだけれど、私の印象では、横綱のように構えているのか、そのために彼にボールが入ると、そこでリズムが変わり、チームの流れが止まるように感じる。
そこから彼が起点となって攻撃が組み立てられるとか、猛然とドリブルしてディフェンスを切り裂くというシーンが多ければスゴイと思うけれど、彼はどうみても走るのは遅い。ドタドタしているように見える。
単なる印象だから、あまりアテにはならない評価かもしれないが、私にはもどかしい。

もちろんフリーキックでゴールを決めたら拍手喝采だけど。


3be3cd3cd706ab33a5a85fb37cae5dc0.jpg さて、日本代表の最初の試合は、6月19日のコロンビア戦。
私の予想は、本田選手がスタメン(同点かリードされて途中)出場する場合は、日本の負け。

もちろん本田選手が出ないなら勝つというわけではない。


パラグアイ戦のときの布陣でのぞみ、それがうまく機能すれば、ひょっとしたら、勝てるかもしれない。

パラグアイ戦では、特に後半、ワンタッチで流れるようなパス、体制がくずれず積極的で安定した守備など、とても日本代表とは思えないプレーぶりだった。


忖度でごまかせなかった

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「最初のプレーでQBをつぶせ」と言ったのがまずかったな。やっぱり「チャンスがあったらつぶせ」と指示するべきだった。そうすれば、焦って、あんなバレバレのプレーをせずにすんだだろう。
それにしても、いくら指示があったからといって、すぐにバレるようなプレーをするとは、使えん奴だな。

反則タックルの後、すぐに引っ込めなかったのもまずかったな。相手QBは負傷退場して目的は達成しているわけだから、奴に引き続きプレーさせる理由はもうなかったのだ。たしかに、QBをつぶすのなら出場させるとは言ったが、冷却時間をおいて、セカンドクォーターに戻すという方法もあった。これは反省すべきところだな。

騒がれてからの対応も失敗だった。選手の受け止め方と乖離があったというような逃げている印象を与える言葉使いではなく、タックルは強めに一発で倒せという指示をした、私の責任だと早めに謝罪の言葉を出していたらここまで騒ぎにならなかったかもしれん。

しかし、どれも後の祭り、謝罪で済むならいくらでも謝るが、今更、説明を翻すわけにはゆかぬ。こうなったら限りなく黒に近くてもグレーにとどめるしかない。それに黒だということで、大学が私に責任を押し付けるなら、大学もろとも地獄行きだ。大学もそれは分っているだろう。

それにしても、選手たちが奴の肩を持ってこちらに不利な証言をしているみたいだが、そんなことをしてたら自分たちもただでは済まない、今のままフットボールが続けられなくなるということがわかってるのか。
昔、篠竹監督のころの日大は、ショットガンを多用して、レシーバーを絞らせず、細かくパスで前進してファーストダウンを奪うという(私の眼からは泥臭い)戦術が多かった。悲しいかな関西学院がなかなかそれをくずせず、甲子園ボウルで勝てなかった。

そういうときに、ランプレーに松田というエースが出て、京都大学が関学を撃破、一気にトップに躍り出た。さらに、その後、怪物東海というQBが出てきて、彼を中心に京大が、甲子園ボウルはもちろん、学生と社会人で日本一を決定するライスボウルも制した。

アメリカン・フットボールの人気が出たのは、スポーツで日本一になるなど誰も考えていなかった京都大学が日本一になって、アメフト・ファンに限らず、京大応援団みたいな人たちが盛り立てたのかもしれない。
そして、人気が出てくると、プレイヤーの層が厚くなり、全体のレベルアップにつながった。それは社会人のアメリカン・フットボールの活性化にもつながった。
そのころは、社会人より学生のほうが強かったと思うが、多くの学生が卒業後、社会人チームに入るようになり、俄然、社会人が強くなったのではないだろうか。

そういえば、ラグビーも昔は学生が良い勝負をするというか、学生のほうが強いという時代があった。学生は国際ルールの40分ハーフ、社会人は35分ハーフでやっていた時代だ。

この事件で、アメリカン・フットボール全体が支持を失うようなことになったら、残念なことだ。

週刊誌などの情報では、事件の渦中の前監督は、学生の就職にも絶大な力があり、監督に嫌われると就職もままならないという。一方、企業のほうも、ここのアメフット部員ならばということで採用するという。

しかし、こんな体質を企業に移植するような採用を続けていて、パワハラの容認につながるおそれはないのだろうか。また、日本企業の弱みである個性と企画の強化もおぼつかないのではないだろうか。
フットボールだけやらせるのでないなら、企業側も考えた方が良くはないか。
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「もうすぐ絶滅するという煙草について」

「もうすぐ絶滅するという煙草について」というタイトルだけれど、実際に絶滅危機にある煙草の近年の状況が書かれているわけではなく、古今の著名人による煙草に関わる小文を集めたもの。

刺激的なタイトルである。希少生物保護などで見られる「絶滅する⇒絶滅は防ぐべき」という思考回路が私にもあって、このタイトルからは、煙草を絶滅から守ろうという趣旨で編集されたものと思って手に取った。

もちろん愛煙家の私としては、それを期待して読んだわけだ。


ところが、たしかに、煙草へのオマージュも集められているけれど、煙草の害、禁煙体験なども収録されている。
全体はⅠ、Ⅱ、Ⅲの3部に分けられているのだが、Ⅰは煙草への愛着・オマージュが、Ⅱは煙草の害とそれとの折り合い、Ⅲは禁煙すること・禁煙体験、といったふうにまとめることができそうだ。

煙草は体に悪いから絶滅させなければならないというような、偏狭な禁煙原理主義者の文章は収録されていない。


【収録作品】
芥川龍之介 「紙巻の煙の垂るる夜長かな」
開高健 「人生は煙とともに」
中島らも 「喫煙者の受難」
内田樹 「喫煙の起源について。」
松浦寿輝 「煙草」
古井由吉 「さて、煙草はどこだ」
夏目漱石 「文士と酒、煙草」
久世光彦 「煙草の人たち」
浅田次郎 「作家と煙草」
荒川洋治 「ぼくのたばこ」
原田宗典 「何故煙草を吸うのか?」
米原万里 「喫煙者にとっても非喫煙者にとってもうれしいタバコ」
吉田健一 「乞食時代」
佐藤春夫 「たばことライター」
丸山薫 「煙草あれこれ」
杉本秀太郎 「パイプ」
澁澤龍彥 「パイプ礼讚」
安西水丸 「パイプの話」
あさのあつこ 「憧れのパイプ、憧れの煙管」
安岡章太郎 「葉タバコの記憶」
堀口大學 「煙草ぎらひ」
谷川俊太郎 「煙草の害について」
なぎら健壱 「嫌煙」
山田風太郎 「けむたい話」
常盤新平 「たばこ」
別役実 「喫煙」
池田晶子 「たばこ規制に考える」
筒井康隆 「喫煙者差別に一言申す」
金井美恵子 「タバコ・ロード、マイ・ウェイ」
池田清彦 「たばこ一箱を一〇〇万円にしてみたら?」
泉昌之 「新さん 第四話 定食屋」
倉本聰 「禁煙ファシズム」
安部公房 「タバコをやめる方法」
島田雅彦 「禁煙の快楽」
東海林さだお 「非喫煙ビギナーの弁」
小田島雄志 「禁煙免許皆伝」
中井久夫 「煙草との別れ、酒との別れ(抄)」
斎藤茂吉 「禁烟」
赤瀬川原平 「タバコと未練」
いしいしんじ 「元煙草部」
内田百閒 「煙歴七十年」
いしいひさいち 「ののちゃん7218」
前から順番に読むわけだから、最初(Ⅰ部)は煙草についての薀蓄やオマージュばかり読むわけで、最初の感想では、嫌煙家からはとんでもない本と断罪されるだろうと、愛煙家の私はニヤニヤ(ヤニヤニ)しながら読んでいた。

そうだそうだ、煙草は人体に有害かもしれないが、それも文化として尊重するなら、絶滅したとしてもその文化の香りは大事に保存しておくべきだなどと考えながら。

JTの「たばこと塩の博物館」というのがある。本書が扱う文章は、夏目漱石ぐらいからだけれど、この博物館では、おおらかだった江戸時代からの貴重な資料が収集されている。
随分前に、東京出張のときに時間があって、寄り道したことがある。その頃はビルの1フロアぐらいの小ぢんまりした展示設備だったけれど、今は墨田区に移転して立派になっているらしい。

しかし、禁煙原理主義者は、そういう博物館の存在すら許さず、いつかは打っ壊してやろう、煙草を人類史から抹殺してやろう(記録抹殺刑=Damnatio Memoriae)と考えているかもしれない。
坊主憎けりゃ袈裟までというような。ああ、恐ろしい。


Ⅱ部に読み進むと、煙草の害を踏まえたうえで、この煙草というものとどう付き合うのが良いのかという文章が集められている。

一つ紹介すると、米原万里「喫煙者にとっても非喫煙者にとってもうれしいタバコ」というのがある。
この文章では、ニコチンと香料を固めたものを加熱して吸引するアイデアを披露している。煙がないのは愛煙家には頼りないだろうが、非喫煙者への迷惑はかなり減らせるし、愛煙家にとってもタールや紙の燃焼がない分、幾分か健康的だろうとも付言されている。
これってまさにここ数年で急激に普及しはじめている電気加熱式煙草である。

これがいつ書かれた文章なのかわからないのだけれど、米原氏は2006年に没しているから、少なくとも12年前だ。(フィリップ・モリスやJTがこの文章を読んで開発したわけではないと思うけど。)
なるほど、米原氏はなかなか先見の明があると思うけれど、その電気加熱式煙草ですら、嫌煙家には許されないということまでは予見できなかったようだ。



Nonochan7218.jpg そしてⅢ部まで読み進めると、がらりと様相が変わる。
Ⅲ部の最初の安倍公房氏、最後のいしいひさいち「ののちゃん」は別として、他は、禁煙体験が綴られたものである。
禁煙運動家が、いわば外の高みから、喫煙者を見下す調子で、命令口調で禁煙を説くのとは全然違い、ヘビースモーカーの禁煙体験談、それも多くは病気(必ずしも煙草との因果関係があるというわけではない)をきっかけにしている話である。

斎藤茂吉氏の文章には、宗吉という息子が隠れて煙草を吸っている旨の記述がある。そういえば「どくとるマンボウ青春記」などのエッセイには煙草のことも書かれていたと思う。


煙草の害は良く分かっている、それでも、良いところもあるし、これがライフスタイルであり、文化であると考えている愛煙家には、この先達の話はこたえる。
害はあるにしても、1本も喫えない(禁煙原理主義の主張ではそうなる)というのは、あまりにゆとりがなさすぎて、素直に従う気にはならないわけだが、それまで煙草をこよなく愛していた先達の禁煙談からは、他人にやめろというつもりはないけれど、煙草がない生活でも別に困らないよ、と説得してくる。

今のところ、まだ禁煙に踏み切る予定はない(既に1日6~7本までになっている)のだけれど、そのうち気がかわるかもしれない。

ところで、本書中の文章では、煙草を「喫む(のむ)」と表現しているものが多い。この頃は「喫う(すう)」と言うほうが優勢だと思うけれど、この変化はいつ頃だろう。

オリンピック・メダリストがこんなところに

ピョンチャン・オリンピックのメダリストの歓迎行事、パレードが各地で行われているけれど、こんなところで金メダリストに遭遇。

昨日、くずはモールに買い物に行ったら、「駅弁とうまいものフェア」という催しをやっていた。
特にあてもなく、何が出ているか見ていたのだけれど、なんと、長野オリンピックのスキージャンプの金メダリスト、船木和喜選手が、売り子として店に立っていた。

販売しているのは、パイやドーナツなど。
船木選手は、イベントとして雇われて売り子に立っているわけではなくて、この菓子類を販売する会社の代表を務めておられるそうだ。
北海道余市に店があり、材料も地元のものを使っているという。砂糖も普通の白砂糖は使っていない(何なのか説明してもらったのだけれど忘れた)。また、生クリームもこだわったものらしい。(以上、船木店主のご説明)

私は、アップルパイとさくらんぼのパイのハーフハーフというのを購入した。
なかなか良いもの。ベタベタと甘いアップルパイというのはあまり好きじゃないのだけれど、ここのアップルパイはベタベタせず、甘さも適度、生地もサクサクしていて、これなら好きだと言える。さくらんぼのパイも甘さの傾向は同様で、これもおいしい。

実は、最初にあちこちの店を見て回ったときには、船木選手には全然気が付かなかった。

普通、品物の方は見るけれど、店員の顔なんて(美女なら別かもしれないが)、見ることはないだろう。

気が付いたのは、催しもののポスターを見たとき。
えっと思って、ポスターの反対側に振り返ったら、すぐわかった。いらっしゃいました。

別の買い物をしている連れに、船木選手が来てると言ったら、よそのおばちゃんも聴いていて、どこにいらっしゃるんですかというので、その店を指さしたのだけれど、怪訝な様子。
どうやら、舟木一夫と間違えていたみたい。しかたがないので、長野オリンピックで金メダルをとった船木選手ですよ、と説明してあげた。

で、船木選手の店へ行って、写真を撮らせてもらい、品物の説明なども聴いていた。
そしたら、ショーケースの上に、天秤が置いてあって、パイとなにやらが釣り合っている。そのなにやらを船木選手が取り上げて、みせてくれました。

 長野オリンピックの金メダル!

この金メダルの重さにあわせてパイを作っているんだそうで、メダルを手に取らせてもらった。
長野オリンピックのメダルは、漆で仕上げてあるというのは知っていたけれど、漆細工というと普通は木にするもので、もっと軽いものかと思っていたが、意外に思い。ずっしりくる。

3月28日までやっているらしい。
生メダリストを見たい人はどうぞ。

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「抗生物質と人間」

Kousei-busshitsu_to_ningen.jpg 山本太郎「抗生物質と人間―マイクロバイオームの危機」について。

一年ちょっと前、ヘリコバクター・ピロリの除菌を行った。
もちろんその時には、除菌すると、逆流性食道炎や食道がんのリスクが上がるという情報は耳にしていた。
もう随分前のことだが、胃潰瘍の既往歴があるので、胃がんのリスクを下げることもあるけれど、より直截な胃炎や胃潰瘍などの不快な症状の予防として考えたのである。

使用した除菌薬は「ボノサップパック」というもので、プロトンポンプ阻害剤と2種の抗生物質をセットにしたものである。
  • クラリスロマイシン----マクロライド系、細菌のリボゾームのタンパク合成を阻害
  • アモキシシリン--------β-ラクタム系、細菌特有の細胞壁合成酵素に特異的に阻害作用
Clarithromycin_structure.jpg Amoxicillin-2D-skeletal.png
プロローグ
―抗生物質がなくて亡くなった祖父母、
 抗生物質耐性菌のために亡くなった祖母
 
第1章 抗生物質の光と影
二人の患者―エピソード1/ペニシリンの発見/劇的な効果/抗生物質が効く仕組み/コモンズの悲劇/耐性菌の登場/進化の安定戦略が教えてくれるもう一つの重要なこと/急増する肥満は現代の疫病か/アレルギー/糖尿病/現代の疫病
【コラム】碧素一号の完成
 
第2章 微生物の惑星
レーウェンフックの見たもの―エピソード2/微生物の惑星/ウーズの分類体系/微生物がつくるネットワーク
【コラム】失われた光の輝き
 
第3章 マイクロバイオームの世界
「ヒトゲノム計画」の完成がもたらした衝撃―エピソード3/キメラとしての「私」/マイクロバイオームとは/ヒト・マイクロバイオータとマイクロバイオームの世界/共生細菌と私たちの免疫系/窒素を固定する腸内細菌
【コラム】水と石炭と空気からパンを作る方法
 
第4章 抗生物質が体内の生態系に引き起こすこと
腸内細菌の移植実験―エピソード4/家畜への使用と巨大化/マーティン・ブレイザーの実験/ヒトの身長と体内衛生環境仮説/旧石器時代後期にもヒトの身長は低下していた/体内衛生環境仮説とベルクマンの法則に関する一私見/ポスト抗生物質時代の疫病をとりまく謎/子ども時代の影響/オランダの飢餓の冬
【コラム】過去にも肥満は存在した
 
第5章 腸内細菌の伝達と帝王切開
ゼンメルワイスの悲劇―エピソード5/帝王切開で救われた命/帝王切開は、近代医学の福音だった/行きすぎた近代医学の応用/母から子へ受け継がれるもの、それを阻害するもの/エイヴォン親子長期研究/感染症と母乳と免疫と常在細菌
 
第6章 未来の医療
コッホの実験―エピソード6/菌の不在から始まる病気――新しい医学/抗生物質の冬/抗生物質使用のジレンマ/失われたものの大きさ/「人間(ヒト)中心主義」とそれに対する批判
 
エピローグ
―世界の腸内細菌を探しに
抗生物質が効くのは上述のとおりだが、細菌のリボゾームと真核生物(ヒト)のリボゾームは構造が違うこと、細胞壁は細菌特有のもの(ヒトにはない)であることから、これらは細菌に対する選択毒性がある、つまり人体には原理的に無害とされている。

私は、どちらかというと薬は嫌いな方だし、抗生物質はウィルスには効かないことも知っているから、ピロリ除菌はしかたがないとして、あまり抗生物質のお世話になった覚えもない。
だから、本書でもとりあげられているが、いわゆる耐性菌を増やすことに加担するような行動(抗生物質の乱用)はしていないと思う。

であるけれど、素人にもかかわらず、上で、ネットで調べた抗生物質の作用機序をことさら丁寧に書いたのは、最後のところ、「人体には原理的に無害」というところを注目してもらうためである。

耐性菌の問題と並んで、本書が注目するのは、人間が生きているのは人体の作用だけではないという点である。
人体には無害だけれど、人体内に棲んで人間と共生している細菌のことを忘れてはいけない。100兆個もいるだろうかという、体内の有用な細菌たち、これを殺してしまっては、人間は健康に生きることはできないだろうという。

本書では、パプアニューギニアの高地人のことも紹介されている。
彼らは体内に窒素固定細菌をたくさんもっているから、ほとんど蛋白質をとらない食事であるのに、筋骨隆々たる体を誇るという。

なお、日本人もわずかだけれど窒素固定細菌を持っているらしい。置かれた環境によって細菌の数が異なり、ちゃんと蛋白質をとる食事をしていれば、そういう細菌が活躍する余地は小さいという。


そういえば、忌み嫌われていた寄生虫も、免疫を高めたりするとかで、悪いばっかりではないということも解ってきたそうだ。

ところで、こうした体内の細菌だが、10匹程度から増殖する例もあるというのだが、除菌したはずのピロリ菌はどうなんだろう。

冬から春へ、そして花粉症

P_20180129_202447.jpg 昨日は冬から春へと季節が移ることを、どちらかといえば好意的に書いたつもり。

だけれど、春と一緒に来ました、花粉症。

昨日はああいう記事だったけれど、実は、目がショボショボし、鼻がつまり気味で、喉がイガイガしていた。そして、頭もぼーっと。
どうやら花粉症の発症のようである。

私は前から花粉症はあって、例年、この季節になると少し症状がでる。
普段は、そう強い症状が出るわけではないのだけれど、昨日は普通より強いように思った。

曝露する花粉の量と症状の強さには関連があるのだろう、一昨日、昨日はかなり大量に花粉が飛散したのではないだろうか。

ということで、先日、風邪をひいたときにお世話になった薬(というか、花粉症の薬を風邪の症状を抑えるために使ったのだけれど)でとりあえず症状を抑えている。

今日は雨なので、花粉の飛散も少しはましだろうか。

雨上がりにはまた強くなるというけれど。


春はこういうものも連れてくる。

2年に一度だったら

PyeongChang_Figure_free1-crop.jpg ピョンチャン・オリンピック、女子フィギュアは、予想通りメドヴェージェワとザギトワの争い。
結果、新星のザギトワ15歳が金メダルに輝いた。

もちろんザギトワの演技は素晴らしい。それもスケートとして見るのは措いて、氷上のバレエそのもの。とんでもない選手が出てきたものだ。
メドヴェージェワが登場したとき、これほどの選手は、当分現れないのではないかと思ったのだけれど、いやはや、ザギトワにはまいった。

だけれど、なんだかメドヴェージェワが気の毒である。
まだ18歳である。
そして、世界選手権は2016―2017の2連覇、グランプリ・ファイナルも2015―2016の2連覇である(2017は故障欠場、ザギトワが優勝)。
何度も歴代最高点を更新してきた選手である。
それが、15歳に勝てなかった。

この2人の妖精のどちらにもオリンピックの金メダルをあげたい。

2人の間では既にそうなっているのかもしれない。


ところで、ザギトワは、すべてのジャンプを加点のつく後半にもってきたことが取りざたされている。加点をもうらうために演技構成が歪んでいるという批判がある。(もっともこれをはじめたのはメドヴェージェワのショートプログラムだったと思う。)
しかし、私が見るところでは、ザギトワのプログラムは、後半に多くのジャンプをたたみかけることで、演技全体のストーリー性が高まっているし、前半が間延びしたりなどしていない。前半は、美しい滑りやスピン、コレオで魅せ、後半はあるときは力強く、あるときは華麗なジャンプで一気に盛り上げている。すばらしいプログラムだと思う。

PyeongChang_Figure_free2.jpg 対するメドヴェージェワもフリーでは、ザギトワと全く同点、さすがの演技だった。
ただ、メドヴェージェワのプログラムは、しっとりとしてしぶい良いプログラムだとは思うけど、受けという面、派手な演技効果という面では、むしろ点数を稼ぎにくいものではないかとも思った。

この2人の演技を見て、構成・振付もメダル争いの大きな要素だなぁと思った。
もっともこれは、スケート技術では完璧なこの2人だからであって、それに達していない選手なら、できる範囲での構成・振付をするのかもしれない。


2018-02-26_104637-crop.jpg もし2年間隔でオリンピックがあったなら、前回はメドヴェージェワが金(ザギトワは未だ出られない)、今回はザギトワが金でメドヴェージェワが銀、きっとそうなっただろう。

この伸び盛りの年代、とりわけ女子にあてはまると思うのだけれど、4年に1度の大会では、世代交代の波に追いつかないのではないだろうか。

そう思うと、男子の羽生の2連覇というのは凄いことと思わざるをえない。
そういえば、2014年ソチのとき、金メダル最有力といわれていたのは、当時、絶対王者といわれていたパトリック・チャンだったと思う。
羽生を応援する日本の人たちも、まさか羽生が金をとるとは思っていなかったのではないだろうか。
もし、オリンピックが2年毎であって、2012年にもオリンピックがあったら、そのときはパトリック・チャンが金メダルをとっていたことだろう。
Exhibition
これで15歳。末恐ろしい。妖精・妖艶
⇒昨日の珍之助さまブログもどうぞ

オリンピックが4年毎というのは、古代オリンピックを踏襲したものだという。
ただし、古代ギリシアには4つの競技大祭があって、うち2つは2年に1度の開催だったらしい。

4年というのは、10代の女子にとってはその間にピークが来るかどうか。
次の北京ではどうなるだろう。

ピョンチャン・オリンピックの競技日程

ピョンチャン・オリンピックは無事、会期終了である。
それにかこつけた記事を用意していたところ、今日の朝刊のコラムで、私が書こうとしたことを、もっと辛辣に書いてあった。

だから、記事にアップするのも躊躇したのだけれど、私のほうは、前にも書いた、誰に合わせたスケジュール?を状況が客観的にわかるように用意したもの。ボツにするのももったいない(こともないが)ので、そのままアップ。

以前の記事では、競技(男子ジャンプ・ノーマルヒル)が深夜に行われ、結局、競技終了は日付が変わってからという、異様な状況で、「時間設定には、某大国のメディアの影響」ということを書いた。
そこで、どのぐらい異様なスケジュールなのか、各競技の開始時刻を時間単位に数え上げて見た。

元データはネット上の競技スケジュールから。日程が天候の影響で変わったものもあるので、実績とは違うかもしれない。


PyeongChangSchedule.jpg

アルペン競技は陽が高いうちに行われている。それは当然だろう。アルペンのコースを照明するなんてことはかなり無理がある。
同じように、陽が高いうちに行われているのはスノーボード。これは、照明下でもできそうな種目もあると思うけれど、敢えて夜にする必要はないのだろう。
他に、距離なども陽が高いうちにやるほうが良さそうだが、同じコースを回るのであれば、夜になっても照明でやれるんだろう。

と、物理的制約(陽の高さ)でスケジュールを決めるのは素直だろうけれど、やはり素直じゃないスケジュールだと思わざるをえないところが多々ある。
普通なら、競技が集中しそうに思う、昼下がりから夕方にかけて行われた競技が非常に少ないことに気づく。米国では良い子は寝ている深夜時間帯である。
アメリカがあまり強くなさそうな距離は、この時間帯に行われる。

アイスホッケーやカーリングはその時間帯にも試合が組まれてるけれど、物理的制約はなさそうで、別の時間帯にもたくさんの試合が組まれている。試合の軽重(決勝かどうかなど)、出場国構成なども関係しているかもしれない。


午前中の良い時間帯に無理なく競技が行われているように見えるところもあるが、普通なら開催地のゴールデンタイムに行われるであろうフィギュア・スケートがここに含まれる。

だから、フィギュア女子の演技が、日本では勤務時間中に行われることとなってしまった。
同じ時間帯でも、男子のフリーを土曜日にやってくれたのは、多くのサラリーマンにはありがたかった。

2020東京オリンピックのマラソンは、日本のお昼にはやらないことは、ほぼまちがいないだろう。

冒頭に言及した新聞のコラムでは、日付をまたぐようなことはやめてもらいたいとくくっていた。

2018-02-25_202753-crop.jpg
昨日の閉会式は、午後8時開始だったが、米国の人がゴールデンタイムに見られるように、午前10時(NY時間午後8時)に開始していたらなんと言われただろうか。

朝の閉会式、さあこれからという気分での閉会式。
おもしろいじゃないか。

駆け引き

昨夜のピョンチャン、日本は、スピードスケート・マススタート女子で高木菜那選手が金メダル、カーリング女子でLS北見チームが銅メダルを獲得。

PyeongChang_Mass_start_Takagi1.jpg どちらも駆け引きが勝敗を分ける競技。

マススタートは、オリンピックでは今回が初めてということだが、オリンピック種目になるまで、その種目の存在を知らなかった。
したがって、テレビ中継を見るまで、日本選手は誰が出ているのかも知らなかった。
しかし、高木選手の金メダルで、この種目にも関心が高まるだろう。

高木菜那選手は、パシュートの金メダルで、気持ちにゆとりがあったということらしいし、個人種目では、妹の高木美帆選手に注目が集まっていて、本人は期するものがあったに違いないが、周囲の重圧というのも少しは軽かったのかもかもしれない。
それが冷静にレースの流れを読み、完璧な駆け引きにつながったように思える。

PyeongChang_Mass_start_Takagi2.jpg 見れば、おもしろいレースである。
本当に最後の最後に勝負がかかっている。

最後のコーナーで2位につけていた高木選手が、内側から一気に前へ出たわけだが、前を滑る選手がここで外へふくらむだろうということを予測していた、あるいはそれを逃しては勝機がないからそれだけを狙っていたか、見事に抜き去った。

本当に見ていて力の入るシーンだった。

それにしても、準決勝で佐藤選手が、内側にならんで滑っていた選手の転倒に巻き込まれ、レースを続けられなかった。こういう場合って、救済措置ってないんだろうか。そうしたアクシデントも含めた種目ということなんだろうか。

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昨夜のもう一つのメダルは、カーリング女子。
この競技も、プレイをしている姿はおなじみだけれど、ルールはよく知らない。

3位決定戦の相手のイギリスが、最終ショットで、難しいショットであったようだが、ミスといって良い。
この競技は、自分のショットの後にはどういうストーン配置になり、相手がどう出てくるかを予測しながら進めるもののようだ。
2018-02-24_231346-crop.jpg 「氷上のチェス」というそうだが、局面の変化と相手の手を読むというところからきているのだろう。

見た目ではチェスというより、むしろビリヤードだと思うのだけれど。


チームの意思確認で多発される「そだねー」が流行語になっている。

オリンピック・カタルシス

昨夜、ピョンチャン・オリンピックの女子パシュートで、日本チームが金メダル。

もちろんこのブログで伝えるようなことでもない、周知の情報だけれど、やっぱり記事にしておきたい。

カナダとの準決勝では、レース終盤でスピードを落として決勝にそなえる余裕。

そしてオランダとの決勝。
オランダは、全メンバーがメダリスト。
体格にすぐれ、個々の力が高いチームだと思う。

スタートこそ日本リードだったが、中盤でリードを許す展開に。
中継画面上に表示されるラップタイムでは、最大0.47秒の差をつけられた。

しかし、そこからの終盤のねばりは凄い、
そして観戦者の眼には、オランダ選手の顔に疲労と苦痛の色が見えるのに対し、日本チームにはぐいぐいと進む表情だけがうかがえた。

終わってみれば、1.38秒の差をつけて、完勝。

大会前から、今シーズンの日本チームは、世界記録を3度更新し、絶対的な強さ。オリンピックでも金メダルに最も近いという前評判だった。

選手個々の力では、オランダの方があるのかもしれない。
しかし、ワンラインの滑り、リーダー交替の方法で、チームとしての力では優ったということだそうだ。
精神的なものとか、単純な足し算とかではない。
メンバーの掛け算、チームとしての技術。

500mの小平奈緒選手も順当勝ちというところだったが、終わるまではハラハラドキドキ。
パシュートでも同じ思いをさせられた。

そして見ている方も、1足ごとに力が入るところも同じ。それも6本の足である。

中盤でリードを許し、悲壮感を与えたうえでの逆転勝ち。
できすぎのストーリー。
オリンピックのカタルシス。
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順当勝ち、でも終わるまではハラハラドキドキ

連日の日本選手の金メダルのニュース。
昨日、ピョンチャン・オリンピックのスピードスケート 女子500mで、小平奈緒選手が1位になった。

記事にするのも恥ずかしい周知のニュースだけれど、記録のために記事にしておくことにした。

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このオリンピックで、全競技種目中、最も金メダルの可能性が高いという前評判の中、見事なレースでレコード勝ち(オリンピック・レコード)。
タイトルは「順当勝ち、でも終わるまでは」としたけれど、むしろ、「だからこそ終わるまでは」というほうが正しいかもしれない。

前日の羽生選手の金メダルで、同じ日本選手として、少しは重圧が軽減されたかもしれない。


500mは、昔、イン・スタート、アウト・スタートでの有利不利があるということで、イン、アウトそれぞれの2回の合計タイムで競っていたが、今回は、昔に戻って、一発勝負。
テレビ解説では、技術の向上で、むしろアウト有利という話があったので、イン・スタートの小平選手はどうだろうと思ったけれど、結果はご覧のとおり。

アウト有利だというのなら、やっぱり2回滑ってもよさそうに思う。もっと言えば、4回ぐらい滑っても良いんじゃないか。あまりにも緊張が強い種目だから。
けど、小平選手が勝ったから、1回で十分。(負けてたら、もう1回やらせてくれ、だけど。)


それにしても、スピードスケートのレースを見ると、とにかく力が入る。
足を後ろではなく、横に蹴って、グイッ、グイッと進む姿がなんとも言えない。
見ているほうも、それに合せて体を右、左に。

はじける気持ちは、当人はもちろん、観戦者もである。

来た、見せた、勝った

ピョンチャン・オリンピック、フィギュア男子で羽生選手がソチに続いて連覇。

足の怪我で出場が危ぶまれたが、ピョンチャンに来た
今できることをやりきって、見(魅)せた
そして、勝った

いつも通りの、素早く腕を引き付け、全身を錐にした、美しいジャンプを見せてくれた。
怪我の影響か、ジャンプの回数や難度を落としたようだが、ショートプログラムの貯金がきいて、トータルで1位。

FabPlayer_[20180217-181232-202] 応援者が心配したのは、怪我の後、全く姿を見せず、何の情報もなかったこと。順調に回復している旨の報道もあったけれど、それを裏付けるような映像などはなく、本当に回復しているのか、多くの人が不安を持っていただろう。
個人戦に先立つ団体戦でも、羽生選手は出場を回避し、やはり関係者には不安があるのだろうかと、これも多くの人が感じたのではないだろうか。

ようやく、それなりの演技ができるかもしれないと思ったのは、現地での練習で4回転も跳んだという映像・ニュースを目にしてからだろう。それでも、なかなか本調子というわけではないだろうとも。

フィギュアの得点は、技術点(要素点)と、構成点(program components score)からなり、構成点には、スケート技術、要素のつなぎ、動作/身のこなし、振り付け/構成、曲の解釈という評価項目があるそうだ。よくはわからないが、羽生選手の演技には、ぎごちなさは感じられず、楽曲にぴったり合った気持よさがある。

昔、オリンピックのメダリストで、バレエとフィギュアスケートの二刀流の人がいたが、この人の演技と比べると、当時の日本人は、音楽に乘って演じるというより、音楽に合わせるのに必死という感じがしていた。それが、このところ海外の選手よりも、日本選手、といっても羽生や宇野といったトップだけれど、楽曲のつかみかた、それへの演技の合わせ方(というより乗り方)のほうが優れていると思うぐらいになった。

FabPlayer_[20180217-181344-394]-crop テレビ中継では、技術点はほぼリアルタイムで表示され、その時点でトップの選手の技術点と比較できるわけだが、羽生選手の場合、技術点が同じなら、大きなミスで演技の流れがよほど乱れない限り、構成点との合計では負けることはないと思う。だから、後半、ジャンプに乱れはあったものの、演技終了時点で、1位になるだろうと思った。

ところで、ソチで金メダルをとったとき、羽生選手は、次のオリンピックで競技からは引退するというようなことを言っていたと思う。
しかし、今回、シーズン当初に用意していたプログラムはきちんとできたわけではない。
全種類の4回転をとりいれた、最高の演技に挑戦してもらいたい。オリンピックだけが舞台ではない。
それまでは引退はしないでほしい。

さて、次は異次元・異世界の二人、
エフゲニア・アルマノヴナ・メドベージェワと
アリーナ・イルナゾヴナ・ザギトワの女子に注目。


■YouTubeで配信されている主なビデオ

採点競技はただ楽しめば良いかも

ピョンチャン・オリンピック、ようやく日本選手のメダル獲得が伝えられているが、今日はそれらではなくて、メダルにとどかなかったフィギュア団体戦のこと。
この競技、日本は決勝には進んだけれど、順位は決勝進出5チーム中の5位でおわった。

そのなかで、宮原知子のショートプログラムの得点が低いということが話題になっている。
私も、見終わったときにはかなりの高得点を期待した、それほど印象的な演技だと思った。
しかし、結果は、女子ショートプログラムのなかでは4番目の得点で終わった。

テレビ解説では、最初のコンビネーション・ジャンプが、2つのジャンプとも回転不足と判定されて、基礎点が低くなったと言っていた。

フィギュアスケートのルールには詳しくないから、なんとも言えないのだけれど、スロービデオを見ると、たしかに問題のジャンプは、回りきっていない状態でつま先から着氷し、そこからつま先を中心にして完全な回転角になるまでフォローしているように見える。完全に回転した状態で着氷しなければならないということのようだ。

他の選手のジャンプがどうなのかはチェックしていないから、宮原選手にだけ厳しかったのかどうかはわからない。
しかし、そもそも採点競技というのは、どうしても不満が出やすい。
ボクシングでもホームタウン・デシジョンという言葉があるぐらいで、村田諒太選手の最初のタイトルマッチでの疑惑の判定も記憶に新しい。

ただ、フィギュアスケートとボクシングでは楽しみ方は違うとも思う。
フィギュアスケートでは、得点云々ではなくて、演技自体をそのまま楽しめれば儲けものだ。

そう思わないとフラストレーションがたまってしまう。

そして、そういうものだと思えば、宮原選手の演技は随分と立派で、素晴らしいものに見える。

それにしても、ロシアの2人の演技は、別世界のものということに多くの人は異存がないと思う。
メドベージェワの演技は、フィギュアスケートの最高のものだと思うし、ザギトワのそれは、喩えでもなんでもなく、氷上のバレエと言える性質のものだと思う。

そう思うと、NHKがザギトワの演技中に、定時放送のために、フル解像度からサブチャンネルへ切り替え、画面が途切れ、そして粗い画面で見さされたことは腹立たしい。
せめて定時放送の方をサブチャンネルにするようにするわけにはゆかないのだろうか。

NHKは自身のホームページでも、YouTubeでもビデオを流しているから、ちょっとは救いがあるけれど。

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■YouTubeで流れているビデオ


誰に合わせたスケジュール?

pyeongchang_normal-hill.png ピョンチャン・オリンピック、昨夜、スキージャンプのノーマルヒル決勝が行われた。
結果は、ドイツのベリンガーという選手の優勝、日本勢は小林陵侑の7位(入賞)が最高。

日本勢のメダルも期待されていたようだが、テレビで見ている限り、ドイツ、ノルウェー、ポーランドなど、強い選手はいくらでもいるようで、メダル期待は、ちょっと身びいきの観がある。

それにしても、この競技、天候が結果に大きく影響する。
日本選手団でもっとも前評判の高かった小林潤志郎選手は、2回目に進めなかった(1回目31位。30位までが2回目へ進める)わけだが、小林選手と、その直前に飛んだ選手の2人は、まるで斜面に吸い付けられるように失速した。技術以上に運・不運がものをいうのかもしれない。

風の方向・強さで、Wind pointという制度があったり、スタート点を途中で変えたら、compensationが付いたりと、競技としての不公平を避ける工夫はされているけれど、やや技巧的に思う。笠谷が札幌で優勝したとき、そして90m級で失速したとき、そんなルールはなかったと思う。

以前、ジャンプ場全体を覆って、屋内ジャンプ場を作るという話を聞いたことがあるけれど、技術的、経済的な難しさだけでなく、それを選手、観客が受け入れられるかも問題だろう。


それにしても、頻繁に風の影響でスタートを止められる状況だったとはいえ、競技が終わったのは日付が変わってから。
競技の時間設定には、某大国のメディアの影響が大きいという話を聞いたことがあるが、こんな深夜に競技を行うのは、どうなんだろう。選手も観客も、この後、どこで休むのだろう。
韓国大統領も「アスリート・ファースト」って言ってたような気がするけれど。

ピョンチャン・オリンピック開幕

pyongchang0180208fl04_p.jpg ピョンチャン・オリンピックが開幕する。

開会式は、今日の夜20:00から行われるから、どの報道でも「本日開幕」扱いだけれど、競技は既に昨日から始まっているらしい。

昨日は午前中から、カーリングのミックスダブルスという種目が行われていた。夜にはスキージャンプの男子ノーマルヒル予選が行われた。


46年前、札幌のときは、私はちょうど大学入試のときで、テレビを見るどころではなかったはずなのだけれど、なぜか日の丸飛行隊表彰台独占も、当時はまだ氷に図形を描くコンパルソリーがあったフィギュアスケートも、やたらオランダが強かったスピードスケートもしっかり憶えている。

日本では長野でもオリンピックが開かれた。このおかげで、雪質が評価されて、世界的なスキー観光地になったというが、ピョンチャンはどうだろう。

PK2018020702100186_size0.jpg ピョンチャンはとても寒いという。
オリンピック選手村の入村式では、日本選手団は、選手は一人も出ず、役員だけが参加したそうだ。なんでも、選手の体調管理を優先したからだという。なんだか、考え過ぎというか、過保護のような気がする。
世話をしてくれる村の人たちは、選手が来なくて寂しい思いをしたかもしれない。

自由参加だと言ったら、それなりの人数の選手が参加しただろうから、選手団として欠席することを決めたのかもしれない。


開会式はさすがに選手なしでの入場行進はできないだろう。
もちろん事の軽重ということがあるから、入村式と開会式を同列に扱うことはできないと思うけれど、時間的には入村式のほうが短かそうだし、なによりすぐそこに宿舎もあるわけだから、そんなに負担になるものだろうか。
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5年前、やはり2月に韓国に行ったことがある。
ソウルとその近辺しか行っていないけれど、たしかに寒かったと思う。人通りのないところは一面雪が深々と積もっていた。ところが、現地の人は、久しぶりに暖かいという。-10℃が普通のところ、せいぜい-5℃程度で、異例に暖かいのだと。
ソウルの寒さは旅行に行く前にさんざん脅かされていたので、防寒には万全を期していた。耳を覆える帽子も必需品だと聞いたので、その旅のために買った覚えがある。

オリンピック選手団なんかは特別の装備があるはずだから、-10℃なんてどうってことはないようにも思う。冬のオリンピックといえば、北京はもっと寒いかもしれないし。

それより2020年の東京の夏の暑さのほうが心配だ。


葛西紀明【写真:Getty Images】
以前、カルガリーのオリンピックでは、内陸部で日較差が大きい上に、日によって天候が大きく変わっていて、スキーのジャンプ台に雪がなくなったり、見物客が半袖Tシャツ1枚だったり、不思議なシーンがあったことも記憶する。

この記事は、スキージャンプ男子ノーマルヒルの予選を見ながら書いている。
日本からは4選手が出場、4人とも決勝へ進んだ。
長い会期のはじまりだ。


定例の病院付き添い

昨日は、3ヶ月毎の家人の経過観察の日。

数年間はこのペースで診察を受ける予定。
今までの経過観察中に、再発(即処置)が一回あった。当初は、2年に1回ぐらいは再発するのかもしれない。これがだんだん間遠くなって、経過観察も半年後、1年後とかになればありがたい。

この日の検査は、午前中と午後に分かれている。
午前の検査は、エコーと、検体の提出。

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11:40受付で、順調に12:10に終了。

午後の検査は13:30開始ということなので、しばらく時間がある。
それに被検者は、午前の検査終了まで絶食だったので、この間に食事をとることにした。

病院内には、簡単な食事のできるカフェと、コンビニがあるけれど、ずっと病院内に居るのも気鬱なので、外で食べることにした。

病院の向かいにある喫茶室。
店内の様子と、食べたもの(ホットサンドセット)の写真を掲載。

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午後は、いつもと同様の検査。
13:30の予約だけれど、はじまったのは14:40。
前に受診した人の様子をうかがっていると、手術の打ち合わせをしている人、さらなる検査の相談をしている人など、重篤そうな患者が多いようだった。そのせいだろうか、それぞれ診察時間が長かったのかもしれない。

普通は、2年経てば、経過観察は3ヵ月ごとから、半年ごとに間隔があくのだけれど、前々回の検査のときに再発が認められたので、これでリセットがかかり、引き続き3ヵ月ごとの経過観察である。

さて、検査の結果は、特別な所見はなし。
一病息災ということで納得しておこう。
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久しぶりに風邪

rokujiro-mask.png 久しぶりに風邪をひいた。
症状はたいしたものではなく、熱はなく、鼻水が出るのと、少し咳がある程度。気にすれば頭も少しぼーっとしているような(いつもやんけ)。

症状が出始めたのは、金曜日。出勤時から、少し鼻水が出るなぁと気付いたのが最初。
土、日はほぼ前述のとおりの状態が続き、月曜日は回復したので通常どおり出勤。一応、周囲への気遣いでマスク着用。

今年のインフルエンザは熱の出ないものも多いらしい。もしそうだったら、今日ぐらいまでは休むべきだったかもしれない。


風邪薬は服用しなかったけれど、鼻水や鼻のむずがゆさが不快だったので、花粉症用の薬(抗ヒスタミン剤=フェキソフェナジン)を飲んで誤魔化した。
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どこでうつったかというと、実は、思い当たることがある。
ちょうど一週間前、地元の住民健診に行ったときだろう。というのは、一緒に行った家人も、私と同じ時期に、同様の症状が出たから。
寒い季節であることから、検診受診前から、生活習慣病の検査にいって、急性疾患に罹るのでは、などと冗談めかして言っていたのだけれど、どうやら本当にそうなったみたいだ。

以前、あるラジオ番組と縁があって、そのパーソナリティを務める落語家さんと話をしたことがある。
そのとき、その方が風邪をひいていて、
「今日は、ちょっといつもの声が出ませんねん。私らみたいな芸人は、風邪ひいたら商売できまへんさかい、こんなんあかんのですわ。」と仰っていた。

返して、「大変ですなぁ。私ら勤め人は、風邪は土日にひくことにしてますねん。」

住民健康診査

今日は、仕事を一日休んで、居住市が実施する住民健康診査を受診。
生活習慣病の早期発見を目的とする3つの検査。
胃のレントゲン検査、大腸の潜血検査。肺の喀痰細胞診は3日分になるのでパス。



職場の健康診断は、労働安全衛生法で義務付けられているもので、検査項目に生活習慣病は含まれていない。
前の職場では、生活習慣病の検査も実施されていて、これを受けないと受診勧奨が来たりもしたのだが、今の職場では、希望で受けれらるようになってはいるようだが、周囲の人に聞いてもはっきりとした情報がなく、受診勧奨などもされていないらしい。
そうした経緯があったので、前職退職後は、地域の住民健診を受けてきた。

今の職場では、正規職員には、手厚い受診補助があるため、人間ドックを受ける人が多いようだ。


去年は、その前年の検査で要精検になったので、集団検診はパスして、近所の内科を受診し、そしてピロリの除菌も受けた。
だから、胃の検査は、レントゲンじゃなくて、内視鏡のほうが良いのだろう。

近所の内科医も、ピロリ除菌後の胃の荒れ具合を、直接観察したほうが良いと言っていた。

しかし、家人が勝手にというか、一言ことわってはいるものの強制的に、受診申込を市役所に提出してしまったので、言われるがまま、なされるがままなのである。

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胃のレントゲンがメイン・イベントで、他は検体を出すだけだから、そんなに面倒というわけではないけれど、便秘気味の私は、便潜血検査の検体2本を用意するのが気ふさぎである。

オカルト血の検査は、提出3日前以内の新鮮な検体が2ついる。前の職場で受けていた検査では、1日分だけでもかまいませんとなっていたのだが、地元の検査では1日分では受け付けないということになっている。

というわけで、月曜日の夜、あぶら汗をたらして頑張ってなんとか1本。そして昨日、もう1本となんとか検体を用意して、今日に臨んでいる。これで安心して、ようやくゆっくりと排便できそうだ。それに、今日はバリウムを飲むから下剤も処方される。

検診事業者は、どこでもそうだろうが、市役所が入札で選定していると思われ、そのため、年によって事業者が変わる。
しかし、個人の健康というのは、経年変化を診ることが大事で、そうなら、理想的には同じ医師が見る、それは無理としても前回までの検査結果も見ながら判定する、それが良いと思うのだけれど、そもそも集団健診というのは、個人を見るのではない、そうした健康管理は、かかりつけ医にやってもらいなさいということなのかもしれない。

前にも書いた覚えがあるが、私は検診業者が変わると、潰瘍の瘢痕があるから、必ずといっていいほど精密検査にひっかかる。以前、継続的に受けていた検診施設では、変わりありませんで済んでたのだけれど。
さて、今回はどうだろう。


それにしても、外の検診バスまで歩かなければならないのに、寒さ厳しいこの時期にスケジュールを組まなくても良さそうなものだ。役所は、年度末になると、あちこち工事をしたり、修繕したりすると、昔から言われているわけだけど。

橋本マナミのフル・ディープ・ヌード

FabPlayer_[20171105-225105-778]-crop NHKがやってくれました。
橋本マナミのフル・ヌードを独占放送。

NHKも大したものだが、何より、それに応じた橋本マナミさんの決断に拍手。
そして、情け容赦のないカメラに全身を曝し、見事な画像を見せてくれた。

なんといっても橋本マナミといえば、珍之助さまも認めるセックス・シンボルである。
放送内容が事前にもっと丁寧かつ頻回にPRされていたなら、視聴率は格段に上がったに違いない(たぶん)。

私も橋本マナミさんのヌードが放送されるとは全く知らなかった。


その衝撃の画像をアップするが、ショックを受けてはいけないので、見たい人だけボタンをクリックしてください。




日本シリーズ、決着

2017-11-05_001002.jpg 昨日、プロ野球日本シリーズの優勝チームが決まった。

ソフトバンク3勝のあとDeNAが2連勝、昨夜の第6戦で、ソフトバンクがサヨナラ勝ちという結果。
DeNAはセリーグ3位からCSを勝ち上がっての日本シリーズ出場、そして3連敗のスタートだったから、もし4連勝逆転優勝したら、これはもう当分の間破られない「下剋上」になるところだった。

私はどちらのチームのファンでもない(というか、近鉄がなくなってからどこのファンでもない)けれど、日本シリーズではパリーグのチームに肩入れすることにしている(応援とまでは言いにくい)。
前にも書いた覚えがあるが、パリーグは観客動員が少なく、ずっと冷や飯食いのような状態だったから、ちゃんと応援しないとと思っていた。
そして、今やパリーグは各球団が努力を重ねて、観客も増えた。以前は、年間予約席の分を入れても観客1000人未満ということもあるほどだったのが、随分と盛況になっている。

ということでソフトバンク、優勝おめでとう。

それにしても、サヨナラのホームイン、明らかにタイミングはアウト。バックホームがそれていなければ、3アウトチェンジのところだった。
いや、その前に、松田の内野ゴロで三塁封殺のあとの一塁への送球が高くなければダブルプレーで3アウトチェンジだったに違いない。
そもそも、9回裏、内川の同点ホームランがなければ・・・・・・

思い立って深夜にこの記事を書いているが、試合終了から1時間もたたないうちに、優勝シーンのビデオがネットに大量にアップされていた。上の写真はそれのスクリーンショット。
みんなようやるなぁ。著作権はどうなってんだろう。

Ploom TECH真正バッテリー

P_20171103_105450_vHDR_Auto.jpg ようやくPloom TECHの真正バッテリーが手に入った。
オンライン販売しかなかったが、それも品薄で中止されていて、ようやく今年6月から抽選販売となった。
ひたすら抽選に応募し、落選を続け、残念賞的な優先販売が始まったが、これも後回しとなっていた。

そして、ようやく11月1日から購入受付が開始され、直ちに購入手続きをとった。

11月から、他の多くの通販サイトもそうだが、送料が改定された。その新料金適用である。


正直なところ、別に真正品を買わなくても、パチモンで間に合っていた。
最初に買ったパチモンは安かった(1000円)が、しばらく使って充電に不安を感じたのでもう一本、2000円のものを買った。最初のものには吸引回数カウント機能は付いておらず、次に買ったのは真正品と同様、その機能が付いている。

Ploom TECHのカートリッジ(アトマイザー)は1本でたばこカプセル5個の吸引ができるリキッド(加熱してガスになる)が保持されていて、これがセットで販売されている。
しかし、喫い方によるとカートリッジのリキッドを使い尽くしたときにカプセルが余るということが起こる。ネットにはその趣旨の記事が散見され、中には、他の電子たばこ用に販売されているリキッドをPloom TECHのカートリッジへ充填する方法などの記事もある。
今のところ、Ploom TECHをそんなに喫うこともないので、そこまで面倒なことはしていない。

カプセルの交換時期は、慣れれば味の変化でわかるようになる(わからないなら一体何を吸っているのだろうということだ)。ではあるけれど、カウント機能が付いていると、思い切りよくカプセルを交換できる。

P_20171103_124115_vHDR_Auto.jpg

Ploom tech
PCで充電中
USB端子の付き方って上下が逆になってるものもあるように思うけれど、うちのPCの場合はOKだった。
さて、真正バッテリーの使用感、味について。
もちろん味が違うわけはない。バッテリーは単にカートリッジを加熱して、リキッドを気化させるだけのもので、味はカートリッジ、カプセルで決まる。これはJT純正しかない。

使用感の方だが、パチモンは真正品をマネているから、これもそう違うものではない。
真正品の方が少し短くて軽い。バッテリーのもちはパチモンも真正品も違いはないらしいから、使われている二次電池の性能が真正品の方が良いのではないだろうか。

真正品には、ケースと充電器(ACアダプタ)がついてくるが、これなどは無くても困るものではない。
Ploom TECHはペンのようなものだから、カバンのペンホルダーにすっと収まっている。

最大の違いは、敢えていえば、信頼感である。
バッテリーの劣化もパチモンよりはましだろうとか、カートリッジ加熱の電圧も適正だろうとか、そういった部分である。
あとは、本物を持つという自負。
たばこは趣味嗜好の品である。パチモンではみっともない。

この頃は、iQOSはあまり出番がない。
低いとはいえ独特の臭いがあるので、喫う場所を選ぶこと。そして充電が面倒なことや、Ploom TECHに比べて携帯しにくいことから、敬遠している。

iQOSのたばこはコンビニでも売られるようになったけれど、Ploom TECHのカプセルはまだ。
早く、コンビニでの取り扱いをはじめてもらいたい。

定例の家人の付き合い

IMG_20171102_132655.jpg 昨日は、定例の家人の経過観察のお付き合い。
前回、山の日からの三連休の前日だったが、今回も、文化の日からの三連休の前日である。

元気なので、独りで病院にも行けそうなのだけれど、前回のように、再発疑い・処置が入ると、それはそれで負担がないわけではないだろうから、大事をとって付き合うことにしている。

今回は、特別な所見もなく、簡単に終了。
「まぁ、じっくり見ていきましょう』ということで、
次回は2月。


カラダはすごい! モーツァルトとレクター博士の医学講座

久坂部羊「カラダはすごい! モーツァルトとレクター博士の医学講座」について。
Karada_wa_sugoi_Mozart_Lecter.jpg
副題の「モーツァルト」が目に入ったので興味を惹かれた。
別にモーツァルトが医学を講義するわけではない。
本書でとりあげられているエピソードは、死の直前に瀉血を何度も施されていて、それが死につながった(早めた)ということと、モーツァルトの左耳が普通とは違っていたという2つである。
 モーツァルトも、左耳に先天的な異常がありました。写真がないので正確なことはわかりませんが、外側の渦巻きと耳たぶが欠けていたとか、大きさは正常だけれど外側のヒダが耳たぶの位置まで伸びていたとか、ヒダがまったくなく、皿のように平板だったなどの諸説があります。

その他、モーツァルトがらみでは、医学とは関係ないが、有名な「ベースレ書簡」の話や、「俺の尻をなめろ」カノン(KV231)とかウンコ愛の話もしつこく語られる。
ウンコについては、こういう記述もある。
大便の成分は水分を除けば、腸の粘膜から剥がれた細胞と、大腸菌など腸内細菌の死骸がほとんどで、食物のカスは5%ほどしかありません。だから、中心静脈栄養で、完全に絶食でも大便が出るのです。

9-2100_hannibalbrain_09121.jpg また、レクター博士(「羊たちの沈黙」でアンソニー・ホプキンスが演じた)のエピソードは、生きたまま人間の脳味噌を食べること(これって中国料理の猿脳がヒントだろうか?)とか、レバーの話。

著者が言うには、
動物の肝臓は食用になりますが、人間の肝臓も味は変わらないとおもいます。食べたことはありませんが、電気メスで焼いた時のにおいは、焼き肉店で嗅ぐのと同じですから。

第一講実は医学はおもしろい
――ウソがいっぱいの医学の不思議
血を抜き取られたモーツァルト/健診を毎年受けると短命に?/女性に身体の内側はない?  他
第二講呼吸器系
――息をしすぎて苦しくなる肺の不思議
肺は3LDKのマンションより広い/キリンは息苦しい?/メタボ健診をすり抜ける裏ワザ/結核は過去の病気ではない 他
第三講消化器系
――何でもクソミソにする胃腸の不思議
絶妙な咀嚼のタイミング/早期の胃がんはほんとうに「早期」か/ないほうがいい? 胆嚢/大便のかぐわしき香り 他
第四講循環器系
――誰かが動かす心臓の不思議
赤ん坊の心臓を一生使う/白血球にも赤血球が/心臓が止まる理由/高血圧の治療はあてずっぽう?  他
第五講神経系
――魂は宿っていない脳の不思議
なぜ言語障害は右半身麻痺に多いか/脳腫瘍は茶碗蒸しのぎんなん?/動く脳死患者 他
第六講泌尿器系・生殖器系
――医学が下ネタになる不思議
1日150ℓの原尿/尿管結石の激痛/悩ましき前立腺/健気な精子たち 他
第七講感覚器系
――他人と比べられない間隔の不思議
左目が眩しいデビッド・ボウイ/モーツァルトの耳は「できそこない」だった/ネズミの背中に人間の耳が/鼻の滑稽さ、不気味さ 他
第八講内分泌系・リンパ系
――ごく微量で効くホルモンの不思議
唯一、身体に四つある臓器 副甲状腺/二種類の糖尿病/万能薬か毒薬か ステロイド/薄毛の特効薬 男性ホルモン阻害剤 他
第九講皮膚・骨・筋系
――骨が入れ替わる不思議
『ブラック・ジャック』に登場した全身の刺青/牛乳は骨粗鬆症の予防にならない/人肉食について 他
こういうトリビア的な話も入っているけれど、大真面目な人体に関する知識が詰まった本である。
体のしくみをベースにして、こうなっているから医療は、薬は、というように理詰めで納得しやすい説明になっている。そして返す刀で、トンデモ本とか、根拠あやふやな健康法を批判している。ヒアルロン酸とかコラーゲンをありがたがって経口摂取させようというCMには嫌悪感を催すとも書いている。

そういうものについては私もかねてからそうだと思っていたけれど、牛乳を飲んでも骨は強くならないと言うのは驚いた。
 アメリカで行われた大規模調査では、高齢者の場合、牛乳を多く飲む人のほうが、男女とも股関節の骨折が多いという結果が出ています。そのためアメリカでは、1998年から、牛乳で骨粗鬆症の予防をというコマーシャルが行われなくなりました。日本でも、2003年から、牛乳の宣伝から骨粗鬆症の予防が消えたようですが、そのことはあまり知られていません。牛乳にはもちろんよい面もありますが、誤った効用がそのままに放置されているのは問題でしょう。
 では、なぜ牛乳を多くとると骨折しやすくなるのでしょう。その理由は、牛乳を飲んで血液のカルシウム濃度が急激に上がると、逆に排泄が進みすぎ、それを補うために、骨のカルシウムが溶けて、血液に流れ込むからです。カルシウムは心臓や肺、筋肉の活動に重要な働きをするため、身体が常に一定の濃度に保とうとして、過剰反応が起きてしまうのです。

泌尿器系・生殖器系の話になると俄然、筆致が詳細になり、グロテスクなものが紹介される(上述の通りモーツァルトも引き合いに出される)。
また、レクター博士にご執心のようだけど、著者も手術中にレバーを食べたくなったのではないだろうか。
yakiniku-liver.jpg
そういえば、癌は食べられるんだろうか?
思えば、鴨の脂肪肝を美味い美味いとありがたがってるんだから、悪性腫瘍も食べて食べられないことはないのでは。
それに癌だったら、人間由来のものでも、食べて倫理的な抵抗は低いんじゃないだろうか。
ゲテモノであることにかわりはないが。

いえいえ、そういう本では決してありません。きちんと理を説いてわかりやすく書かれている本。
インチキ健康法にだまされないためにも、良い本。
お薦めである。

医者の稼ぎ方

Isha_no_kasegikata_Tsutsui.jpg 筒井冨美「フリーランス女医は見た 医者の稼ぎ方」について。

この本は2017年に出版されている。
同じ著者による“フリーランス女医が教える「名医」と「迷医」の見分け方”は2016年の出版、同じ出版社からで書名を見てわかるように姉妹編とでもいう感じ。

どちらの本で描かれる「医者の生態」は良く似たもので、同じエピソードも出てくる。
本書では、そこから医者の報酬に特にスポットを当てたということだけれど、前著でも医者の報酬についてはちょくちょく触れられていた。

さて、本書では、華々しい医者の収入が紹介される。
年俸5000万円とか3000万円とか、日直一日10万円とか、しがないサラリーマン経験しかない私には縁のない額である。

Y2K(懐かしい響き)のとき、大晦日から元日にかけて待機していた人には、数千円の当直手当が出ていたと思う。
知り合いの医者も待機がかかったのだけれど、それより1桁以上高い手当が出たそうだ。

また別の知り合いの新婚の医者は、未だ大学病院の非常勤の身分でアルバイトが主たる収入なのに、家賃月15万円とかの結構広いところに住んでいる。その奥さんが言うには、家にいる時間が短いのにこんな高い家賃は不合理、家を借りる前に、相談してほしかったと言っているらしい。

収入も多いが支出も多い、出入りが激しい生活をしているという印象である。

著者が言うように「有能は優遇、低能は冷遇、無能は淘汰」は悪くはないと思うし、何よりレベルの低い医者に当たったために、治る病気も治らない、あるいは、ほっておいたら治るのに変に手を出して酷いことになるというのは困る。著者は、フリーランスという働きかたが、この図式を実現する一法だと考えているようだ。

ただし、著者は「ドクターX」のような外科医ではフリーランスは無理だと言っている。外科医は手術だけするわけではないし、チームとしての問題もあるだろう。

ところで、医者になる費用、主に医学部の授業料等は、私学であれば数千万円かかる。
これも驚くべき高さではあるけれど、医師の年俸から考えれば、有利な投資と考えることもできるという。
そして、授業料と偏差値の反相関も指摘される。

これはどうしたことだろう。入試時の偏差値がすべてではないにしろ、高額の授業料を払えば低能・無能でも医師になれるということだったら、「無能も優遇」でないと困るんではないだろうか。


そして忘れてはならないのが、こうした派手なお金の流れの源泉といえば、そのかなりの部分が健康保険であることだ。

税金については、無駄な使い方がされてないかとか、役人の給料が高すぎるとか、常に批判の的になっているわけだけれど、同じく公的負担である健康保険の基金の使い方についての監視やクレームは、あまり聞かない。
もちろん医療費が高い(国トータルで)ことは問題視されているけれど、政府が言う医療費を下げるというのは、個人負担を上げて保険からの支出を下げる議論ばかりである。

随分前から薬漬けが問題になっている。多種類・多量の薬を飲むことで、実は健康にも良くないし、医療費もかかる。なのに、保険が使えるなら薬をどんどん出すという風潮があらたまったという話はあまり聞かない。
まるで医療費を使わずに健康になられては困るというような雰囲気である。

理想の病気」という言葉があるそうだ。
その病気では死なないが、完全に治ることはなく、毎日薬を服用する必要がある病気のことである。


健康診断

P_20170901_111852_vHDR.jpg 昨日は職場の健康診断。

どこの会社でもやる労働安全衛生法で定められた健診だから特に変わったことはない。
変わるのは業者。毎年というわけではないが、どうやら委託先は入札で決めているらしく、今年は去年とは別の業者。

健康診断って別に楽しくもないわけだけれど、妙齢の看護師さんとかがいると血圧が上がるけれど、今年はそういう心配もなく、簡単に終了。

去年との違いは、午前中に健診を受ける人は朝食抜きということだったけど、こちらとしてはお構いなく朝食も食べて臨んだ(一応、食後4時間30分経過していた)。おそらく血糖値に影響するのだと思うけれど、低いときに測ろうということかしら。

そういえば、以前、血糖値でひっかかって、再検査になったことがあった。再検査では食事抜きで来てくださいということで、そのとおりしたのだけど、それ以上の検査などはなかった。


視力を失わない生き方

深作秀春「視力を失わない生き方 日本の眼科医療は間違いだらけ」について。

siryoku_wo_ushinawanai_ikikata.jpg 自分で「超上級者」言ってはばからない、眼科のブラック・ジャック先生。
日本の眼科医がこの本を読めば、激怒するに違いない。

Amazonの書評で、★(最低)をつけてるレビューがあるが、どうやら眼科医もしくはその関係者らしい。ただし、全否定というより、今は日本の眼科も良くなっているという(それなら幸いである)。本書でとりあげられた症例がいつのものか示してくれてたら、著者が言うように、きちんとした情報収集の役にたつと思うけれど。


本書に反発する眼科医が多いというのはとても良いことかもしれない。
著者は、日本には腕の良い眼科外科医は、10人ぐらいしかいないという(ちょっと調べると深作眼科には7人の医師がいるようだから、他には3人しかいないことになる。本当だったら実に困ったことだ、反発する眼科医のみなさんは、腕の良い眼科医であろう)。

眼の健康とかに関する本には、役に立たないどころか、実行すると眼を悪くするようなことが平気で書かれているというから、そういう本の著者も敵にまわしているかもしれない。
眼の運動だといって眼球を上下左右に激しく動かすのはダメ、水道水で眼を洗ってはいけない(そういう器具もあったように思う)、プールでゴーグルは必須、陽射しの強いところではサングラス、などなど。


それはともかく、あんまり眼病のことを知らなかった私にとっては、大変、興味深いものだった。

実は、ここ数年、本が読みにくくなっている。
目がかすむというか、乱視がきつくなっているのだ。リーディング・グラスを使用しないと、集中して読めないということも多い。 それに、先ごろ、光視症のような症状が出ることもあった。 年齢からして、そろそろ白内障の心配もしなければならない。

はじめに
プロローグ 当院に駆け込んできた、いくつかのケースから
エピソード1 子どもの例
エピソード2 高齢者が必ずかかる白内障
エピソード3 スポーツ選手(ボクサー)の例
第1部 私が見てきた、日本の眼科医療
第2部 間違いだらけの眼科選び
      ――「日本の眼科の大間違い」を斬る!
  (1)大病院・眼科・医者に関する大間違い
  (2)眼・視力・老眼をめぐる大間違い
  (3)メガネ・コンタクトをめぐる大間違い
  (4)白内障をめぐる大間違い
  (5)緑内障をめぐる大間違い
  (6)網膜剝離をめぐる大間違い
  (7)加齢黄斑変性をめぐる大間違い
  (8)糖尿病性網膜症をめぐる大間違い
  (9)生活習慣に関する大間違い
第3部 死ぬまで「よく見る」生活術
  (1)日常生活でどんなことに気をつけたらよいのか?
  (2)医者選びを間違えない
第4部 眼科医にこそできること
      ――糖尿病性網膜症の治療から
おわりに
手術の料金表(深作眼科の例)
というわけで、興味深く読み始めたのだけれど、いきなり読むのがつらくなって、しばらく先に進めなくなった。
止まってしまったのは、本書のプロローグ、いくつかの症例が紹介されている。
これが、とても読むに耐えないもので、野球の打球を至近距離で眼に受けて網膜剥離を起こした、先の尖ったペンチで眼を突いて眼球破裂、など。
こういう症例は、人いきれの強い満員電車の中で体調の悪い状態で読むと吐きそうになる。

多くの人はそうじゃないだろうか。
本書では、著者の病院で、手術中の脳波をとって、やはり多くの人が、強がりを言う人であっても、恐怖心を示す波形が出ることが観測されたとある。この手の話で気持ち悪くなるのは私だけではないようだ。なお、著者は患者の苦痛・恐怖心をとりのぞくことについても熱心なようだ。


結局、体調万全で快適な場所で読み直したわけだが、具体的な内容を書き写しても書評とはいえないから、印象的なフレーズだけを抜き出しておく。

もっとも印象的なのは、人の寿命が90年でも、眼の寿命は65~70年というもの。
そろそろ私の眼も寿命というわけで、今まで行ったことのない眼科に行くべきかと思う。(しかし著者がいうようにヤブ医者ばっかりだったらかえって悪くなるらしいので、これも恐ろしい)

また、私は今のところ関係ないが、糖尿病では血糖値を下げる薬を使うことに警告がなされている。著者は、薬で血糖値が乱高下することが、眼にはとても悪く、糖尿病性網膜症の増悪原因になるのだそうだ(内科的には良好だが、眼科的には最悪の結果)。前に糖質制限について記事を書いたことがあるが、本書の著者も糖質制限を推奨している。

また、冒頭に「ブラックジャック先生」としたけれど、本書で、上級医でも研修医でも、同じ術式なら同じ料金、日本人はなんと恵まれていることかと皮肉たっぷり。しかもヘタくそがやると、失敗して手術を繰り返し、治療期間も長くなるから、さらに高額な医療になるという(このあたりはシステム・エンジニアもまったく同じ)。
それはそうとして、米国では研修医が手術をする場合は料金は格安になるのだそうだ。もちろん指導医がしっかりついて、一応のレベルは確保されるのだろうけれど。上級医の料金が高くなるのは困りものだが、研修医の執刀なら安くなるのは合理的だと思う。

普通の患者としては、どうしても権威に弱い。
その権威といわれるような大病院や医師が、この本でいうような酷いものだとは思いたくない。
医療の世界では、どうして、子供の喧嘩みたいなことが多いんだろう。

60kgオーバー

近頃、なんだかお腹周りが大きくなっている。
ベルトは、以前の穴の位置では若干苦しく、1つ緩めることが多いし、手でお腹をさわっても、膨れた感じがする。

P_20170623_205000_vHDRs.jpg 昨年9月の職場の健康診断以来、久しぶりに自宅の体重計に乗ってみる。

61.6kg!

昨年の健康診断では58.6kgだったと思うから、3kgぐらい重くなっている。
BMI(Body Mass Index)を計算すると、21.0となる。以前より1ポイント高くなっている。

肥満学会ではBMIは22が標準だというけれど、40歳代では、太り気味《 BMIが[25,30) 》のほうが平均余命が長いという結果もあるらしい。数字にこだわりすぎるのもいかがなものかと思う。

しかも、体重計が置いてあるところの床はやや弾力があるから、実際より軽く計量されているかもしれない。

私は、人生でこれまで、60kgを超えたことがなかった。
いつ頃60kgオーバーになったのかはっきりしないが、大台に乗ったということで、若干驚いている。
肥満ということではない。BMIの1ポイント上昇が問題なのではなくて、1年で3kg増えたというこの傾向が今後どうなるのかということである。まさか、来年は65kg、再来年は68kgとなるも思えないけれど。

増えた部分が、しっかり活動していれば、代謝量も大きくなっているだろうから、フィードバックが効いて適当なところで安定すると思うけれど、単純に不活動の脂肪層になっただけなら、そういう効果は低くて、安定に至るまでまだまだ太ることになるかもしれない。

どうして体重が増えたのか。
生活習慣に大きな変化はない。
普段運動をしないことも、毎晩飲酒することも、毎日10本弱のたばこを吸うことも、まったく変わっていない。
食生活も、最近は、加齢のせいか食べる量はむしろ減少気味。脂っこいものや肉類は少なくなってるし、ご飯は茶碗一杯だったのが、7~8分目になったぐらい。

思い当たるのは、下痢をしなくなったこと。
前に書いたように、ピロリの除菌をしてから、下痢をすることがほとんどなくなった。
今まで、食べたものが、吸収されずに捨てられていた、それがきちんと吸収されるようになった、そういうことではないだろうか。

私の標準体重(BMI=22)は64.3kg、あと2.7kgである。
これを目安にしたら良いんだろうか。

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六二郎。六二郎。


定年退職
苦しい家計の足しに再就職
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