浄瑠璃寺の紅葉

日曜日、急に思い立って浄瑠璃寺に行くことにした。
すでに、現地からリアルタイムで「浄瑠璃寺ナウ」で、紅葉の映える写真1枚をアップしている。

写真はスマホで250枚余も撮っている。ただ、フィルム・カメラの時にはフィルムがもったいなくてやらなかった、1シーンで複数回シャッターを切っているから、シーンとしてはその半分以下である。それでも、かなりの量を撮っているわけだ。昔のフィルムカメラだったら、フィルム1本で30枚ぐらいしか撮れなかったのだから。

浄瑠璃寺には今までに2度、中学・高校の頃に、行ったことがあると思う。
中学・高校の同級生がJR加茂駅の近くに住んでいて、浄瑠璃寺は彼の地元自慢の古刹なのである。
九体仏と吉祥天女、これがこの寺を特別なものにしているのだが、それはその彼の特別な思い入れでもある。

浄瑠璃寺は名前でも得をしているかもしれない。
なんとも奥ゆかしげなこの名前は、一度聴いたら忘れられない。堀辰雄の随筆の一節に「浄瑠璃寺の春」があり、和辻哲郎「古寺巡礼」でも、浄瑠璃寺の名前が出ると記憶に残る。

この二人の文筆家は奈良から浄瑠璃寺まで歩いたようだが、私がはじめて訪れたときは、件の友人の家、つまりJR加茂駅から歩いた。季節は、はっきりしないが、多分初夏だったと思う。

今回、50年近くの間をおいて訪れるわけだが、自宅から車で約45分。京奈和道を使えばもっと早いだろうが、急ぐ旅でもないので地道を走る。
車で訪れるときの心配事はやはり駐車場。ネットで30台ぐらいの駐車場が参道入り口すぐのところにあることを確認していたが、現地へ行くと、その駐車場以外にもたくさんの駐車場がある。私が到着したのは9:45頃だけれど、その30台の駐車場に、未だ10台程度しか停まっていなかった。帰りには満車だった。

お寺は、本堂には拝観料300円がいるが、フリーで散策できる。
私が着いた頃は、まだ境内に人も少なかったけれど、途中、車で追い越した団体さんが2,3組あって、その人達もしばらくしてやってきた。

大きなカメラ、三脚を持ってきている人も多い。紅葉が目当てであろう。
私はスマートフォンのカメラだけだけど、芸術写真も報道写真にも縁がない。個人的記録である(ブログに使ってるけど)

浄瑠璃寺の本尊は、九体の阿弥陀仏である。だからこの寺の別名は九体寺という。
装飾性は高くない仏様である。たって見回していては本当のお姿を感じることは難しい。前に座って手を合わせると、仏を慈悲を実感できる。
なお、今は九体御揃いだけれど、来年4月から修復のため、毎年2体ぐらいずつ外へ出ることになるそうだ。だから5年ぐらいは、九体が揃った姿は見られなくなる。

そして、九体の仏の主の仏の脇には、吉祥天女。
年3回、特別開扉が行われるが、この日も開扉されていて、お姿を拝むことができた。
前に見たときには、いくら保存状態が良いといっても、時を経て、やはり少しすすけた感じがして、それほどのものかとも思ったけれど、大人になってからあらためて見ると、そういう表面のすすけなどは気にならなくなって、衣のはじまできちんと伸びたお姿に感じ入る。

本堂内は撮影禁止なので、九体仏も吉祥天女も写真は撮っていない。
どちらも有名なものだから、ネットで写真を拾うのはたやすいと思う。そちらをご覧いただきたい。

浄瑠璃寺は京都府にあるが、奈良の観光案内にも載る。
だけれど、浄瑠璃寺の南に奈良市のゴミ処理場が計画されているということで、お寺に計画の撤回を求める署名簿が置かれていた。

「関西花の寺二十五ヶ所」というお寺を案内する取り組みがあるらしく、浄瑠璃寺もその一つになっている。
右に、花の写真もアップしてみた。池のほとり、ちょっとわざとらしいような気もするけれど、やはり目を惹く。さすがに幾何学的な庭園を作るというわけにはゆかないだろう。

このお寺の花といえば、一番有名なのは、堀辰雄のエッセイの影響もあるのだろうか、馬酔木である。
3月には馬酔木が満開になるだろう。
またその頃に来てみたい。


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本堂を臨む。池は梵字の阿字を象るという。

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三重塔。毎月8の日には塔内を観られるらしい。

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左は本堂の裏。右は「浄瑠璃寺ナウ」に掲載のもの。

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庭の片隅にある石仏(左)。池の周りの花(右)。

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池のまわりの黄葉とススキ。

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本堂の前。時ならぬ背広姿の団体客に説明をする僧。

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境内には猫が多い。本堂脇の寺務所で。

P_20161120_103605_vHDR_Auto.jpg 境内の隅。ここで一服。




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