ネット情報不信

20161208-00065243-roupeiro-000-5-view.jpg DeNAが運営する「キュレーションサイト」の殆どが閉鎖・運用停止となった。
でたらめな、とりわけ医療分野において、情報の垂れ流しが問題となったからである。

これらのサイトは、情報に責任をもたないことを明確に宣言していたけれど、そんなことでは公序良俗に反する行いをする言い訳にはならない。
民間企業は信頼が大きな宝である。信頼がなければ顧客は集まらない、信頼がなければコストダウンも困難である。

民間企業は信頼を失うと倒産するが、役所は信頼されなくても倒産しない、と言うとんでもない話もある。


というか、もともとネット情報は、アヤシイものが溢れている。ネットは大変便利だけれど、信頼できる情報かどうかを判断する能力を持っていないと、不利益を蒙ったり、扇動的なデマに踊らされたり、場合によっては加害者になってしまうこともある。
米国大統領選に影響したのではと、「フェイク・ニュース」問題にも注目が集まっている。

信頼できる情報かどうかを判断する方法は、発信源がはっきりしているか(もちろん偽装されていないこと)、複数の発信源を比較することなどと言われている。最近はこの手の情報の見分け方について書いてある本も増えつつあるようだ。(たとえば、島崎敢/心配学 「本当の確率」となぜずれる?


今回、問題になったのは"キュレーション・サービス"といわれるサイト。素人が金欲しさに、適当なネット記事を拾い集めて、しかも適当に面白おかしく改竄して、悦に入っているサイト。

私は問題になったWELQその他のキュレーション・サイトは全く利用していなかった。
それどころか、ある種の「まとめサイト」などが検索で引っかかってくると、それは無視するようにしていた。

はじめはそんなことは知らず、検索で上位に「まとめサイト」が来るとそれも見たりしていたのだが、関係ない無駄な記事が並ぶし、別の検索結果とかぶるだけなので、まとめサイトだと気づいたら、それを無視するのが習慣化したのだった。

あまりやらないけれど、Google検索のときには、"-"(マイナス)をキーワードの前に付ければ、その語を含む記事は無視される。"-nxxxr.jp"とすれば、"nxxxr.jp"のサイトからのうるさい検索結果は出なくなる。


もちろん、キュレーションという行為は、そんな酷いものではなく、こうした情報ニーズというのはネットが発達する前からずっとある。
ある分野における現代の到達点といった文献集とか、解説論文というのはそれ自身立派な研究成果だし、キュレーター(学芸員)とか、図書館司書という人達が頼られる理由でもある。
そういうサイトなら大歓迎である。

要するに、まともな知的活動をせずに、安直にビジネスとして考えたという、底の浅さ、金の亡者、そういう体質が問題を起したわけで、社会的制裁を受けるのは当然だろう。
もっとも、それを咎めだしたら、マスメディアも含め、多くの情報ビジネスが制裁を免れないかもしれないが。

ハイパーテキスト(hypertext):

テキスト中に、「こっちを見よ(ハイパーリンク)」とあり、その先を見に行くとまた「どこそこを見よ」が繰り返され、結局、どこにも欲しい情報はないテキストのこと。

   (出典:「bit悪魔の事典」、趣旨はこのとおりだけど、表現はうろおぼえ)


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