「いろは順」

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 いろは順の採用は1942年、厚生年金の前身である「労働者年金保険法」が制定された時に始まり、現在まで引き継がれた。
 いろは順での整理は時代遅れになった。だが、データが膨大で五十音順に変更するのが難しいこともあり、すべての事務所で統一せず、バラバラになった。
ファイルに入っているのは、被保険者が納める保険料と将来の年金額の計算に使われる算定基礎届などで、現在の年金受給者には直接関係がない書類。いろは順によって書類を探すのにもたついたとしても、受給者に「迷惑をかけることはない」。
 「今では、いろは順が使われなくったのは事実です。新人の方には抵抗があるはずですし、面倒をかけます。私は事務所に入った時、慣れるまで数ヶ月かかりました」
 指導は、事務所ごとに任せている。いろは順が必要なところでは、紙を用意したり、ファイルボックスにインデックスを貼ったりして対応している。
 「統一すれば、職員の仕事のしやすさは確保できますが、今すぐに変えるのは難しいのが現実です。膨大なデータを変更するのは時間も費用もかかりますし、年金受給者に直接影響を与えない以上、優先順位が低いのです。お客様の対応改善や制度の改正に予算を投入するのが先です」
 「ですが、今回、河野議員から貴重な意見をいただきました。五十音順に統一できるかどうか、議論して検討したいと考えています」
少し前のこと、ネットにおもしろい記事が出ていた。

ファイルを「いろは順」で整理する日本年金機構 「あいうえお順」にできない理由とは


ネットニュースはいつ消えるかわからないので、要旨を掲載しておく。

この記事の元になったのは、河野太郎衆院議員のブログだというので、それへのリンク。
いろいろイロハな皆様へ



この記事では「いろは」とひらかな書きになっているが、本当は「イロハ」とカタカナ書きになっているのではなかろうか(河野議員のブログではカタカナ)。

「イロハ」順でも、「あいうえお」順でも、要は慣れの問題で、それも個人的慣れではなくて、社会的慣れ(文化)に従うべきだろう。ただし「あいうえお」(五十音表)というのは、日本語の音韻システムを反映している優れたものだから、単なる慣れだけの問題ではないけれど。

私の記憶では「あいうえお」が主流になったのはそんなに古いことではないと思う。
もちろん今でも慣用句として、「イロハのイ」というような言い方は残っていて、「アイウエオのア」という慣用句はない。

私が学齢児童だったときは、箇条書きをするときは、123・・・の下位は、イロハ・・・で項目を立てていた。
社会人になってからも、そういう教育を受けていたから、イロハ順で文書を書いたことがあったけれど、会社が定めている書式では、はっきりと箇条書きは「アイウエオ」とすることになっていた。

というか、学生時代までは箇条書きにイロハやアイウエオを使うという習慣はなくて、abcだったと思う。日本語のカナを使うこと自体に違和感を感じていた。日本語の中に記号的にカナを使うことに抵抗感があったのかもしれない。
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もっとも、英語の文章中の箇条書きにabcが立っていたりするが、こっちには違和感がないのはなぜだろう。


今でも「イロハ」なのは音楽。音名は「ハニホヘトイロハ」(CDEFGAB)が使われる。
「二十四の瞳」では、「ハニホ…」の前に「ヒフミヨイムシ」(1234567)の時代があったらしく、大石先生が怪我で休職したあと、男先生の音楽の授業では奇怪な歌が唄われ、子供たちが失笑するシーンが描かれていた。

それはそうとして、冒頭の年金機構の話に戻ると、ファイルがイロハ順というのは、実は解せない。
というのは、辞書類は結構古い時代から、アイウエオ順になっていると思うから。
分冊になっている百科事典などは、「第1巻 ア~カ」、「第2巻 キ~シ」などと、やはりアイウエオ順、ファイルを配列するなら、やはりこっちじゃないだろうか。

であるけれど、Wordの箇条書きには「イロハ」も用意されている。

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