ニューイヤーオペラコンサート2017(その2)

2017-01-03_214410s.png 今年のオペラコンサートでも、バロック・オペラがとりあげられた。

昨年は、グルック「オルフェオとエウリディーチェ」、ただしフルート曲"精霊の踊り"。
一昨年はヘンデル「リナルド」がとりあげられて、ヘンデルはオラトリオだけじゃないんだと再認識。

もっとも凡人が聴くのは「メサイア」ばっかりだけど。


2017-01-03_214506s.png そして、今年のバロックは、ヘンデルである。
伴奏は、鈴木雅明/バッハ・コレギウム・ジャパン。息子の鈴木優人さんがチェンバロをひいていた。

思うに、世界的に、といって世界の状況を知ってるわけではないけれど、日本のニューイヤーオペラコンサートが世界に発信できるとしたら、多分、このヘンデルをフィーチャーしたことではないだろうか。

これはまったく私の独断というか、偏見なのだけれど、19世紀のオペラは、日本人が演じるとなんだか、ちょっと無理してるような、違和感を感じることがある。
なぜなのか理由は良くわからないのだけれど、19世紀のオペラは、ヨーロッパ文化というか、スノビズムが強くて、そんなところに無理して入って行かなくても、というような感じである。

だから日本人にはモーツァルトまでが良く似合うと思う(それに、モーツァルトだけできれば十分だし)。


それに対して、バロック・オペラだと、ヨーロッパ人にとってもきっと隔絶した時代で、当時をどう理解、再現するのかという点において、日本人もなんら臆することなくできる、ヨーロッパの「伝統」にある意味対等に対抗できる、そういうことではないだろうか。
金持ちの道楽といっても、18世紀までの王侯趣味と、19世紀のブルジョア趣味は全然違う、そういうこともあるかもしれない。

2017-01-03_214609s.png そして鈴木雅明/バッハ・コレギウム・ジャパンというのも、見事な演奏、生き生きとした演奏をしていて、バロックが決して古色蒼然たる音楽ではないことがわかる。もちろんピリオド楽器が使われていて、ヴァイオリンの弓も丸いやつ。全く黴臭くない。

ヘンデルから、3曲とりあげられたが、森麻季さんは、この分野でも見事な歌唱、芸域の広さを印象付けた。

衣装は、エジプト女王然とした装飾品をつけて、防備を固めなくても良いように思う。
シーザーの恋人なのだから、女体の柔らかさを感じさせるような、ローマ風の衣装が良い。


関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

Gallery
検索フォーム

⇒記事一覧

プロフィール

六二郎。六二郎。


定年退職
苦しい家計の足しに再就職
=いつクビになってもええねん
 言うたもん勝ちや!のブログ
リンク
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
アーカイブ
カテゴリ
タグ

ITガジェット 書評 マイナンバー Audio/Visual 

現在の閲覧者数
聞いたもん