○○元年1月1日は困難なのか

rokujiro_kaigenss.jpg 天皇の生前譲位は、今上陛下を対象とした特別法で決着しそうな情勢である。

譲位が認められなかったら、気に入らない天皇を排除するには死んでもらうしかない。
実際、古くは暗殺された天皇もいたわけだし、海外の例では、終身皇帝という時期が永かった古代ローマでは、他に方法はないということで、多くの皇帝が殺されている。生前譲位したのはディオクレティアヌスぐらいかな。


皇室典範に定めがないから云々と議論が続いてきたけれど、一般に、定めがないということは、できないということを意味しないのが普通ではないだろうか。
陛下のご意向で、皇室典範を改正するとなると、天皇は政治に関わらないという憲法の趣旨に反するとか、難しい話もあるようだ。国会を信頼しているわけではないけれど、そもそも天皇は時の権力者によって、誰がいつ即位するかが左右されてきた歴史が圧倒的に長いわけで、国権の最高機関というところが手続きするのは、歴史的にも自然なんだろう。
いずれにせよ、皇室典範は、国民の権利義務とは関係ないし、陛下の意向があったにせよ、決めるのは国会というタテマエからすれば、高齢となったので引退しようというだけの話、わざわざ話を難しくしなくても良いようにも思うのだけれど。

そうして生前譲位が決着して、平成は30年で終わり、西暦2019年1月1日から新天皇ということになりそうだけれど、ここで宮内庁の次官という人から、元日は天皇が忙しいから、1月1日からの即位(践祚)・新元号はむずかしいと横やりが入った。

元号法
 (昭和五十四年六月十二日法律第四十三号)

1  元号は、政令で定める。
2  元号は、皇位の継承があつた場合に限り改める。

   附 則
1  この法律は、公布の日から施行する。
2  昭和の元号は、本則第一項の規定に基づき定められたものとする。

元号を改める政令
 (昭和六十四年一月七日政令第一号)

 内閣は、元号法 (昭和五十四年法律第四十三号)第一項 の規定に基づき、この政令を制定する。

 元号を平成に改める。

   附 則
 この政令は、公布の日の翌日から施行する。
しかし、思い返せば、昭和から平成への代替わり、崩御当日、践祚の儀式として、昭和64年1月7日 剣璽等承継の儀が行われている。そして平成元年は1月8日から始まった。
いくら想定していたとはいえ、この日を選んで崩御されたわけではなかろう、その慌ただしい中でも践祚礼は行われている。
正月の行事というと、ネットで調べると、四方拝というのと、歳旦祭というのがあるらしいが、践祚礼ができないほど忙しいのだろうか。

天皇が行う神事には、内の神事、表の神事、外の神事があって、この2つの祭儀だけではないのかもしれないから、宮内庁がいうようにもっと多忙なのかもしれないけれど。


私としては、宮内庁がどういおうが、国民にわかりやすく、事務的にも対応しやすいのは、1月1日に改元することだと思う。天皇が忙しいからというのでは、国民の混乱を避けたいという陛下の思いに応えていない(思いに答えたら憲法違反か)。
歴史的にも踰年改元(布告の年の末日までを旧元号とし、翌年の元日から新元号を用いる)が行われた例は多いという。昔から、民の暮らしに配慮されていたわけだ。

以前、昭和を続けるかどうかという議論もあり、やはり明治以来の「一世一元」を守ろうということで、元号法が制定された。生前譲位について法整備をするなら、元号法もセットでやれば良いだけだと思う。

改元をまず決めて、無理のない退位・践祚の日取りを選べば良いのではないだろうか。

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