古代ギリシア展

P_20170311_103531_vHDR_Auto.jpg 昨日は、古代ギリシア展を見に神戸へ。

アップするのはパンフレットなどの写真だけれど、会場内は写真撮影禁止なのでご容赦。

それに図録や額絵などのほうが綺麗な写真がある。それは旅先の風景などもしかり。なので、私はブログに載せようというつもりがなければ、まめに写真を撮ったりはしない。


充実した展覧会である。
会場の最初の展示はアルテミス像。
少し小ぶりだけれど、美しく、整った作品。チラシに印刷されている。

アルテミス像だというけれど、なぜアルテミスだと判断したのか、見たところ鹿はいないのは仕方がないとして、箙をしょっているわけでもない。他にアルテミスのアトリビュートってあったっけ。


大きな彫像としては、チラシに大きく印刷されている男女のもの。神殿に奉納されたものらしい。
しっかりした構成で迫力がある。男女とも、張りのある丸いお尻が印象的。

Ancient_Greece_IMG_0001-crops.jpg 古代ギリシアといえば、ミロのビーナスとか、サモトラケのニケなどをイメージして、私もそういうものを期待して行ったのだけれど、この展覧会は、そういう彫像よりも、ギリシア文明が遺物で説明されていることに注目すべきだろう。これは、大変充実していると思う。

最初期のキュケラデス文明から、時間を追って、ローマに吸収されるまで、8つの時代に区分して紹介されている。その時代の微妙な違いがわかるようにしっかり展示されていると思う。

それにしても、ネックレスなどの装身具の細工の精緻なことには感嘆する。数千年も前のもののわけだけれど、熟練した職人が丁寧に仕事をすれば、21世紀と比べて劣るということはない。
メノウが嵌め込まれているネックレスもあったけれど、メノウがきれいに磨かれ、揃えられている。

行くときは、短焦点の単眼鏡か双眼鏡を携行することをおすすめする。私は、今回は双眼鏡を持って行った。


ただし、コインについては、これは量産が求められるものだからだろう、現代のように高等な機械でプレスして寸分たがわぬ、そして角が立ったようなものは難しいだろう。

また、ギンバイカ(銀梅花、銀盃花、学名:Myrtus communis 古代ギリシアでは豊穣の女神デーメーテールと愛と美と性の女神アプロディーテーに捧げる花とされたという)を模した金製の冠は、葉はなんだかくしゃくしゃしていて、細工としてはどうなんだろうと思うけれど、金の色が鮮やかなのに驚かされる。
ミダス王の伝説を思い出す。

あと見もの、というか、見られて良かったと思うもの。
一つは、この時代の医療器具。メスやピンセットなど4点が展示されていた。
ギリシア医学といえば、言わずと知れたヒポクラテス。この時代にも簡単な外科的処置がされていたのだろう。

もう一つは、オストラコン(陶片)。
世界史の教科書などで写真は見ているが、現物は多分はじめて。
これが結構くっきりとしたものである。教科書の写真はそもそも質が悪かったので、いかにも土中から掘り出された感があったけれど、どうしてどうして、鮮やかなものである。
展示されていたものには、有名なテミストクレスの名前が刻まれたものもあった。

他、火山灰に埋もれていた壁画も展示されていた。
ポンペイの壁画が有名だけれど、時代の差は感じない出来である。フレスコ画という説明だったが、フレスコ画の技法というのは、こんな昔からあったのだろうか。

墓碑が何点か展示されていた。自分で墓碑を彫ってみたくなった。

ところで「暗黒時代」というのは、何も展示がないのだけれど、だから暗黒時代なのだろうけど、いまだに暗黒時代なのだろうか。

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