リコーダー・コンサート

akiyama_shigeru_recorderss.png 昨日は、リコーダーの演奏会。

実は、リコーダーの演奏会は、無料のものは行ったことがあるけれど、有料のものは記憶がない。
今回は、弦楽アンサンブル(チェンバロ付き)と合せている。

曲目はテレマン。演奏者は秋山滋氏。
CDか何かで聴いたことがあるものだけれど、生だとどうだろうと、興味津々。
最大の気がかりは、リコーダーの音量である。
コントラバスまで入った弦5本+チェンバロだと、リコーダーの音はどうなんだろう。もちろん、人間の耳は、カクテル・パーティー効果があるから、リコーダーの音を聴き取ることはできるかもしれないが、それでは音楽として聴いたことにはならない。

とはいうものの、テレマンの時代、実際こうした構成で盛んに演奏されていたはずである。


会場はキリスト教の教会。
といっても大聖堂というようなところではなく、こぢんまりしたところ。

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IMG_20170514_165450.jpg 会場は礼拝堂、演奏者と聴衆の距離が近い。
聴衆は100人ぐらい。礼拝堂の備え付けの椅子だけでは足りず、パイプ椅子を追加していた。

教会での演奏会の経験がないわけではないけれど、それらはもっと大きな空間で、オルガンなんかもあるような場所である。
この日の会場に相当するところでクラシックを聴いた経験は、結婚式ぐらい。

私は一番前の席に座ったので、目の前が第1バイオリン。
正直、近すぎて大丈夫だろうかと思った。
バイオリンがやかましいのじゃないか、リコーダーとのバランスが悪くなるんじゃないか、などなど不安。
  • Concerto in F major for alto recorder, strings and basso continuo, TWV51:F1
  • Concerto in C major for alto recorder, strings and basso continuo, TWV51:C1
  • Suite in a minor for alto recorder, strings and basso continuo, TWV55:a2

すべては杞憂。
残響多めの礼拝堂で、目の前のバイオリンの音も甲高くならず、全体のバランスも悪くない。
心地よく音に包まれる。

そして、肝心のリコーダー。
これは超絶。

極めて高速のスケールやアルペジオが連続するテレマンで、フィンガリング、タンギングがぴったり。

演奏後のお話で、すごく疲れる、テレマンは若いうちにやらないと、とおっしゃっていた。

今まで、リコーダーといえばフランス・ブリュッヘンやミカラ・ペトリばかり聴いていたが、秋山氏の演奏は、それと遜色ない。
アルト・リコーダーで、全く苦しげにならないというのがすごい。
IMG_20170514_165501.jpg

写真は後半の曲で、この曲では使われなかったが、前半の曲では、足を置く台が用意され、管端のホールを膝で塞ぐ奏法も披露。ブリュッヘンなんかは座ってやるんだけれど、この人は立ったままでやっていた。


リコーダーは、吹けば音が出る楽器であるけれど、逆に、息で音を調節することが困難である。
その分、フィンガリングに負う部分が大きく、誤魔化しがきかない。
たしかに、フルートよりも使う息は少なく、タンギングもらくではあると思う。
とはいうものの、家へ帰って、ちょっとリコーダーをいじってみたが、とてもああはいかない。

そういう難しい楽器なのだけれど、やっぱり音色はフルートに比べるとなんだか間のぬけたようなところがあると思う。それでも聞かせるためには、相当のテクニックと音楽性が要求されると思う。

アンサンブルも良かった。
気持ちの良い、満足できるコンサートだった。

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