イタリア旅行―ピサ

昨日も書いたように、ピサへは行かなくても良かったと思っている。
何といってもピサの街は小さくて、見どころと言えば、聖堂、洗礼堂、斜塔が並ぶ「奇跡の広場(Piazza dei Miracoli)」に限られる。

斜塔に登るのは結構予約が大変らしいが、私は前回も登っているから、「登ったことある」自慢はもう済んでいる。


という小さい名所だけれど、観光客は多い。二回も来る阿呆はそういないのではないかと思ったりする。
そして参道から広場まで、露店も多く出て、安い土産物が売られている。

これだけ人を集めるのはやはり斜塔が有名だからだろうが、思えば塔の基礎工事がいいかげんで、建てはじめたら傾いてきた、そして今更やり直しはできないと、バランスがとれるように下の階の傾きをキャンセルするように上階を作っていった。
しかしながら、長い間に塔の傾きは増しつつある。(11年前より傾いたように見えるのは気のせいだろう)

手塚治虫「ブラックジャック」に、動物園の呼び物だった白いライオンが重篤な病気に罹り、治療を頼まれたブラックジャック先生が治す話がある。ブラックジャック先生の治療は、色素を与えて普通のライオンにすることだった。白くて目立つことが原因の「神経症」ということだった。
ピサの斜塔もこういう修繕をして、真っ直ぐにしたら、観光客はどうするだろう。


敢えて今回の訪問が良かったことをあげると、聖堂(ピサ大教会)に入場してじっくりと見たことである。
前回は、「聖堂の中にガリレオの振り子の等時性の発見の契機となったランプがあります」の説明だけだったが、今回は、この眼で見ることができた。(ただし聖堂内にあるのはレプリカで、本物は博物館だとか)

ピサとガリレオといえば、落体の法則の実験も有名だけれど、これは実際に行われたかどうかあやしいらしい。ガリレオはむしろ思考実験によって、重い物も軽い物も落下速度は同じでなければならないという結論に達した。なお、振り子の等時性も落体の法則から説明される。


256px-Naval_Jack_of_Italy.png ところで、ピサはイタリアの4大海運都市(ヴェネツィア、ジェノヴァ、アマルフィ、ピサ)の1つである。前3者は今でも海に面しているが、ピサは数kmも海岸から離れてしまった。
そちらの遺産は残っているのだろうか。
IMG_1358(Pisa_Basilic_HL).jpg

ピサで印象的なのは「奇跡の広場」の白い聖堂と緑の芝生


IMG_1295(Pisa_Tower_Basilica).jpg
IMG_1312(Pisa_Tower_step).jpg
(上) 斜塔内の石段。減り方が尋常ではない。
昔は登る人がそれほど多かったとは思えないが。


(左) 聖堂と斜塔が並ぶ画角だと傾きが良くわかる。


IMG_1394(Pisa_Basilica_inside).jpg IMG_1400(Pisa_Basilica_lamp).jpg
聖堂内部。ガリレオのランプ

IMG_1450(Pisa_Piazza_wall).jpg

「奇跡の広場」を囲む城壁(広場入口付近)

blankimage.png

2018-09-07_132655.jpg

ところでピサでは冷や汗ものの体験をした。
どこかの国のグループの人(ガイドさんかも)が追いかけてきて、これを落としただろうと、見覚えのあるカードケースをさしだしてきた。
そう、いつも使っているカードケース。中味は、クレジットカード3枚、健康保険証、運転免許証、マイナンバーカード、鉄道の定期券2枚、図書貸出カード2枚、名刺数枚。
サコッシュのポケットのチャックを締め忘れていて、歩いているときの振動で跳び出したらしい。
もし失したままになったら、大変、面倒なことになっていただろう。
街中の雑踏とかではなかったのが幸いだったかもしれない。
それにしても拾っていただいた方、お礼もきちんとできなかったが、本当にありがとうございました。


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