イタリア旅行―ヴァチカン美術館

IMG_3147(Musei_Vatican_Schedule).jpg ボルゲーゼ美術館から帰って、しばしの休息および軽い食事の後は、ヴァチカン美術館である。

もちろんここも前回の旅行で訪問しているけれど、今回は「夜のヴァチカン美術館」ということで、夕刻8時に入場するスケジュール(実際には7:40頃にチケット・ゲートを通過)。

右に美術館前に立てられていた美術館の開館スケジュールの写真。
これで見る限り、夜に公開しているのは、4月下旬から10月の金曜日だけのようだ。
また、毎月最終日曜日は無料公開のようだが、ボルゲーゼなど、ローマの他の美術館も無料公開日を設けていると聞いたことがある。


IMG_3149(Vatican_entrance).jpg 美術館の建物の入口には、美術館所縁の二人の像。

クイズ:この二人はだれでしょう? 


夜間入場のおかげで、入場者数が少ない。ガイドさんも今までこんなに人の少ないヴァチカン美術館は経験がないそうで、これからは夜間専門のガイドになりたいなどとおっしゃっていた。

たしかに、前に来たときはチケット・ゲートに並ぶ人がぎっしりで、なかなか前へ進まなかった。当時よりセキュリティ・チェックが厳しくなっているので、あの群衆を捌くのは大変だろう。

IMG_3178(Vatican_guide_panel).jpg 無事入場すると、前に来たときは記憶にないのだけれど、まずピーニャ(松ぼっくり)の中庭へ入って、システィナ礼拝堂の説明パネルの前でガイドさんの説明を受ける。
IMG_3191(Vatican_pine_garden_front).jpg

IMG_3187(Vatican_pine_garden_objeup).jpg IMG_3171(Vatican_pine_park_obje).jpg この庭園には不思議なオブジェが置かれていた。特に説明パネルなどはなくて、どういう意図のものなのかわからないが、伝統を継ぐ中心地のようなこの場所に、不思議な存在。かといって、雰囲気を害しているとも思わなかったけど。

また、中庭ではコンサートが開かれようとしていた。

IMG_3185(Vatican_pine_garden_concert).jpg

IMG_3252(Vatican_coridor).jpg ヴァチカン美術館も写真撮影は可能で、イタリアの国立美術館が撮影を許可する前から撮影が許可されていた。ただし、システィナ礼拝堂は撮影禁止。

前にも書いたけれど、そして言い訳だけれど、本当に素晴らしい写真を見るのなら、それなりの美術書とかにあたるべきで、私自身はほとんど撮影はしていない。


歴代の教皇が集めた美術品、一つ一つを見ていったりしたら、膨大な時間がかかる。
ガイドさんの説明を聴きながら、その作品に注意を向けるのだが、だいたいは前回のときとガイド内容は同様。
たとえば、
  • 古代ローマの彫像にペニスが着いてたらそこをイチジクの葉で隠した
  • 丸天井のレリーフのように見えるものはだまし絵で実際には凹凸はない(右の写真のことではない)
  • キリストの復活のタペストリーでは、どこから見てもキリストの眼がこちらを向く(写真下)
といった具合。
IMG_3260(Vatican_moon).jpg IMG_3242(Vatican_Christ_resurrection).jpg
blankimage.png

この日は待宵の月


IMG_3292(Vatican_Athene_school).jpg 写真が撮れる範囲での最大の見ものといえば、やはり、ラファエロ「アテネの学堂」だろう。

あまりにも有名な壁画だけれど、これは部屋の出入口の上に描かれている。絵の上部、つまり部屋の天井は丸天井だから、絵もそのようになっている。

この部屋は「アテネの学堂」だけでなく、ラファエロや彼の弟子による壁画で埋められている。
IMG_3297(Vatican_Rafaello_room).jpg 天井の丸み、部屋の様子は、右の写真でわかると思う。

それにしても、いずれも描かれた当時のままかと思うぐらい鮮やか。
さすがにカトリックの総本山、保存状態が良い。


ラファエロの間を過ぎるといよいよシスティナ礼拝堂。(システィナ礼拝堂内は撮影禁止なので、一枚の写真も撮っていない、あしからず)

ガイドさんの説明では、ミケランジェロは人体をあるがまま描いたけれど、その後、陰部はいろいろなやりかたで隠すよう手を入れられている。それを元に戻すという大事業が行われ、かなりのものは元の姿が見られるが、壁に同化してしまったようなのがあって、それらはまだしつこく残っている。11年前に見たときは隠されたままだったと思う。

まだ行ったことがないのだけれど、システィナ礼拝堂を陶板画で再現したという大塚国際美術館ではどうなんだろう。


CDGIM041.jpg ちょっと残念なのは、システィナ礼拝堂内で聴こうと思って、アレグリの「ミゼレーレ」をスマホに入れておいたのだが、ヘッドフォンを持って行ってなかった。音声ガイドのイヤホンを試したがモノーラルのジャックで合わない。
元々はシスティナ礼拝堂でしか聴けない、門外不出の音楽、それをそのシスティナ礼拝堂で聴いたらどんな感興が湧くのか、いろいろ想像していたのだけれど。

システィナ礼拝堂を出てもまだコレクションの展示が続く。
前回は記憶にないのだが、近現代の作品もコレクションされている。藤田嗣治もあったし、シャガールもあった。

IMG_3325(Vatican_Chagal).jpg IMG_3394(Vatican_ticket_top).jpg IMG_3367(Vatican_exit).jpg
IMG_3391(Vatican_ticket_bottom).jpg
シャガール(題名不明)入場チケット。映画「ミケランジェロ」の
割引券になるそうだ
美術館出口への螺旋階段

IMG_3383(Rome_night_scene).jpg
美術館を出たのは夜9:30頃、陽の落ちるのが遅い夏でもとっぷりと暮れていた。


関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

Gallery
検索フォーム

 ⇒記事一覧

記事リスト
最新の記事
最新コメント
カテゴリ
タグ

飲食 書評 ITガジェット マイナンバー Audio/Visual 

リンク
アーカイブ
飲食

書評 ITガジェット 飲食 マイナンバー Audio/Visual 

プロフィール

六二郎。六二郎。


定年退職
苦しい家計の足しに再就職
=いつクビになってもええねん
 言うたもん勝ちや!のブログ
現在の閲覧者数
聞いたもん