イタリア旅行―ベルニーニ

延々と書き連ねてきた「イタリア旅行シリーズ」も、本日をもって一応終了。
最後は、またベルニーニをとりあげよう。

IMG_2926(Borghese_Gallery).jpg 今回のイタリア旅行で最高の見どころはボルゲーゼ美術館。
前回の旅行で訪れていなかったということもあるけれど、またローマに来ることがあったら、もう一度訪れたいという思いも強い。

この美術館の最重要な収蔵物は、やはりベルニーニの彫刻作品群。
「プロセルピナの掠奪」、「アポロンとダフネ」、「ダヴィデ」、「真実」など、どれも素晴らしい。(写真は9月27日の記事「ボルゲーゼの名品」参照のこと)

とはいうものの、私はベルニーニ作品が前から好きで好きでたまらなかったというわけではない。
その造形は素晴らしく、どこといって不自然さを感じさせない完全なプロポーションだということはずっと思っていた。
しかし、完全すぎるのだ。細部までこだわりぬいたリアルな造形、それに反してありえない滑らかな肌。何だか、近代的な機械加工の工芸作品のように思え、ウソっぽく感じていた。

IMG_2948(Borghese_Proserpina_back).jpg IMG_2952(Borghese_Proserpina_esc).jpg
実物を間近に見るとどうだろう―
正直にいって、不純な鑑賞者の心をざわつかせる。

顔を背け、ビクビクッと体を震わせて抗うプロセルピナは、まな板ではねる鯉か。
私の手がハデスの手になって、彼女をつかまえている、私の腕のなかでもがく体。

ベルニーニは、この像を見る人がピュグマリオンの陥穽に落ちることを秘かに企んだのではないか。


というわけで、この美術館では夢のような時を過ごすことができる。
ベルニーニ
 
 ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ(Gian Lorenzo Bernini, 1598年12月7日 - 1680年11月28日[1])は、バロックの時期を代表するイタリアの彫刻家、建築家、画家。
ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられた」と賞賛されたバロック芸術の巨匠である。古代遺跡が残る古き都ローマは彼の手によって、壮大なスケール、絢爛豪華な装飾にあふれる美の都に変貌していった。人々は彼の作品を「芸術の奇跡」と絶賛した。
(Wikipediaから)

我にかえればそこはローマ。
ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられた」と言うのだそうだ。
ローマ市内には多くのベルニーニ作品がある。
Bernini_map_Rome.jpg
ローマ市内のベルニーニ作品マップ
blankimage.png

Bernini_house2.jpg
ベルニーニの家のプレート
サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会の「聖テレジアの法悦」を見たい!(今回は見られなかった)

ネットを見ていると、ベルニーニを見て回ったというブログも見つかる。同じように魅せられる人は多いようだ。
私も今回の旅行で、スペイン広場の「舟の噴水」、ナヴォーナ広場の「四大河の泉」、そしてあたりまえだけれどサン・ピエトロ広場。これらベルニーニの作品を多く見せてもらった。

Bernini_house1.jpg
ベルニーニの家
またローマに来ることがあったら、今度こそ、計画的にベルニーニ・ツアーをしてみようか。
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