イタリア旅行―警備のこと

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ヴェローナの警察官
11年前と比べ、今回の旅行はどこも観光客の数がかなり増えていると感じた。
それが理由なのか、それとも近年の無差別テロの発生が理由なのか、どの都市へ行っても警察官の姿をよく見かけた。

驚いたのは、警備しているのは警察だけでなく、軍隊の場合もあること。日時あるいは場所で分担されているらしい。
日本ではちょっと考えられない景色である。

軍隊による警備の写真はピサのものしか撮ってなかったけれど、フィレンツェでもジョットの塔の前に軍隊がいた。ローマは広いからあちこち持ち場があるようだ。


IMG_1381(Police_Army_Pisa).jpg
ピサの斜塔前
警察も軍隊も、国家権力の実力行使組織という点では同様であるけれど、実力が向けられる方向が違う。

それだけでなく、戦前には「軍人は憲兵には従うが、警察官の命令に服する義務はない」などという帝国軍人を警察が取り締まるのは難しく(⇒「ゴーストップ事件」)、2.26事件では「叛乱軍」をいちはやく察知したにもかかわらず、警察は動けなかったという話もある。


そういう戦前の話は措いておいて、もし自衛隊が警察の仕事をしたらどうなるだろう。
自衛官には、警察官のような犯罪捜査や住民保護の権限がなく、もし怪しい人物がうろうろしていても職務質問するというわけにはいかない。

IMG_2589(Guard_Vatican).jpg
ヴァチカンの衛兵
銃を乱射したり、刃物をもって暴れたりする人がいたとして、自衛官は何ができるのだろうか。

暴漢が自衛官その人に向かって攻撃してきたら正当防衛にはなるだろう。ただし、このときも銃を使ったら過剰防衛と言われるかもしれない。


自衛官が国民相手に実力行使することができないなら、銃を持って市中警備にあたるなんてことはできるはずがない。
しかし、対テロ戦争を戦っている中で、テロリストに対しては武器使用が認められる、その場所は日本国内を排除しない、そういう理屈はありえるのだろうか。

市民の権利と関わるような警察業務は難しくても、警備ならできるような気もするが。

ところで、ヴァチカンの衛兵は槍は持っているみたいだけれど、誰かが侵入しようとしたら、槍で応戦するなんてことが許されているのかな。

なんといってもヴァチカンは一応主権国だ。それに警備を委ねられているのはスイス人だから、何にもできなかったら国の恥ぐらいに考えるかもしれないし。

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