ミレイユ・マチュー

学生のとき第二外国語はフランス語を選択していた。学部学生の2/3はドイツ語、1/6がフランス語、残り1/6はその他というような割合だったと思う。フランス語選択の学生は数学志望が多かったと思う。その頃は数学の世界では、ブルバキズムが大きな影響を与えていて、何となくブルバキの本国であるフランスへの憧れみたいなものがあったと思う。

結局、数学もフランス語もモノにはならなかったわけだが、フランス語の勉強として、NHKの「たのしいフランス語」という語学講座を見ていた。同じ時間帯でドイツ語とフランス語を交互に放送していて、それぞれ週3回の放送だったと思う。私が見ていたころの講師は丸山圭三郎という著名な学者だった。
番組は、スケッチ(寸劇、英語ならスキット、コント)、文型・文法解説、会話練習で、中休みでフランス語の歌が流されるという構成。

ミレイユ・マチュー(Mireille Mathieu)との出会いはこの番組。それまで、まったく存在も知らなかった歌手なのだが、番組中で彼女が歌う "Les château de sable" (砂の城)という歌がはじめて。動かされた。

それからしばらくして、マチューのレコードを買った。

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左上の写真が最初に買ったレコード。第1曲は、"Tu riais"(あなたは笑っている)。アルバムの冒頭を飾るにふさわしい華やかなオープニング。

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テレビで聴いたときはマチューの声は透明感のある声と感じたのだが、レコードをちゃんとしたオーディオ・セットで聴くと大変強い声である。またフランス語の発音も、南仏系というのか、普通のフランス語では、rの発音は破擦音だが、ドイツ語的な音(ノドチンコを震わせる?)になる。マチューは今はドイツで活動しているらしいが、納得してしまう。

もう、あまりマチューという歌手を知る人はいないかもしれない。CDショップの店頭でマチューを見かけることはまずないだろう。ネットで見ても輸入版ばかりではないだろうか。

「ミレイユ・マチューってどんな歌手?」と訊かれたら、フランスの都はるみと表現することにしている。もちろんシャンソンと演歌では和声もリズムも違うわけだが、国民への受け入れられ方がなんとなくそんな感じがする。エディット・ピアフが美空ひばり、ミレイユ・マチューが都はるみ、という感じなのだ。

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下のCDは "Chante Piaf"。Piafの有名曲をカバーしている。マチューの歌う"L'Hymne a l'amour"(愛の讃歌)をどうぞ。

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