サラウンド・ステレオ

YAMAHAのデジタル・サウンド・プロジェクターという機器を購入した。
以前、フォン・オッターのカルメンのブルーレイをリビングのテレビで見るのに、音を少しは良くしたい、デジタル・サウンド・プロジェクターを買おうかと書いた、その機器である。
(珍之助さまは、テレビの買い替えを推奨されたのだけれど、以前からの興味もあってこっちを選択)

この機器の評価はあらためて書くことにして、今日は、サラウンド・ステレオというものについて。

Quasi4channel.jpg学生の頃、4チャンネル・ステレオというのがちょっと流行ったことがあった。本格的な4チャンネルは音源自体が、FL(フロント・レフト。以下同様)、FR、RL、RRの4チャンネルあるもので、今のサラウンドにつながるものだったと思うが、その他に、疑似4チャンネルとして、もともとL、Rの通常の2チャンネル・ステレオ音源を、リア・スピーカーにも振り分けるものもあった。Wikipediaにも書かれているが、要するに、FL、FRはもとのL、Rで、RLは [L-R]、RRは [R-L]の音が出る。配線だけでできるので、私もやってみたことがある。

これを私に教えてくれた人は、疑似4チャンネルに明確な意図を持っておられた。要するに「音が前へ出てくる」のが好きだという。当然、リアにスピーカーを配置しているわけだから、音は前へ出てくる。それが音に包まれる感覚になる。
ただ、もちろん音は前へ出てくるのだけれど、なんだか本来のステレオ録音とは違うような感じがしたし、良いスピーカーを使うと、そんなことをしなくても音は前へ出てくるので、面白がってやってみたものの、すぐにやめた。

今では、サラウンドには、DTSとかDolby(私の世代はDolbyといえばテープレコーダーのノイズリダクションの代名詞だったが)など、複数の方式があるようだ。また、5.1ch、7.1chというようにスピーカー数も増えている。
DVDやブルーレイ・ビデオの映画系ソフトの多くはサラウンドになっている。
となると、音源のすべてを再生する、つまりサラウンド・システムを導入したいという思いが募るのだけど、リビングではリア・スピーカーを置くのが難しいし、配線もうっとおしい。

SurroundHeadphone.jpgで、手軽にサラウンド体験をしてみようと、サラウンド・ヘッドフォンというものを購入したことがある。サラウンド効果ねぇ、鳴るよ、たしかに。音が右左に動く感じはわかる。

しかし、今までも何度か書いたように、私はヘッドフォンはあまり好きじゃない。圧迫感がいやだし、このサラウンド・ヘッドフォンは写真でわかるように結構嵩高いもので、少々重くもある。
さらに、音が動く感じはわかるけれど、音に包まれているというような感覚は得られなかった。理屈から言えば、ヘッドフォンでも十分音場再現はできそうに思うのだけれど、なぜかそうは感じない。
ということで、このヘッドフォンは、今は家のどこかで眠っている。

今回のデジタル・サウンド・プロジェクターの購入は、大袈裟に言えばサラウンドへの挑戦の3回目ということにはなるが、簡便さからいえばヘッドフォンと同等、実に安易な方法をとったわけだ。

周知のとおり、この製品は、たくさんの小さいスピーカーを使って、部屋での音の反射をコントロールするという技術である。いわゆる疑似サラウンドとは違う。部屋の条件さえよければ、リアスピーカーを配置した本来のサラウンドに近い状態を作れるというふれこみである。

この逆の製品がある。アレイマイクという。これはたくさんのマイクを並べて音を拾うもの。オーディオ編集ソフトにはバックグラウンド・ノイズを取り除く機能がついているものがあるが、これらは適当なノイズパターンを単純に引き算するだけのようだが、アレイマイクは、たくさんのマイクで音を拾って、反響(マルチパス)と判断できるものを取り除く技術のようである。
実は、前の職場でテレビ会議を導入したとき、会議室の音響効果が良くないもので、普通のマイクだと、しゃべっている人の声が聞き取りにくく、実用に耐えなかった。そこで結構効果なアレイマイクを導入して、なんとかテレビ会議がそれらしくできるようになったことを経験している。

録音には、演奏会場で実際に発生しているマルチパスが含まれているはずである。それが会場の音というものだ。サラウンド・システムとは、考えようによっては、演奏会場のマルチパスを家庭で再現すると言えるのかもしれない。

さて、期待どおりの効果が得られただろうか、焦らすようだが、それについてはあらためてアップする。
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