火山の山頂でも携帯がつながらないといけないのか

20150323-00000004-asahi-000-1-view.jpg朝日新聞によると、

気象庁が常時監視している47活火山の山頂63地点で大手3社の携帯電話が全てつながるのは4割あまりの28地点にとどまることが各社への取材でわかった。9地点では3社とも通じなかった。


事実を淡々と伝えている文章ではあるが、記事として取り上げると、携帯が通じないことが問題であると主張しているように思えるが真意はどうなんだろう。

10年ぐらいまえのことだが、知り合いが休暇をとって山に行ったとき、携帯に着信があってびっくりすると同時に、ここまで追いかけるか、とあきれていたことがあった。当時は、つながらないところがあるのがあたりまえだった。

記事は続けて、

御嶽山噴火を受け、気象庁は携帯電話で登山者に噴火情報を提供する予定。専門家は「国や自治体、登山者は何通りもの伝達方法を用意すべきだ」と指摘する。


情報の性格上、プッシュ型サービスが良いから、携帯電話での情報提供ならエリアメール(セル・ブロードキャスト・メッセージ)のイメージなのだろう。しかし、

・基地局が必要だが、山の陰なども全部カバーするなんてできるのだろうか。
・衛星携帯電話ではエリアメールは無理だろうな。
・テレビの電波に載せるというのもありえるな。
・携帯へのメッセージに気づかないこともあるだろうから、防災無線のスピーカーを置くことも必要かもしれない。
・ドラえもんの「望遠メガフォン」(ゼロックスのTV CMでおなじみ)で山裾から山頂に警告を発射するのも良い。

といろいろ妄想はつきないが、住民の暮らしに直接影響する場所は既にいろいろな対応がなされているはず。
お前は山が趣味じゃないから言えるんだろうという批判を覚悟で言うのだけれど、この話は、人が居ないところ、行く必要もないところにサービスを整備するということでは。
そこへ行く人が、そこで使える手段を確かめて準備する、そういう手段がないところは、そのリスクを踏まえて、行くか行かないか判断する、というのが普通で、無いなら用意しろというのはどうなんだろう。もちろん登山者が整備費用を負担するなら話は別だが。

携帯キャリアがニーズもないところに基地局を整備するとも考えにくいから(ラッシュになるような山は、もう整備されているだろうし)、補助金を出すことになるのかもしれないが、そっちが優先して、火山警報体制(先日、インドネシアの事例がテレビで紹介されていた)や、火山観測システムへの投資が割を食わないか、公共投資として行われるなら、優先順位は、そっちの方が高いと思うのだけれど。
それにそっちができないと、伝達すべきコンテンツもできないのだし。

次は、携帯に充電できるように、山頂まで電気を引いてくれと言うのだろうか。
(携帯の基地局ができたら、そこからおすそ分けできるだろう、めでたしめでたし)
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