人間と機械、どっちを信用するか

Germanwingsの「墜落」は、ボイスレコーダーの記録などから、副操縦士の「自殺」ということがほぼ確定。
当面、コックピットに1人だけいるという状態がないようにするという対策もとられるようだが、それでも、かつて日本であった逆噴射事件のようなものは防ぎようがないかもしれない。

pilotsupply.gif今、世界的にパイロット不足が深刻だという。2030年ごろには、パイロットの高齢化が進み大量退職時期が来るといわれ、「2030年問題」という言葉もあるそうだ。よく知らないが、養成には大きなコストがかかるため、航空会社で自社養成するところは少なく、航空大学校とかに頼るらしいが、そこでもコストがかかることは同じわけで、学校が養成したパイロットを採用する航空会社が応分の負担をするらしい。なんだか、サッカーの移籍金みたいだが、サッカーと違うのはスター選手が渇望されているわけではなくて、普通に飛行機を飛ばせる人の数を揃えれば良いわけで、もう少しシステマティックなやりかたがあるのではないかと思う。

それでも今回のような事件が起きる。
で、思うのだが、車では自動運転の実用化が急速に現実味を持ってきている(自動運転)。「人間が運転するなんて、そんな危険なことを」と言われる時代になるのではと書いた覚えがある。

飛行機の場合、物理的な「道路」があるわけでなし、突然、歩行者が飛び出してくることもない。信号や標識は空にあるのではなくて、無線で機内に伝えられる。素人考えとでは、車の自動運転より、むしろ簡単なのでは。今でも、飛行機のオートパイロットは、実は人間のパイロットより正確に飛行機を制御するらしく、人間がすることは「目的」を定めることで、裁量の範囲で、どの高度や経路を飛ぶか、雲を避けるか否かなどを判断することらしい。

技術的には、既に2年ほど前、無人機が自律飛行で、空母からの発艦・空母への着艦を実験的に成功させている。(米海軍の無人機、空母への着艦に初成功)
陸上の基地ではもっと前から普通に無人機が運用されているわけで、空母での発艦・着艦の成功も当然のことと受け止められているらしい。

あるいは、遠隔操縦というものもある。コックピットを地上に再現してそこから操縦する。これならコックピットで事件が起きても、いくらでも対応できる体制がとれるのではないか。高度に電子化された航空機で、そこに人が乗っているからといって、そこでできることは案外限られているのではないか。

また、宇宙では、実用的な用途で使われるロケットは無人。惑星探査のような遠距離探査船ももちろん無人。遠隔制御と自律判断(ロボット)を組み合わせている。ロケットにパイロットとして人間が乗る意味など全くないのだ。ロケットに乗るのは宇宙ステーションに行く人、つまり乗客である。

新交通システムでは無人運転はあたりまえである。もっとも大阪のニュートラム事故で乗員がいないと不安ということで、事故後しばらくは添乗員(運転資格なし)を乗せていた。

パイロットがいないと不安という気持ちはわからないでもないけれど、今回のような事件があると、どっちを信用する?
昔から「人間だから間違うこともある」「機械だから故障することもある」と言われ続けているけれど。

関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

Gallery
検索フォーム

⇒記事一覧

プロフィール

六二郎。六二郎。


定年退職
苦しい家計の足しに再就職
=いつクビになってもええねん
 言うたもん勝ちや!のブログ
リンク
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
アーカイブ
カテゴリ
タグ

ITガジェット 書評 マイナンバー Audio/Visual 

リンク
現在の閲覧者数
聞いたもん