クロマツの植樹

kuromatsushokuju.jpg テレビのニュースで「東日本大震災で被害を受けた海岸林を再生しようと、宮城県名取市の海岸でボランティアなどがおよそ1万本のクロマツを植えました。」という報道を目にした。

報道では、さらに、将来は50万本を植えるという。また、植樹に参加した高校生の談として、自分たちが植えた木が少しでも津波の被害を防いでほしいと語ったということも紹介されていた。

ところが、このニュースを目にして、大丈夫なのか、逆効果ではないのかと不安になった。

isodatensai.jpg というのは、磯田道史「天災から日本史を読み直す」という本の中で、松林が津波被害を大きくしたと書かれていたからである。
マツが被害を大きくする理由としてあげられているのは、大きな津波ではマツが根こそぎ引き抜かれ、それが波とともに流れて家屋や人を直撃するからで、特にマツを問題視するのは、根が深く縦に伸びず、横に広がるという性質があり、波に耐えられないからだという。

それで気になったので、ネットで、〔マツ 津波被害〕でググるとたくさんの記事が見つかる。
マツが被害を大きくしたという記事もあれば、多少は防波効果があったという記事もある。
「森林科学」(2012.10)という雑誌は「津波と海岸林」という特集を組んでいる。この雑誌に収録されている論文では、津波で簡単に引き抜かれた「根上がり松」の状況を調査している。

素人には判断がつかないが、磯田氏が前掲書でも書いているが、ものはもっと深く考えたほうがいいらしい。

shinrinkagaku201410.png
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