京都市歩道工事 悪夢の大渋滞

shijohodokoujis.jpg 京都の四条通の歩道拡幅=車道縮小工事で、四条通で大渋滞が発生していると報道されていた。

今までの4車線(片側2車線)を2車線にして、車道を歩道に変えるというものだが、以前、このことを聞いたときに、十分な交通予測はされたのだろうかと訝しく思ったのを覚えている。
もちろん、単純に車線を減らしたら渋滞が減るはずはないから、四条通はバス等の専用にするとか、あるいはその逆にする(東西交通は迂回させる)とか、何かセットのアイデアがあって、それを織り込んでシミュレーションするだろうと。
ところが、市民や議会の苦情・追及に対して、当局の回答は、当初の交通量の試算は「拡幅工事でも大きな影響はない、予測はずれ」というものだったという。

私は、この工事着工後に四条通を歩いたことはないのだが、タクシーで四条通を横切ったことがある。
河原町通は休日は意外に空いているというけれど、四条河原町の交差点では、百貨店の駐車場の出入りの車が錯綜し、四条通へ左折する車が動けないという状態で、ここだけはごちゃごちゃしていた。

完成図がどうなのか知らないが、歩道拡幅は良いとして、停車中のバスの脇を一般車両が抜けられるぐらいの余裕は確保しないといけないように思うが、完成したら渋滞は解消されるのだろうか。また、四条通は観光というより、飲食・アミューズメント・土産の街のように思うのだけれど、東西交通は人が歩くよりは速いという程度でも良いようにも思う。案外、歩車分離せず、全面タイル舗装とかにして、車が気を使いながら走るというのでも良いかもしれない。


京都市には、都市計画局歩くまち京都推進室というのがあるらしくて、「歩くまち・京都」のキャッチフレーズを掲げているそうだが、インターネットでは「歩かせるまち京都」と揶揄されているそうだ。

soutoukakkasijodori.png また、この工事を批判する秀逸な動画が配信されている(YouTubeへリンク)。

京都市の工事だけではなく、同じ手法でさまざまなものがとりあげられている。「総統閣下」シリーズというようだ。どれもなかなか面白い。
⇒別テーマの動画へリンク(5月17日までに見たかった。このテーマでは5本あるようだ。)


私が大学に入ったときにはもう走っていなかったが、昔、四条通は市電が走っていた。それが邪魔だということなのか車優先になったわけだ。

私が大学に入ったときは未だ東大路、河原町は走っていて、通学には七条通-東大路の路線か、河原町通-今出川通の路線を使っていたが、しばらくしてこれも廃止になったのでバスを使うようになった。


平安京の昔は、四条大路の道幅は24mだったという。そのままならゆうゆう8車線とれて、外側2車線を歩道にしたとしても4車線が車道にできていた。
ところが、前にも書いたけれど、平安時代末には大路が畑になる。(高橋昌明「京都〈千年の都〉の歴史」)
平安末には、町を管理していた役人が承認して通りが畑になっていくことになった。朝廷にもはや都を維持する(経済)力は失われ、現代流に言えば「指定管理者」に委ね、道路利用から上がる収益でもって道路を維持するようになり(あわせて私腹も肥やした?)、それが私有地化するというような流れだろうか。

ところで、昔、京都の女子大学の教授もしていた某市の助役さんが話していたことを思い出した。曰く、学生にどんなまちづくりをしたいか聞いたら、「人と人が触れ合うまちです」と答えた学生がいたとかで、それなら歩道を狭くしたらええんや、と言ってやったとか。


【追記】(2016.10.11)

案外、この歩道拡幅は成功だったかもしれない(⇒記事へ)。
ゆとりの空間が生まれ、渋滞をきらってか、意外にも車の数も減っているように見えた。


関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

Gallery
検索フォーム

⇒記事一覧

プロフィール

六二郎。六二郎。


定年退職
苦しい家計の足しに再就職
=いつクビになってもええねん
 言うたもん勝ちや!のブログ
リンク
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
アーカイブ
カテゴリ
タグ

ITガジェット 書評 マイナンバー Audio/Visual 

リンク
現在の閲覧者数
聞いたもん