サッカーとラグビー

2015fifajapanvsusaover.jpg なでしこJAPANは残念ながら準優勝。しかし、体格では劣る日本がここまで来たことは凄いことだと思う。

賄賂・裏金がまかり通るマフィアみたいなFIFAのやってることに、そんなに熱狂して良いのか、クソッ。


体格の差は歴然、蹴り出されるボールの勢いや接触プレイでは、どう見てもアメリカが優位だった。チームプレイでは日本に一日の長があるとしても、相手チームもそれを学んで同等以上のプレイができるようになってきているようだし、それ以前にパワーでチームを切り裂かれたという印象。アメリカのシンプルで力強い攻めが目立った。

今回は体力に勝るアメリカに完敗したが、サッカーというのは不思議なもので、強い方が勝つとは限らないようだ。
(実際、PK戦とはいえ、前回のW杯では日本が勝ったわけだし)
同じくフットボールとして、祖先を同じくするラグビーとはその点が随分違うように思う。
ラグビーではまず間違いなく「強い方」が勝つようだ。

ラグビーのサッカーとの違いは手でボールを扱うことが一番だが、「ボールより前でプレイしてはいけない」というルールがチームの隊形、ゲームの構造を決定していると思う。


情緒的な表現になるけれど、どちらもチームプレイだけれど、サッカーは足し算、ラグビーは掛け算という感じがする。
サッカーの得点では、パスをつないで最後のシュートによるが、パスの一段一段、最後のシュートの一蹴りが独立しているように見える。

japanwomenrugby.jpg 対してラグビーの得点は、ラックやモール(以下、密集)からの球出しを繋いでトライへ結びつけるが、この球出しにチーム力が表れる。

サッカーでロングパス1本でシュートが決まるケースがあるように、ラグビーでもロングキック1本で選手が走り込んでトライということがないわけではないけれど、主たる得点パターンは密集からの球出しが連続して、ゴールエリアへ向かって進むという、この繋ぎではないだろうか。

この密集からの球出しを何回か繋いではじめて得点になるとする。途中で球出しがうまくいかないとトライに結びつかないから、連続して円滑な球出しをしなければならない。この回数を、仮に5回とする。
この時、密集からの球出しの力の比が、たとえば、0.6:0.4というようになっているとする。力が0.6のチームは、0.6の5乗=0.07776の率でトライに至るのに対し、力が0.4のチームは、0.4の5乗=0.01024の率でトライに至る。つまり、力の差が0.6:0.4、すなわち1.5倍あるとき、得点については、0.07776/0.01024=7.59375倍(0.6/0.4=1.5の5乗)という計算ができる。
もっと僅差の場合、たとえば力の比が、0.51:0.49(1.041倍)というようなケースでも、得点では1.22倍となる。

球出しの力の差と言うのはボールの獲得確率ではない。ゲームではたいていの場合、ボールを持ち込んだ側が球出しをする(それよりレフェリーの笛のほうが多い?)。ここでいう力の差は、スムースに球出しをする力(それにより次のプレイが円滑に行える)というイメージで考えている。


よく他のスポーツで、大量点を表現するのに「ラグビーのような得点」というたとえが使われるように、ラグビーは力の差以上に得点差がつく試合が多いように思うのだが、以上のような理屈なら、ラグビーの得点では、力の差が増幅されるということになるのではないだろうか。
今、球出しの繋ぎを5回としたが、実際のゲーム、とりわけ両チーム元気なうちは、もっとこの回数は多いように思うが、それならさらに掛け算効果は大きくなる。
力の差は、10回やって何回という現れ方ではなく、1つの試合での点差としても正直に現れるだろう。

サッカーでも同じようにパスを繋いでシュートに至るといえばそうだけれど、このパスの繋ぎの途中で、相手ボールになることは多いし、最後のシュートでは選手個人の力量で決まってしまうような感じで、ラグビーのような計算にはならないように思う。根拠はないが、力の差が1.5倍だったら、得点も1.5倍というような現れ方、10回やって何回勝つかというような率として現れるのではないだろうか。

以上は、ラグビーもサッカーも素人が傍から見ての憶測にすぎないのだけれど、実際のところはどうなんだろう。

オフサイド・ラインを挟んで対峙し、ボールの獲り合いとともにその前線が前後するラグビーというゲームは、美しくて、見ていて面白いのだけれど(高校生ぐらいの未だ体格がそれほどでないときは特に)、番狂わせが少なくて、勝敗の興味にはやや乏しい(いや、だからこそ番狂わせがおもしろいという意見もあるだろうけど)。
サッカーは見ているとイライラすることが多いのだけれど(だからこそ、胸のすくようなシュートが感動を呼ぶ)、勝敗の興味ではラグビーよりずっと大きいように思う。

2019年には、ラグビー・ワールドカップが日本で開催される。
勝敗の興味が殺がれる試合にならないよう、ジャパンが強化されることを期待しよう。

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