精密コード

教育に関する本―たしか「社会力を育てる」(岩波新書)で、子供の学習力の違いとの関連がみられる家庭環境として、
一つは家庭内の文化資産(本や芸術など文化的なものがどれだけ家庭にあるか)、
もう一つは家庭で使われている言葉が精密コードか限定コードのどちらか、という記述があった。
精密コードとは、論理的な構成をもち、科学的真理や推論がきちんと表現できるような言葉使いであり、
限定コードとは、「勉強しなさい」「めし、ふろ、ねる」など、使える場面が限られた(感情的な?)言葉使いという。
学校で教師が話す言葉は精密コードであり、これに慣れていない子供は理解力が劣ることになるという話である。

赤子は鰐をてなずけることができない
(ルイス・キャロルが何かに書いていたという、かなり異常な論理的表現)

IT部門の人と話をすると、会社が違っていても共通して、何もかもIT部門にまかせてくるという愚痴を聞く。
技術的なことはともかく、情けないのは、それぞれの事務の担当者が自分の仕事をきちんと理解していないことだそうだ。
「前にやってもらったけど、中身はわからないけど、あれやって」というようなことが良くあるそうな。

自分が担当している事務が、どんな情報を扱っており、それをどう操作して、どんな出力情報を得るのか、
これをきちんと理解しておらず、言葉で表現できない。

実際には、事務処理で扱う多岐にわたる情報の操作を、厳密に自然言語で表現することは結構難しい。
SQLで表現すれば曖昧さのない(SQLに内在する曖昧さを度外視すれば)、情報操作を表現できる。
SQLの習得は、精確な情報操作を表現するための良いトレーニングになるのではないだろうか。
プログラム言語の習得が、物事を手順を追って整理する能力を高めるように。

さて、精密コードとSQLのどっちが習得しやすいだろうか。
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