エスカレーターでの歩行

IMG_20150918_081643.jpg 昨日の朝、通勤経路の乗換駅で、いつもは全く間に合わない電車が遅れていたため、タイミング良く乗れる状況だった。

こういうことは時々あるのだけれど、ホームへ上がるエスカレータ上で、電車の到着を知ってか知らずか、1人しかステップに立てない狭いエスカレータで、学生風の若者が突っ立っている。
そのすぐ後ろにおばさんが居て、電車の接近に気づいて若者の横をすり抜けようとしていた。私もその電車に乗りたいので若者に早く歩いて上がれと思っていた。
結局、無事におばさんも私もその電車に乗ることができたが、あの若者が早く気付いておれば、周囲を焦らせることはなかっただろう。

少し前のこと、エスカレーターで歩いてはいけないというキャンペーンが話題になった。(もっとも私はこのポスターを見た覚えはないのだけど)

これに反応して、ネット上でも賛否両論がある。
まず、私自身がどう思ったかというと、何でいまさら、片側を空けるのがマナー(左を空ける大阪流、京都はもう右を空ける)だったのではと思っていた。外国人の日本評価でも「マナーが良い。ちゃんとエスカレーターの片側を急ぐ人のために空けている」というような意見を目にしたこともある。

escaratorcampeign.jpg で、何故、こういうキャンペーンが始まったのか、その契機になった事故とかがあるのだろうかと思ってググってみたのだけれど、ニュースになるほどの大事故の情報は探し当てることができなかった。かといって、エスカレーターを駆け上がる・駆け降りるときに、前の人にぶつかる事故などは、日常的に起こっているにちがいない。

ただし、エスカレーターに限らず階段でもそういう事故は起こる。実際、私は電車の乗り換えで急いで階段を駆け下りるときに、足がもつれて(情けない)、前の人にぶつかってしまったことがある。どちらも転んだりすることはなく(というか、前の人が踏ん張ってくれたおかげで私も転ばなかった)、大事には至らなかったけれど、今思い出しても、冷や汗がでる経験だった。


エスカレーターでの事故というと、移動手すりから身を乗り出していて、上の床に頭をぶつけたり、挟まれたりして、死亡事故が起こったことがある。それから、そういう事故が起きそうなところには、軽いプラスティックの警告用の懸垂物を設置するようになっている。
多いのはエスカレーター上で転倒して指などを挟まれて切断する事故、靴紐や衣服の裾が巻き込まれる事故。
私が目にしたものでは、子供をだっこしながら、空のベビーカーをエスカレーターに乗せようとしてベビーカーがひっくり返ったとか(幸い事故というほどにはならなかった)。
私自身がひやっとしたことと言うと、エスカレーターを上がりきったところで、前の老婦人が立ち止まってしまい、こちらとしては止まることはできないし、ステップの隣にも別の人が居るという状態で、身をかわすのに危ない思いをしたことがある。
どれも片側空けで歩く人がいるから起こったというようなものとは思えない。
(最後の例などは、片側空けだったらスペースがあって怖い思いをしなくてすんだかも。)

たくさんの人が乗っていて突然エスカレーターが停止して、将棋倒しになって大事故になったことがあった。これなどエスカレーター自体の問題じゃないかと思うのだけれど、案外、こうした脆さがエスカレーター歩行禁止の本当の理由かもしれない。
たしかに、同じエスカレーター上の歩行といっても、静かに歩く人ばかりではなくて、大変な勢いで駆ける人もいるわけで、そういう人がいるとエスカレーターが止まるんじゃないかと思うことがある。
エレベーターの場合、ゴンドラ内でジャンプするなど衝撃を与えると、安全装置が働いて止まってしまうことがある。エスカレーターの場合はどうなんだろう。
疑問に思ったので、"エスカレータ 安全装置"でググると、メーカーのページが検索される
詳細はページを見ればわかるが、どうも衝撃を感知して停止するような装置はなさそうだ(「過負荷」というのもあるが、これは乗客ではなくて電気の過負荷のようだ)。

メーカーは、エスカレーターは、上を歩行するようには設計されていないと言うのだけれど、そもそも片側空けが世界的に定着している状況で、それを想定しないのは安全設計に反する態度で、それで免責されるとは思えない。事故が起こったときに「歩いてたんじゃないですか」とでも言うつもり?

はじめに書いたように、私は片側空け派なのだけれど、このキャンペーンで良かったこともある。
というのは、今まで、エスカレーターで並んで立つ人や、幅のないエスカレーターで立つ人の後ろになったときに、無性にいらつくことがあったのだけれど、歩かないのがマナーだと聞いてからは、不思議にいらつかなくなった。(ただし冒頭のような状況だったら別だけど。)
人間、自分が正しいと思っていると傲慢になるものである。

ということで、私は片側空けで立つし、空いている側になれば歩く、つまり、人の流れに沿うようにしている。
そして立ち止まっている人の後ろになっても、あぁ、この人が正しいんだと納得している。

関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

エスカレーターに乗るときはいつも右側に寄って立ちます(絶対歩きません)
道を歩くときや自転車で走るときも必ず片側に寄ります(当然か)
自転車に乗ってるとたまに道の真ん中を自転車で走ってるひとがいますが、邪魔ですね。
その場合ベルを鳴らすのは違法なので、歩く速度に落としてそっと抜きます。

Re: No title

ラッシュ時の乗り換えのときは、殺気立っている乗客が多いので、左の列に付いたら歩く、右の列に付いたら止まる、というのが私のパターンですね。

自転車は普段乗らないので、自分の運転習慣というのは思い当たりませんが、歩いているときに後ろから横をすり抜けられるとビクっとしますね。KAZさんのように気配りをしてもらえたら良いですが。

自転車でベルを鳴らすのは違法とは知りませんでした。車のホーンと同じ扱いなのでしょうか。
威嚇的な音でなければ、鳴らしてもらった方が注意が向くので、無音ですり抜けられるよりはましだと思うんですけど。
Gallery
検索フォーム

⇒記事一覧

プロフィール

六二郎。六二郎。


定年退職
苦しい家計の足しに再就職
=いつクビになってもええねん
 言うたもん勝ちや!のブログ
リンク
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
アーカイブ
カテゴリ
タグ

ITガジェット 書評 マイナンバー Audio/Visual 

リンク
現在の閲覧者数
聞いたもん