バブル

少し旬を過ぎたが、岩崎日出俊「金融資産崩壊―なぜ「大恐慌」は繰り返されるのか」という本を読んだ。
中心となる記述は、大恐慌がどのように進み、どのように人々の生活を破壊したか。リーマン・ショック後の状況がどの程度似ているか(大恐慌より酷い状態という評価)など。
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そうしたことはともかく、この本の中でバブル現象を簡単なモデルで示している。

A、B、Cの3人が暮らす島がある。3人とも10円ずつ持っている、これが初期状態。この島の総資産は30円。
Step1 Aが綺麗な石を見つけ手に入れる。
Step2 Bがその石を欲しくなり、10円で買う。
Step3 Cがその石を欲しくなるが、Bは20円を要求、CはAから10円借りて、手もとの10円と合わせて20円で石を買う。
Step4 Aが石を買い戻したくなり、Cは30円を要求、AはBから10円借り、手もとの10円とCへの貸し金10円、合計30円で石を買う。
この時点で、Aは石(30円の価値)とBからの借金△10円、Bは10円とAへの貸し金10円、Cは20円を持っている。島の総資産は60円。

本ではここで、石が突然無価値になったとし、Aには借金だけが残るが返しようがないから破産、Bは債権回収ができないから10円、Cは20円をそれぞれ保有し、島の総資産は30円に逆戻り、と説明する。

シミュレーションはもっと続けることができるわけだが、要するに石を最後に売り抜けた人が得をし、石を持っている人はババを掴んだというわけ。

で、こんなことも考えた。
Aは借金をなんとかしたいから、石を証券化して1/3持分の証券を3枚作って、B、Cに売る。
Step5 Aは10円と石(1/3の権利)、Bは10円と石の証券(1/3)、Cも10円と石の証券(1/3)を持っている。
こうすれば石が無価値になっても、みんなが痛み分けになるんじゃないだろうか。
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