プログラミング教育

昨日まで3日間、Androidの自動化アプリ “Automate” を使った「夏向きアプリ」について書いた。
これも、一種のプログラムである。

昨年あたりから、学校での「プログラミング教育」というのが話題になっている。
Scratch_programming_sample.png 前に「子供達にプログラミングを教えよう」というTEDのプレゼンテーションを紹介したことがある。このプレゼンテーションで紹介されていたのは “Scratch” というプログラミング言語(ツール?)で、私はこれについてはまったく知識はないのだけれど、プログラミング画面を見る限り、用意されたブロックを組合せて簡単に書けるようになっているのではないだろうか。

私がコンピュータ・プログラミングを覚えたのは学生時代だけれど、1行1行プログラムを書くのは結構面倒だった。


プログラミングがそのように面倒だった三十数年も前のこと、会社の研修に「コンピュータ・プログラミング」というのがあった。

前述のように、この頃は、学校でもプログラミングを教えようということになっているが、当時は(今でも?)プログラミングは特殊な技能で、ほとんどの人は無関係だった。会社の研修も、業務上必要な技能としてではなく、コンピューターとはどんなものなのか、教養として習得するというような位置づけだったと思う。受講者には、一部、仕事で使おうという人もいたが、習得の動機が「興味本位」という人が大半だった。

私は、その社内研修で、COBOL研修の助手を1度、FORTRAN研修の講師を3度やらされたことがある。
こういう講師の経験はまったくないし、ナマケモノの私は講師の参考になるような図書も読まず、全くの我流でカリキュラムを組んだ覚えがある。

研修は、2~3時間を1コマとして、10回ぐらいだったように思う。この間に、少なくとも1つはプログラムを書いて、実際に大型計算機で動かしてもらう。

私は学生のときにFORTRANを覚えたけれど、FORTRANの授業自体はせいぜい3,4回だったのではないだろうか(多分、全部は出席していない)。
テキストはJISの文法書のみ。講師は、何か薄っぺらくて安い入門書をテキトーに選んで覚えたらよろしい、というので、私もそうした。

そういう教育を受けてきたものだから、私もそういうやりかたをしようと思ったのだけれど、さすがに学生相手ではないから研修所から叱られそうなので、例題に合わせて必要な文法事項のみを抜き書きしたようなプリントを作った覚えがある。

しかし、講師を経験してみると、いろいろ気がつくことがあるもの。
私は3回も講師をしたのだけれど、1回目は全く要領を得ず、授業の流れ、カリキュラムの流れ、共にぎごちないものだったと思う。2回目のときは、前回の経験があるから、きちんと準備してカリキュラムの組み立てもできたし、授業でのしゃべくりも、自分でも納得できるものになったと思っている。そして3回目になると、悪慣れしてしまった。4回目は無いなと思った。

FORTRANlecture.jpg どの年も、最初の授業では、誰でもプログラムは簡単に書けます、と言って、
      STOP
      END
というのを板書した。

で、講師をしていてこれで良いのかと思っていたのが、FORTRANで使われている英語を日本語にしているだけじゃないのか、という疑問。

GO TO 10 というのは、10という番号がついているところへ行くことです。

何の説明にもなっていない。(というか、説明の必要すらないと、私は思う。)
これは後に、海外研修生(会社の友好事業)相手にプログラミングの手ほどきを頼まれたときに、おもいっきり気づかされることになった。
英語でFORTRANを教えるときに、こんなやりかたはできっこないでしょう。
で、巷にあるFORTRAN入門というようなテキストを見ると、やっぱりそういう日本語訳をつけて済ませているようなものが結構ある。

中国からの研修生も受け入れたことがあるが、文革の影響で英語教育を受けていないということで、それはそれで大変。「GO TO」は「」です、とやっていた。


所詮、コンピュータ言語の文法などというものは覚えるもので、アルゴリズム的な思考法、記述法が先にできてなければプログラミングなどできるわけではない。

断っておくが、文法そのものにはさまざまな知恵が詰まっている。その知恵を鑑賞できる技量がある人はコンピュータ・プログラミングなど既に習得済みのはずである。


こういう経験をしたからかもしれない、「わかりやすい表現をしましょう」と言って、漢字をひらがなにしているだけ、というような事例を見ることがある。
それって、全然、わかりやすくなってない!

前にも書いたような気がするが、大手ITメーカーのSEは、プログラムを書かないようだ。
ちょっと手の込んだ要求をすると、「それをするにはプログラムを書かなければいけません」などと平気で言う人がいる。
私などは、なんだプログラムを書いたらできるじゃないか、なのだけれど。
もう一回、小学校から行き直したらどうだ。

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