ちいさいおうち

先日、映画「パディントン」のCMで原作本を思い出したことを書いた。
また、元日の記事は干支にちなんで「ろけっとこざる」を取り上げたけれど、その時も子供の頃に読んだ本のことをいろいろ思い出していた。

chiisaiouchi.jpg 私の一番のお気に入りだったのは、「ちいさいおうち」。
「ろけっとこざる」よりも前で、小学校に上がってすぐか、その前ぐらいからである。
周囲の大人に何度も読んでとせがんだことを覚えている。

田舎ののどかな場所に建っているちいさいおうちが、遠くに街の灯を見て、街ってどんなところだろうと考えていると、ちいさいおうちの周りも街になってしまう。そこへ、ちいさいおうちを建てた人の子孫が、このうちはご先祖が建てた家だといって、ちいさいおうちを元の田舎に似た場所へ引っ越しさせるというお話。

どうしてこの話が好きだったのか、自分でもさっぱりわからない。バージニア・リー・バートンの絵が良かったのかもしれない。
この本の絵の多くは、ちいさいおうちを同じアングルで描いていたと思う。
田舎のこんもりとした芝地に建つちいさいおうちの春夏秋冬、同じく夜、それから周りがだんだん街になっていくところ。ビルと高架線(鉄道)に囲まれたちいさいおうち。そして元いたような田舎に引っ越したちいさいおうち。

イエラ・マリ「木のうた」という有名な絵本がある。小中学校の授業で使ったりするらしいが、まったく言葉がない絵本である。これも同じアングルで木を描き、季節を一巡するように作られている。
これも、見る対象を固定しながら、対象や周囲の変化が描かれる。
こういう書き方というのは、時の流れに自分の身を任せるような感じで、そこが子供心に響いたのかもしれない。

ところで、長じてからこの話をしていたら、その場にいた2人の女性が口をそろえて「六二郎さんには似合わないねぇ」と一蹴された。
しゃくなので、英語原本を手に入れた(2人のうち一人は外国人だったので)。

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