マイナンバーの提出

fuyokojoshinkokushomk.png 今、社内全職員のマイナンバーの収集がはじまっている。扶養控除の届という形で、本人・扶養家族のマイナンバーの記入が求められている。
家人が離職して収入減になったので扶養親族として、家人のマイナンバーも届けた。

これで、私がマイナンバーを提出したのは、共済組合(退職年金関係)国民健康保険(世帯主として)の2カ所に加えて、雇用主経由で税当局へと、3カ所になった。

ところで、家人は今まで国民健康保険に入っていたのだけれど、離職してこちらも扶養者扱いになり、協会けんぽに加入することになった。
それで福利厚生担当へ行って扶養届を出そうとしたら、届には私と家人の基礎年金番号を記入しなければならないという。その場ですぐにはわからなかったので、つい、マイナンバーならわかりますけどと言ったのだけれど、「未だマイナンバーは導入されていません」と申し訳なさそうであった。もちろん私も期待はしていないし、これは過渡期だからかもしれないけれど。


税については、今までは本人に見える形では個人を特定できるキーはついていなかった(キーはシステム上当然付いているはずだが、税当局内でしか使用していないと思われる)。
これが本制度の肝じゃないだろうか。
年金も保険も、そして各種の公的制度においても、手続きには対象者の所得の確認がついてまわる。税が持つ情報を他機関で参照できれば、手続きが簡素化される理屈である。

2016-01-20_111856.jpg 国はこのように説明すべきだったのではないだろうか。

マイナンバーの創設により、国民の所得情報を、法で定めた制度・機関が利用することができるようになります。(今まで必要だった証拠書類は不要になります。)

これなら、その是非はともかく、混乱や不安は随分解消されるだろうと思う。
国民がなんとなく不安感を持つのは、マイナンバーを届けたら、それがいろんな機関に伝達されて、どのように使われるかわからないからではないだろうか。
難しいセキュリティ技術の話より、どこでどう使われるかだけ説明して、それ以外は違法であると言えばそれで良いと思う。

技術をいくら丁寧に説明しても誰も納得できないと思う。技術にできることは利用秩序(What、for what)を打ち立てることではなく、定められた秩序の維持(How to)のみである。


私はマイナンバーは名前と同じ扱いで良いと考えているから、そもそも利用制限は不要で(個人情報保護法の遵守は必要)、マイナンバーを収集するところがどういう使い方をするか説明し、本人がそれを納得すればそれで良いと思う。

その一方、安易にマイナンバーを義務付ける制度には疑問を持っている。
たとえば、医療機関でマイナンバーを書かせるなんていうのは、支払だけなら保険証で十分なわけで、一体何に使うつもりかがはっきりしない。

ただし、医学の進歩のために患者のマイナンバーを使って、患者のライフヒストリーを収集して分析するなどは許されるべきだと思う。


個人情報保護の基本には自己情報のコントロール権がある。
情報漏洩しないように高度な技術と厳格な運用をしていると言われても、それは自己情報のコントロール権を保障するものではない。
また、情報漏洩(セキュリティ)の説明ばかり聞かされると、個人情報保護を技術の問題に矮小化しているようにも思えてくる。そして、守るべきものが明確でないまま、漫然とした対策をうつのでは、前にも書いたが、そのコスト、人的負担は過大になる。

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