水道の破裂

suido_toketsu.jpg 先日の大寒波で、あちこちで水道管が破損して、断水になったと報じられていた。

この報道で、昔聞いた話を思い出した。
O府営水道が、大寒波の影響で、大幅な黒字になったという話である。

府県の水道というのは、市町村水道に水を供給する、いわば卸業である。寒波で市町村水道のあちこちが凍結し、水道管破裂などを引き起こすと、漏水した水の分も府県水道から供給されることになり、その料金が市町村水道に課されることになる。

災害時とも思える事態だから、多少減額したのかもしれないが、黒字を計上したわけだから、やはり漏水であっても料金はとったのだろう。


水道事業というのは、ほとんどが市町村だが、どの市町村にも豊かな水源があるわけではない。そういう地域では、都道府県などが市町村へ給水する例が多い。
前述のO府営水道は、もちろん府が経営していたのだが、O市との二重行政だと指弾されて、府営水道と市営水道を統合しようというどさくさの中で、"一部事務組合 大阪府広域水道企業団"となっている。

もちろん、統合しても、無駄とされた府営水道の浄水場が廃止されたら、O市にそれだけの給水能力があるわけではないから、とたんに府内市町村の水道は立ち行かなくなるのだが、同じような施設が府と市にあるということで、二重とやり玉にあげられたように思う。


さて、水道の破裂に戻るけど、もし水道経営が府県・市町村が一体化されていたら、漏水分も市町村に請求されるというようなことはなく、事業全体でカバーすることになって、府県水道だけが黒字というような理不尽なことにはならないのかもしれない。

一方、市町村水道の維持管理が悪くて漏水がひどくなったのだとしたら、一体経営によってその責任の所在があいまいになるという考え方もある。それぞれがその責任を負って、最適な事業運営に努力することが良いのだという意見である。

このあたり、卸・小売の関係はなかなか難しい。電力も自由化されて同様の構図になるみたいだし、携帯電話も大手キャリアとMVNOの関係も同様である。

携帯の大手キャリアの高額な料金をMVNOが下げてくれているわけだけど。


つまり、事業実態、社会実態など、さまざまな要因によって、卸・小売の関係がどうなるのが良いのかは一概に言えないというアタリマエの結論である。

これが結論ではさびしい。実態に即した判断が求められる、あぁ、これもアタリマエか。


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