マイナンバーカードをゲット

先日、個人番号カード(マイナンバーカード)の交付案内が来たことを書いたように、それに従って、マイナンバーカードを受け取ってきた。

前の記事で、予約制であること、本人確認書類のことなどを書いたけれど、これは私の居住市に限ることではなくて、だいたい全国共通のようだ。案内状も予約システムも、おそらく共通なのだろう。

私の居住市では、30分を1コマに、最大3人に交付するようだ。
別の用件を済ませてからと思って9:30に予約を入れていたのだけれど、そちらが早く終わったので、9:00前に担当課に聞いたら、先に受け付けてくれて、9:05には交付終了。

カードのパスワード、電子証明書のパスワードは予め考えて用意していたのだけれど、電子証明書パスワードは英小文字は使えない。注意書きがあったらしいが見落としていた。

あの無意味と思える顔認証システムは、居住市では採用していなかった。
mynumbercard_facem.jpg
写真は私のマイナンバーカード。

大事なところを全部モザイクしてあるから、ここに載せてもしょうがないけど。

マイナンバーは表には記載されず、裏に記載されている。表の記入領域は、転居などの場合に役所が記入するもので、持ち主が書いてはいけない。
今まで、いろんなところにマイナンバーを届けてきているが、通知カードまたは個人番号カードのコピーの添付が必要な場合がある。このとき、個人番号カードは、表・裏をコピーしなければならない。マイナンバーをみだりに他人に教えるなというポリシーがこんなところでも余計な手間と出費を強いることになる。
mynumbercard_tailm3.jpg

掲載したカードの写真は、市役所で配られるカードのカバーをかけた状態である。
このカバーは目隠しの役割も果たしていて、表では、なぜか性別の部分と、臓器提供意思のところが隠されており、裏はマイナンバーの部分が隠されている。
こういう姑息な対応をするぐらいなら、はじめからマイナンバーを表に表示して、カバーでその部分を目隠しすれば、コピーをとるときに1回ですみ、かつ、マイナンバーなしの身分証として使う場合はカバーをかけたまま提示するようにできて良かったのでは。

また、カードの表・裏というが、別のカードの裏ではないことを示すのは、名前と生年月日の一致。同じカードの表裏であることを確実にする、たとえばカード固有番号とかを表裏に印刷しておくべきではないだろうか。


ところで、なぜマイナンバーカードを発行してもらったのか。
e-Taxで使おうかとも思うけれど、一番の動機は、前にも書いた覚えがあるが、他人に勝手に発行されないようにすること。自分が知らないうちに他人がマイナンバーカードを交付申請して、成りすましされることがないようにである。(住基カードでは、成りすまし取得が結構あったらしい。)

個人情報の漏洩は大変だと、国をあげて言ってるけれど、なぜ個人情報の漏洩が大変かということをあらためて考えると、大きく分けて、
  1. 漏れた個人情報によってその人が攻撃される
  2. 成りすまし。本人の意図と異なることを勝手に行われる
がある。
1は、たとえば漏れた情報でその人の特性が解るような場合、営業(詐欺)のターゲットにされるような状況。
2は、ID/パスワードの漏洩が典型的で、他人が本人の権能を行使する状況。
もちろん、1から2(パスワードの推定など)に発展することもある。

他人に知られたくないというようなレベルではなく、犯罪に巻き込まれる状況になるのが恐ろしいわけである。

前述のように、住基カードの成りすまし取得というのは、興味本位でやるわけではなく、他人に成りすますことによって、たとえば本人が知らないうちに、本人の財産を処分されてしまうとか、知らないうちに多額の借金を背負わされているというようなことが起こる。

これも何度も書いてきたことだが、米国のSSNの失敗は「SSNを知っている⇒本人である」としたため、成りすましが多発したものである。
この失敗に学ぶなら、マイナンバーを知られると成りすましのリスクが発生すると考えるのではなく、「マイナンバーは誰でも知り得る状態にある。マイナンバーは名寄のためのキーでしかなく、本人を確認するものではない」というポリシーで制度設計をすることであったろう。
「SSNを知っている⇒本人である」の否定命題は、「SSNを知っていて、かつ、本人でない」である。
SSNを知っている人を減らせば対策になるというのは浅知恵と言って良いだろう。


成りすまし取得を防ぐため、通知カードを持っていること、交付通知をもっていること、本人確認書類(写真つきなら1点、写真なしなら保険証など2点)を提示することになっている。
これはそれなりに厳重なように見えるけれど、これをかいくぐる知恵者もいるかもしれない。

住基カードや国民健康保険証の成りすまし取得が起こる現実。そして、それを起点として、運転免許証や印鑑登録証までが成りすまし取得に至る。テレビで紹介されていた手口は、転出届の利用である(これ以上は書かない)。
今は改善されたらしいが、以前は、婚姻届の受付で本人確認などはしていなかったため、ある女性は、自分が知らないうちに結婚させられていたという事件があった。その女性が婚姻届を出そうとしたら、重婚は認められませんと言われたそうな。


なお、高市総務大臣が「セキュリティに万全を期している」と自負した顔認証システムは、カード券面写真と取りに来た人の顔の照合なので、成りすまし取得の防止効果は疑わしい
(成りすまし取得とは、カードとは違う人が取りに来て成りすますのではない。成りすましてカードを発行させたのを、我が物顔で取りに来るのである。)
成りすまし防止効果を期待するとしたら、カードに載せた顔写真をきちんと保存管理することだ。犯人が顔写真を残していくわけだから、そのまま指名手配に使えるだろう。また、成りすましが行われたとき、被害者の救済(私がしたことではないという主張)の役にもたつだろう。
このあたりはどうなっているのだろう。


【追記】

「居住市では顔認証は採用していなかった」と書いたけれど、ひょっとしたら私の場合、顔認証するまでもないと担当者が判断しただけで、顔認証システムそのものは導入されているかもしれない。
職場のあるY市では、システムは導入しているが、一見して疑いの余地がないなら顔認証システムは使わないそうだ。複数人が見て写真の人物と判断できない場合に顔認証の出番となるそうだが、そうだとすると出番はないんじゃないだろうか。
逆はありそうである。カードを取りに来たとき、たまたま顔に怪我をして包帯を巻いていたとか、機械が判断できない場合に人間が判断するというような場合だ。
(やっぱり要らない顔認証システム。要らないものを売って儲けるのではメーカーも心苦しいだろうから、他で値引きしたら良いだろうと思う。)


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