免許なく32年

reibaisensei_41.jpg 教員免許を持たずに、32年間、7700人もの生徒を指導してきたという県立高校教諭がいたと報道されていた。

前にも教員免許をもたずに教員をしていた事件があったが、今回報道されたのは、正規の教員で期間も長く、なぜこんなことが起こるのかと思わせるものだった。
報道では、件の教諭は、教職課程は履修したが、教員免許の申請手続きをしなかったのだという。

私も、教員免許に必要な単位は揃っているので、申請すれば教員免許がいただけるのだけれど、教員になるつもりがなかったし、必要になればそのとき申請すれば良いと考えていたので、免許はとっていない。

定年退職するとき、某高校の校長から、教員が不足しているので週何コマか担当してもらえませんかと打診されたけれど、免許がないからではなくて、退職後もフルタイムの嘱託で働くことになっていたので断った。


無免許が発覚したのは、教員免許更新制が導入されて、更新期にその手続きができなかったからだそうだ。
しかし、不思議なのは、教員として正式採用するときに、免許を確認しなかったという点。
履修単位に不足がなければ、教壇に立たせる前に免許をとってくるように指導すればよかっただろうし、もし何かの単位が不足しているなら、臨時免許という方法もあったのではないかと思う。正式採用見送り、そのために教員不足になるなら臨時免許という方法である。

報道では、県教委は給与返還請求とかも考えているらしいけれど、それで県教委の責任が果たされるとは思えない。むしろ、県教委のチェックの甘さが「犯罪者」を作ってしまったということではないだろうか。
どんな授業・指導をされていたのか、生徒側の評価などはわからないけれど、特に問題のある先生ではなかったのなら、給与の対価にふさわしい労働をされていたとも言えるのではないだろうか。

免許が必要な仕事というのはいろいろあるけれど、以前、ニセ医者が問題になったことがあった。そうとは知らずに多くの患者が診察を受けていて、良いお医者さんだと思っていたという声もあったそうで、ニセ医者だから、権威ぶらず、ことさら丁寧に診察していたのではとも言われていた。ブラック・ジャックも無免許医である。

昔、そのずっと昔の話として聞いたこと。
職員採用のため地方回りをしていたら、就職希望者が見つかったのだけれど、生年月日を見ると採用基準を満たしていない。学年からすれば当然基準を満たしているはずなのでおかしいと思ったら、小学校に入るときに1年(間違えてか意図的にか)、早く入学し、それがそのまま中学、高校と持ち上がってきたらしい。(中学も高校も気づいていたらしいが、知らぬ顔を決め込んだ?)
そんなことってありえるのか、という驚きの話である。(結局、1年間、何らかの形でつないだらしい。)


それにしても、件の先生、55歳までつつがなく教員生活をしてきて、あと5年で定年退職だったはず。
教員免許更新意志なしで早期退職してしまえば良かったのでは。責任感が邪魔をした?
それと、退職金や年金はどうなるんだろう。

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