国勢調査で初の人口減

l_kokusei01_mf.jpg 昨年行われた国勢調査の結果速報が発表された。

それによると、日本の総人口は、国勢調査としては初めて前回調査を下回ったそうだ。
国の速報が出る前に、都道府県での速報も出ていて、大阪府も人口減という結果で、危機感を持つ向きもあるようだ。

危機感を持つのは悪いことではないと思うが、その方向を間違えてはいけないと思う。
人口減への対応を、産めよ増やせよだと考えている人がいる。それは方向が違うだろう。

当面、人口減は止めようがないと思う。重要なことは、人口減によっていびつな年齢構成になった集団が、気持ちよく暮らせる社会へ変革することだ。
総人口が問題なのではなくて、若年層が少ないことが問題なのである。

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そもそも人口が増え続けるというのは、ロジスティック方程式からの帰結ではあるけれど、ロジスティック方程式を差分方程式として考えると、その解がロジスティック曲線(成長曲線)になるとは限らない。振動解が現れることもある。

(図は"Perios 3 implies chaos"から)


人口が増えることをアタリマエと考え、それを維持しようという発想を捨てる時期に来たと思う。
成長神話という。人口も、科学技術も、生産も、すべてが成長する。こういう世の中になったのは、人類史ではごく最近のこと、例外的な時期であるとも言われている。
そして成長があるところでないと生きられない活動の割合が大きくなったのは、当然、このためだ。

昔、オイルショック後の不景気の分析で、重工業不況は設備投資が冷え込んでいることにあるという解説を聞いたことがある。特に大阪については、東京などで通常のフローの規模が戻っても、ストックの成長に依存する重工業の割合が高いため、同じように回復することはないという話であった。


今、マイナス金利が話題だけれど、そもそも(プラスの)金利が付くということをアタリマエと考えていたことがおかしくて、良くてゼロ金利、預かってもらうのに手数料が要ると考えるほうが健康的なのかもしれない。

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