輻輳補正機構付き双眼鏡

P_20160528_232043-crop.jpg 美術鑑賞などには単眼鏡を持っていくことにしている。

愛用しているのは上のリンク先記事に書いたようにビクセンの"マルチモノキュラー 6x16"というタイプ。
小さく、軽く、明るく、最短合焦距離が短いというのが気に入っている理由。

双眼鏡には最短合焦距離がそんなに短いものはないと思っていたら、50cmという機種があることを知った。
PENTAX Papillio Ⅱ 6.5x21というもの。
双眼鏡の場合、近くを見ようとするとそのままだと光軸が対象物に合わない(輻輳)らしく、「寄り眼」にする必要があるのだそうだ。
この Papillio Ⅱはそれをやってくれ、それにより最短合焦距離50cmを実現したという。

Amazonで10,691円。
ポイントが9,237あったので、購入額は1,454円。思い切って買った。

P_20160528_231815-crop.jpg 写真の通り、ミンティアのケースと比較見てわかるように、思いのほか小さい。
(仕様では、高さ×幅×厚さ=114mm×110mm×55mm。重さは290g)

その他、この機種の数値的な説明などはネットにたくさんあるので、使用感をお伝えしようと思う。

まず、この双眼鏡はアイレリーフも15mmと比較的大きいので、メガネをしたままでも使えるかやってみた。
メガネをしたままの場合は、目当てリングを引き出さずに使うのだけれど、やはりメガネにしっかりあてて押すようにしないとさすがに厳しい。

ゴムをひっくり返すようなタイプの双眼鏡もあるけれど、こちらの目当てリングの方が使いやすいと思う。
私は普段、メガネをかけないから関係ないのだけれど、家人は最近メガネを掛けるようになったので、購入の言い訳をするには重要なポイント。


P_20160528_231926-crop.jpg 左右視力差の補正だけれど、私は左右の視力が随分違うので、これは絶対に必要である。
右眼側に補正リングが付いているのだが、これにはノッチが切られている。

無段式のものの場合、眼に押し当てていると動いてしまわないかという不安感があったりするのだけれど、この方式だとそういう心配をしなくても良い。なお、段はかなり細かいから、合わせにくいというようなことはないと思う。
使う人の気持ちを良く理解しているように思えて好印象である。


さて、もっとも重要なポイントは、50cmという最短合焦距離での見え方である。
おそらく、この双眼鏡を持っていない人は、この距離での対象物のクローズアップを見たことはないだろうから、それをお伝えする。

close-up-flower.jpg わかりやすく言うと、この双眼鏡では、世の中がクローズアップ写真のように見えるのである。

写真右はネットで拾った普通のクローズアップ写真であるが、このように対象物にピントをあわせると、他のものは当然ぼやけるわけだが、この双眼鏡でもそう見える。

短距離では焦点深度(カメラだったら被写界深度)が深くないので、こういう見え方になる。
そして、それが3Dで見えるのである。

これは思いのほか臨場感(実際、臨場しているわけだけれど)がある。
つまり写真ではなく、距離感のある像として、動きを感じるわけだ。

前に「本物の再現はできるか」の記事で、山口晃画伯の言う、眼のゆらぎのことと、静止画との差について考えたけれど、そういうものと通ずるように思う。

手近な花などを次々に見てみたくなる。

P_20160528_232254-crop.jpg この感覚は、実際に見てみないとわからないと思う。
単眼鏡でクローズアップするときとは全く違う感覚である。

昨日の記事で火星を見たことを書いたけれど、こういうものの見え方は普通の双眼鏡とそう変わらない。ネットの評価ではむしろ像が合いにくいという不評が多いようだが、私は普通の双眼鏡とそう違うとは思えなかった。


この双眼鏡は、小さく軽いので、それほど持ち歩くことが負担にはならないかもしれないが、それでも単眼鏡に比べると嵩張るわけで、それなりに気合を入れて見ようという対象がないと、そうそう使うことはないかもしれない。

さぁ、これからの美術展をチェックしなければ。

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