天皇の生前退位

2016-07-14_132851.jpg 今上陛下が生前退位の意向ということで、各紙、大きな紙面を割いている。

皇室典範には、生前退位の規定がないということで、法改正が必要という話にもなっている。

昭和天皇のときにもご譲位のことが議論された覚えがある。
長い闘病期間があって、国民からも、いいかげんお可哀そう、ご譲位はできないのかという声があったと思う。
報道では、法制局は国民世論の動向も踏まえてという趣旨が書かれていたが、おそらく大半の国民は、高齢や疾病などで退位されることに反対はないと思う。

「ラクにしてあげれば」なんて言葉の使い方を間違ったら大変だけれど。


報道では「退位後の役割や尊称、時期などを議論する必要がある。元号も変わる」という記事もあるけれど、大した問題じゃないのでは。

まず、役割なんか特に当てなくて良いだろう、というかあてちゃいかんだろう。天皇の家族として、気が向いた時に行事に出ていただければ良い。宮中参賀などで、皇室ご家族が並んで出られるが、これって法的根拠なんてないだろう。ときどき元気な姿を見せていただければありがたい、そういうことではないだろうか。

尊称って、"上皇"で何か問題があるのだろうか。歴史的にも、たとえば白河天皇⇒白河上皇でなんの違和感もない。もちろん諡号だから、通常、平成上皇などとお呼びするわけにはゆかないが、上皇さまで良いのではないか。

元号も変わるというけれど、昭和から平成へ替わるとき、みんながやきもきしたのはXデーがいつかということだったのでは。そのことを思えば、計画的に元号を変更できるのだから、むしろ混乱が小さくなって良いのではないだろうか。
上皇となっても崩御の日にはいろいろあるだろうとは思うけれど、天皇崩御よりは軽い扱いができるようになって、経費節減にもなるのでは。

生前退位でなくても、摂政の規定(昭和天皇は大正天皇の摂政もされ、摂政の宮と呼ばれていたと聞く)を使えば、ご高齢の陛下をわずらわさないようにできるという意見もあるが、海外の儀礼に出席されるとき、国家元首の扱いを受けなくなると思うけれど、それでも良いのだろうか。

いずれにせよ、法改正は必至の情勢のようだけれど、ごく簡単なもので良いと思う。
やみくもな譲位で国が混乱しないようにしようと思っているのかもしれないが、そんなことをされるはずがないだろう。皇位をめぐって骨肉の争いが起こるなんてことも、反政府勢力が皇族の誰かを担いで権力を奪取するなんてこともアリエナイでしょ。

heisei_obuchi.jpg 皇室のこととなると、伝統がどうしたとかうるさいように言うけれど、その多くは明治以降のものともいう。
宮中儀礼も、昔のものを参考にしただろうけれど、明治以降に整えられたものが多いらしい。

その一方、平安以来の伝統を無視したことも行われる。
たとえば「平成」という元号だが、平治の乱以降、縁起が悪いとして「平」ではじまる元号は避けられてきた(保元の乱の「保」も)という説がある。
本当なら伝統を無視した悪行である(保元も平治も京都の話、東京は関係ないという意思の表れ?)。

なので次の元号は「保安」ではないだろうかと思ったが、既にあった(1120-1124)。

古には、周知のとおり、生前退位などあたりまえ。本人の意志(徳川将軍を困らせるためとか)や、無理に退位させられたとか、いろいろ理由はあるけれど。それどころか、重祚した天皇もいる(皇極=斉明、孝謙=称徳。どちらも女帝)。

あとは、女御・更衣あまたさぶらひたまひけるようにすれば皇嗣問題も解決


それより、旧皇室典範(昭和22年廃止)「第11条 即位ノ礼及大嘗祭ハ京都ニ於テ之ヲ行フ」約束はどうして反故にしたんだ。

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