シン・ゴジラ

IMG_20160911_095350.jpg 久しぶりに映画を見に行った。おそまきながら「シン・ゴジラ」。

封切りから日が経っているからか、観客もそう多くはない。スクリーンもこのシネコンでは一番狭い部屋での上映になっていた。

怪獣映画というか、特撮映画というのは結構好きだから、観てみたいと思っていたけれど、それに加えて、この映画は、意外なところで話題になっている
ゴジラが日本に来襲したときの防衛行動についての法的な問題などである。
映画冒頭でも、ゴジラへの対処に、根拠法を議論するシーンが興味深く描かれていた。そのせいか、この議論自体が話題となったようだ。

ダイヤモンド誌(オンライン)には、「もしゴジラが上陸したら?現役自衛官たちが真剣に考えてみた」という記事がある。
かいつまんで記すと、

野生動物の一種であれば動物愛護法の観点から、領海内に侵入した段階で、外に追い出すことが防衛出動の目的になり、国土に侵入させないよう、領海内にいる段階で、領海外へ誘導、駆除を行うことになる。
現時点で、ゴジラは有害鳥獣指定がないので、捕獲や殺処分はもってのほか、ただし、領海内に入って火炎を放射したら、国民への危害のおそれがあるので、鳥獣保護法を準用する。
しかし、鳥獣保護法が準用されても、自衛隊が対応できるかはまた別の問題。クマ被害の場合は狩猟免許を持った人たちが地方自治体の委託を受けて出動する。自衛隊や警察は狩猟免許をもっていないから、ゴジラが表れた場合、猟友会では対応できない、警察も難しいという判断がなされてから、自衛隊の出動が検討される。


また、あの石破元防衛大臣が、自身の公式ブログで、映画のシナリオに対し、

「いくらゴジラが圧倒的な破壊力を有していても、あくまで天変地異的な現象」と指摘。自衛隊法に規定された「国または国に準ずる組織による我が国に対する急迫不正の武力攻撃」ではないとし、「害獣駆除として災害派遣で対処するのが法的には妥当」

とコメントしている。
日経ビジネスオンラインには石破氏のインタビュー記事、「シン・ゴジラは全然、リアルじゃない」「ゴジラを攻撃した戦車はどこから来たか」が載っている。
同サイトには、他にもいろいろシン・ゴジラ関連の記事がある

あと、ふと思ったのは在日米軍の動き。
映画では、日本政府の要請で米軍が出動し、高価なステルス爆撃機がゴジラの犠牲になるわけだけれど、米軍は要請なんかなくても動くと思う。むしろ、米軍が先に巨大生物の存在に気づいて、日本政府に情報提供し、日本政府がえらいこっちゃとあたふたするほうがありそうな話。(こっちのほうがリアルだけれど、これでは石原さとみばっかり目立って、長谷川博己の出番がなくなるから却下されたのかもしれない。)

福島第一原発事故に際し、直ちに飛行機を飛ばして、放射性物質の状況を観測したのは米軍である。日本国内では秘されていた放射性物質の汚染状況マップを公開したのも米軍。
ゴジラの発する放射能に対しても、米軍は直ちに行動するはずである。


ゴジラも、モスラも、ガメラも、最初は単独で現れて、人智で撃退するのだが、2作目、3作目となると、もっと凶悪な怪獣を登場させて、安易で薄っぺらな着ぐるみ相撲に化してしまう。これでは大人の鑑賞にたえないだろう。

昔、「ゴジラ対ビオランテ」だったか、企画段階では、関空をゴジラが踏み潰す予定だったのが、関空側からまだ竣工前で縁起でもないと異議があり、とりやめになったことがあったそうだ。私はこの映画を観たが、完成した映画では「関空予定地」という看板が立てられていて、やりよったなと思ったことがある。


荒唐無稽のシチュエーションで、大真面目に議論する、こういうの結構好きだ。

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