音でHDDを破壊

2016-10-28_130110.jpg 「日経コンピュータ」に驚きの記事が出ていた。

同記事によると、「ライブ会場でHDDビデオレコーダーがよく壊れる」という話があって、それを聞いたデータセンターを運営している会社の人が「音環境が精密機器に与える影響に関する考察」という論文で警告していたという。
「130デシベルの騒音レベルであれば、HDDを故障させる力を十分に秘めている」そうだ。

カードやATMが10時間使えず
消火設備の大音量でHDDが故障

2016年9月にING銀行のデータセンターで大規模障害が発生した。原因は、ガス消火設備の定期試験で発生した大音量の噴射音。サーバーのHDDが破損した。これに伴い、カードやATM、インターネットバンキングなどが使えなくなった。復旧にも手間取り、障害は約10時間に及ぶ。大音量がHDDを破壊する問題は国内外で以前から指摘されていたが現実のものとなった。

不快な音としては、普段は精神的な印象が強くて、電車の中でヘッドフォンから漏れてくるシャカシャカ音とか、人の怒鳴り声、ガラスを引っ掻く音などなどが気になるけれど、音もエネルギーを伝える波だから、当然、物理的作用がある。

大昔、「SFマガジン」に、眉唾物かもしれないが、フランス陸軍が開発中の殺人兵器(7Hzだかの超低周波音を放射する)というのが紹介されていたことも思い出す。
そういう殺人音波ではなくて、ちゃんと実用されている音響兵器もある(Wikipedia)

音を照射される側から言えば、大音量で鼓膜が破れるということも実際にあるし、声でグラスを割る(これは共振させてだけれど)こともある。

超音波メスや超音波歯ブラシというのは、ブレードやブラシを超音波域の周波数で振動させるもので、音波の物理作用とは言えない。超音波洗浄機(一時ブームになった超音波洗顔器というのもある)は、空気ではなくて水を振動させるから、こっちは音波の物理作用と言えるかもしれない。


そういえば子供の頃、マンガで実写版TVドラマもあった「少年ジェット」の主人公の必殺技は「ミラクルボイス」、子供たちがまねて「う~、や~、たぁ~」と叫んでいた。
115651787515816546.jpg DesayMiracleVoice.jpg

同じく「ミラクルボイス」といっても、ナタリー・デセイのものとは違う。


HDDが音に弱い、とまでは言えないと思うけれど、これからはデータセンター内に「静粛に!」という貼り紙が出るようになるかもしれない。
だからといって、HDDを全部SSDに換えたら、今度はEMP(電磁パルス)が恐ろしい。

ところで、この号の特集記事は「領収書よ、さらば」となっているけれど、これは白紙の領収書を出すというような時機にマッチして企画されたものではない。念のため。

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